スポーツ伝説

4月29日~5月3日の放送内容

【プロ野球 平成最強のチーム】

 セ・リーグでは、平成の過去30シーズンで最も多くリーグ優勝をしたのは、読売ジャイアンツ。藤田元司監督のもと、平成元年の1989年から2連覇したのを皮切りに、合計12回の優勝を果たしました。パ・リーグで平成の間に最も多く優勝したチームは、昨年10年ぶりのリーグ制覇を果たした埼玉西武ライオンズ。名将・森祇晶監督のもと、90年から94年まで5連覇と圧倒的な強さを誇り、その後を受けた東尾修監督監督も97年・98年と連覇。90年代だけで7回もリーグ優勝をしています。2000年以降にも4回優勝しており、優勝回数はパ・リーグでダントツの11回です。
 一方、近年の首位争いに欠かせないソフトバンクは、ダイエー時代の3回を含めて計8回のリーグ優勝。日本一の回数は、西武を上回る7回。リーグ優勝回数で平成最強なのはの巨人ですが、日本一になったのは6回ということで、日本一の回数ではソフトバンクが平成最強となります。


   
【プロ野球 平成最強のバッター・ピッチャー】

 平成の31シーズンで最も多くのヒットを打ったバッターは、2539安打を記録した金本知憲選手。広島・阪神で21年間プレー、世界記録・1492試合連続フルイニング出場し、平成トップのヒット数と平成の通算最多ホームラン数・476本を記録しました。しかしホームラン王になった回数が平成でいちばん多いのは、埼玉西武ライオンズの“おかわり君”こと、中村剛也選手の6回。2年連続ホームラン王を3度も記録しています。日米通算でみると、巨人からニューヨーク・ヤンキースに移籍した松井秀喜選手が最高で、日本では332本、メジャーで175本、合計507本で、金本選手の本数を上回っています。
 平成で最も多くの勝ち星を挙げたピッチャーは、中日ドラゴンズ・山本昌投手で214勝。50歳まで現役を続けて数々の最年長記録を塗り替え、平成だけで200勝以上を挙げたのは山本投手だけです。平成で最も多く三振を奪ったピッチャーはといえば、“ハマの番長”こと、横浜ベイスターズの三浦大輔投手。横浜ひと筋25年、平成の間に2481奪三振をマークしました。



【スキージャンプ 小林陵侑選手】

 年末年始に行われるヨーロッパ恒例のジャンプ週間。このジャンプ週間での4試合で総合優勝することは、オリンピックや世界選手権の金メダル以上の価値がある、ともいわれています。
 小林選手はこの権威あるジャンプ週間の4試合すべてに勝利し、完全優勝を成し遂げました。ジャンプ週間での日本人の総合優勝は、船木和喜選手以来、21年ぶり2人目。4戦全てに勝利する完全優勝は、世界でも史上3人目の快挙でした。


    
【スピードスケート 高木美保選手】
 
 今年3月10日、スピードスケート・ワールドカップの今季最終戦で、女子1500mに出場した高木選手は、従来の記録を1秒02更新する1分49秒83の世界新記録で優勝しました。女子で初めて、1分50秒の壁を破ることに成功したのです。
 昨年の平昌冬季オリンピックで、金・銀・銅、すべての色のメダルを手にする快挙を成し遂げた高木選手。その直後の世界選手権では日本女子初の総合優勝も達成し、日本のエースとして成長を果たしました。

 
 
【スピードスケート 新浜立也選手】
 
 スピードスケート男子は、1998年の長野大会以降、金メダリストが現れていません。それどころか、ソチ大会・平昌大会と、2大会続けてメダルにも手が届いてない状況です。そんな日本男子スピードスケート界の救世主として期待されているのが、今年3月のワールドカップの500mで、一時は世界新となる33秒83の好記録を打ち立てた新浜選手です。
 新浜選手がワールドカップに参戦したのは今シーズンが初めてでしたが、終わってみれば3勝を挙げる大活躍。また、12月の全日本スプリント選手権で初優勝を果たし、2月の世界スプリント選手権では総合2位に入るなど、まさに飛躍の1年となりました。

     
 
来週のスポーツ伝説は……

  5月 6日(月) フィギュア 紀平梨花選手
  5月 7日(火) バスケットボール Bリーグ初代王者
  5月 8日(水) バスケットボール Bリーグファイナル 2017−18シーズン
  5月 9日(木) 大 相 撲 逸ノ城駿関
  5月10日(金) 大 相 撲 友風勇太関
                       
                        お楽しみに!!
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