【プロ野球 山﨑康晃投手】
本拠地・横浜スタジアムで行われた今年7月17日の広島戦、3対1の2点リードで9回に登板した、横浜DeNAベイスターズの守護神・山﨑投手。広島打線を三者凡退に抑え、プロ野球史上15人目の通算150セーブを達成しました。ベイスターズでは、1997年に佐々木主浩投手が達成して以来、22年ぶり2人目。今年でプロ5年目ですが、26歳9カ月での150セーブ到達は史上最年少の快挙でした。
次なる目標は200セーブ、そして優勝を決める胴上げ投手です。
【プロ野球 中川皓太投手】
5年ぶりのペナント奪回を目指し、新たな守護神として、新外国人のライアン・クック投手を獲得した巨人。しかし4月下旬に右ヒジに違和感を訴え、早々と戦線を離脱してしまいます。原辰徳監督にとっては大きな誤算でしたが、この危機を救ったのが、東海大学の後輩でプロ4年目のサウスポー、中川投手でした。
中川投手は2015年、ドラフト7位で巨人に入団。昨シーズンの後半戦から中継ぎで頭角を現し、今シーズンは開幕から16試合連続無失点を記録するなど、安定したピッチングを披露します。クック投手が離脱した4月下旬からは抑えに抜擢され、2ケタセーブをマークしました。その後はまた中継ぎに戻り、8月に50試合登板を突破。リリーフ陣が不安だったジャイアンツ投手陣ですが、中川投手が中継ぎ・抑えにフル回転したくれたことで、巨人は首位を走り続けることができたのです。
【プロ野球 平井克典投手】
今シーズン、前半戦だけで44試合に登板し、防御率も1点台。オールスターにも初選出されるなど、今やリーグを代表する中継ぎ右腕となった、埼玉西武ライオンズの平井投手。プロ3年目の27歳で、昨シーズンは64試合に登板。チーム防御率がパ・リーグワーストだった西武の投手陣の中で、3勝1敗21ホールドという素晴らしい成績を残し、10年ぶりのリーグ優勝に貢献しました。
昨年の64試合登板でも驚異的ですが、今シーズンはその数字を8月末に超える大車輪の活躍。イニングまたぎもいとわない献身ぶりから“鉄腕 平井”とも呼ばれています。
【プロ野球 藤川球児投手】
今年6月11日、セ・パ交流戦のソフトバンク対阪神戦で、延長10回に登板した藤川投手は、この回のアウトを全て空振り三振に斬って取る素晴らしいピッチングで、通算150ホールドを達成。通算セーブ数も200を超えているため、日本のプロ野球で初めて「150セーブ・150ホールド」という大記録を成し遂げた投手となりました。
39歳を迎えても、“火の玉ストレート”の球威はまだまだ健在です。
【プロ野球 森唯斗投手】
今年、3年連続日本一を目指す福岡ソフトバンクホークス。そんな最強軍団を支える救援陣の中心にいるのが、プロ6年目の27歳・森投手です。2013年、ドラフト2位でソフトバンクに入団すると、1年目の14年から勝利の方程式の一人として活躍。主に中継ぎで58試合に登板し、リーグ制覇と日本一に貢献しました。2年目も55試合に登板して、チームは2年連続日本一に。3年目は56試合に登板。4年目の17年は、64試合に登板して33ホールドを記録。抑えピッチャーにつなぐセットアッパーとして、2年ぶりのリーグ制覇と日本一に貢献しました。
21世紀になってから、日本シリーズで3連覇を果たしたチームはありません。偉業達成は、森投手の右腕の働きに懸かっています。
来週のスポーツ伝説は……
9月16日(月) ラグビー元日本代表 吉田義人選手
9月17日(火) ラグビー元日本代表 元木由記雄選手
9月18日(水) ラグビー元日本代表 大畑大介選手
9月19日(木) ラグビー元日本代表 畠山健介選手
9月20日(金) ラグビー元日本代表 堀越正己選手
お楽しみに!!