スポーツ伝説

9月2日~6日の放送内容

【競泳 松元克央選手】

 今年7月の水泳・世界選手権で、日本人初の快挙が生まれました。22歳の松元選手が、男子200m自由形で1分45秒22の日本新記録を叩き出し、銀メダルに輝いたのです。
 オリンピック・世界選手権を通じ、日本選手が200m自由形でメダリストになったのは、史上初めてのことでした。


   
【アーティスティック・スイミング 乾友紀子選手】

 競技名が変わっただけでなく、日本代表の中でも新たな変化が生まれたアーティスティック・スイミング。今回の世界選手権では、これまで日本が得意としてこなかったソロ種目で2つのメダルを獲得しました。
快挙の立役者は、日本のエース・乾選手。世界選手権のソロでは過去、5位、5位、4位と、いつもメダルまであと一歩届かずずっと悔しい思いを味わってきましたが、大会2日目、ソロ・テクニカルルーティン決勝で銅メダルを獲得。さらにその4日後、ソロ・フリールーティン決勝でも銅メダルに輝きます。この種目での日本勢のメダル獲得は史上初の快挙でした。



【飛び込み 寺内健選手・坂井丞選手】

 今年7月、韓国で開催された水泳の世界選手権・男子シンクロ板飛込で、日本の寺内選手と、坂井選手のペアが決勝に進出。見事7位入賞を果たし、個人全競技を通じて東京オリンピックの日本代表内定第1号となりました。
 坂井選手は、リオ大会に続いて2度目の出場。一方、寺内選手は、日本人最多タイとなる通算6度目の夏のオリンピック出場となります。


    
【大相撲 照強翔輝関】
 
 身長169㎝、体重116kgの小兵力士ながら、手のひらに山盛りの塩をまくパフォーマンスと、多彩な技で館内を沸かせている照強関。中学卒業と同時に大相撲に入った叩き上げの力士で、体格差を埋めるため、1日100番の猛稽古で番付を上げてきました。
 今年7月の名古屋場所では、西前頭16枚目で初日から快調に5連勝。一時は両横綱、鶴竜関・白鵬関と優勝を争い、最終的に12勝3敗という素晴らしい成績を残して自身初の三賞となる敢闘賞を受賞しました。名古屋場所の活躍で番付が大きく上がった照強関は、さらに上を目指します。


 
【大相撲 炎鵬晃関】
 
 小兵力士ながら多彩な技とスピードで巨漢の力士を倒し、“令和の牛若丸”とも呼ばれている炎鵬関。5月に行われた計量では、身長168㎝、体重99kg。7月の名古屋場所では幕内唯一、体重100kg以下の最軽量力士でした。大学卒業を控えた2017年初場所前、見学に訪れた宮城野部屋で、横綱・白鵬関に誘われて入門を決意。さらに横綱の内弟子にスカウトされ、炎鵬と命名されました。
 新弟子時代から横綱の胸を借りて稽古を積み重ね、今年5月の夏場所、待望の新入幕を果たします。順調に白星を重ね、9日目を終えて7勝2敗。勝ち越しに王手を掛けましたが、ここからまさかの足踏み。14日目に、ようやく悲願の幕内初の勝ち越しを果たしたのです。さらに千秋楽も勝って、9勝6敗で初の技能賞も獲得。“令和の牛若丸”の今後に注目です。


        
来週のスポーツ伝説は……

 9月9日(月) プロ野球 山﨑康晃投手
 9月10日(火) プロ野球 中川皓太投手
 9月11日(水) プロ野球 平井克典投手
 9月12日(木) プロ野球 藤川球児投手
 9月13日(金) プロ野球 森唯斗投手
                       
                        お楽しみに!!
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