スポーツ伝説

11月4日~8日の放送内容

【プロ野球 今永昇太投手】

 オリンピック、ワールド・ベースボール・クラシックに続く、野球の主要国際大会「世界野球プレミア12」。すでに出場が決まっている東京オリンピックに向けて、野球日本代表・侍ジャパンにとっても、負けられない戦いになります。代表メンバーも、オリンピック本番を見据えた、豪華な顔ぶれになりました。今大会のメンバーの中で、投手陣の柱として期待されているのが、横浜DeNAベイスターズの左腕エース、今永投手です。
 侍ジャパン・稲葉篤紀監督の初陣となった大会が、2017年11月に行われた「アジアプロ野球チャンピオンシップ」。この大会を、全勝優勝という最高の形で終えた侍ジャパン。とりわけ高い評価を集めたのが、当時プロ2年目の今永投手でした。台湾戦で先発登板すると、高めのつり球とスライダーを巧みに使い分け、相手打線に的を絞らせないピッチングを披露。6回を3安打無失点に抑え、18個のアウトのうち、12個を三振で奪う快投を見せたのです。今年のペナントレースでは、プロ入り初の開幕投手も経験。5月には月間4勝をマークし、初の月間MVPに選ばれました。また、オールスターゲームにも初めて選出され、自己最多の13勝をマーク。球界を代表する左投手として、堂々の侍ジャパン入りを果たした今永投手。ハマの左腕エースが、侍のエースになる日は近いかもしれません。


   
【プロ野球 松田宣浩選手】

 東京オリンピックでの金メダル獲得を至上命題に掲げる、侍ジャパン。今回の「世界野球プレミア12」は、オリンピック前に行われる最後の国際大会であり、試金石となる重要な大会です。稲葉監督が就任してからの侍ジャパンは、先を見据えて、比較的若い世代が、メンバーの中心でした。しかし、オリンピックまで1年を切り、メンバーの選考も本番モードに。10月に発表したメンバーの中には、頼れるベテランの名前がありました。福岡ソフトバンクホークス・松田選手です。
 侍ジャパン最年長となる、36歳。ワールド・ベースボール・クラシックには2013年・17年の2度出場し、いずれも準決勝で敗退。前回15年の「プレミア12」にも出場していますが、3位に終わっています。それだけに、誰よりも国際大会優勝への熱い思いを持っています。チーム最年長といっても、ソフトバンクではここ5シーズン、全試合に出場。去年・今年と2年連続で、ホームランを30本以上放つなど、そのパワーもまだまだ衰え知らずです。



【プロ野球 源田壮亮選手】

 日本プロ野球界を代表するスタープレーヤーが集う、侍ジャパン。その中で、まだ20代でありながらいぶし銀の存在感を放つのが、埼玉西武ライオンズ・不動のショート、源田選手です。稲葉監督が就任して以降、ほとんどの試合で招集されており、それだけ指揮官に信頼されている証しと言えます。
 高い守備力を誇り、毎年30盗塁以上をマークしている源田選手が侍ジャパンで期待されている役割は「守備と走塁のスペシャリスト」。限られたメンバーでやりくりをしなければならない代表チームにおいて、スタメン以外に守備固めや代走もこなせる源田選手は貴重な存在です。


 
【大相撲 御嶽海久司関】
 
 横綱・白鵬関が2日目から休場、もう1人の横綱・鶴竜関も中日から休場と、両横綱が不在となった今年9月の大相撲秋場所。代わりに主役となったのは、7場所ぶり2度目の優勝を飾った関脇・御嶽海関です。
 2017年3月の春場所で小結に復帰して以来、16場所連続で、関脇か小結の座を維持し続けている御嶽海関。 昨年7月の名古屋場所で13勝を挙げ、初優勝を飾りましたが、以来2ケタ勝利からは6場所も遠ざかっていました。大関候補と呼ばれながら、これでは昇進につながりません。常に2ケタ勝利を挙げられるようになれば、おのずと大関への道は開けると、最低10勝をノルマに、秋場所に臨んでいた御嶽海関。2度目の優勝を機に、大関獲りへの意気込みを新たにしています。
   

 
【大相撲 剣翔桃太郎関】
 
 秋場所、新入幕でいきなり活躍を見せ、両国国技館の土俵をにぎわせた剣翔関・28歳。生まれも育ちも東京・葛飾区の江戸っ子です。小学2年生の時に、地元のわんぱく相撲に出場したのをきっかけに相撲を始めました。相撲の名門・埼玉栄高校から、多くの名力士を生んでいる日本大学に進学。卒業後は、日大の1年先輩の遠藤関の後を追い、追手風部屋へ入門。2014年1月の初場所で初土俵を踏みました。
 2年後、16年初場所で新十両に昇進。ここまでは順調でしたが、十両で3年半も足踏み。長いトンネルが続きました。しかし、今年7月の名古屋場所で13勝2敗の好成績を挙げ、十両優勝。念願の幕内昇進を果たしたのです。


        
来週のスポーツ伝説は……

11/11(月) 女子バレー 栗原恵選手 
11/12(火) 女子バレー 古賀紗理那選手
11/13(水) 女子バレー 黒後愛選手  
11/14(木) 女子バレー 石川真佑選手
11/15(金) 女子バレー 中田久美選手・監督 
                       
お楽しみに!!
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