【サッカー 堂安律選手】
サッカー日本代表の新たな指揮官・森保一監督が将来のエースとして大きな期待を寄せる堂安選手は、20歳。2015年、クラブ史上最年少の16歳344日でJ1デビューすると、更なる飛躍を求めて昨年6月、オランダ1部リーグのFCフローニンゲンに期限付きで移籍しました。すると移籍1年目から、リーグ戦29試合に出場し、9ゴールをマーク。サポーターが選ぶMVPにも選出され、今年4月に完全移籍を果たします。8月に開幕した2年目の今シーズンも開幕戦でゴールを決めるなど、好調をキープ。この活躍を買われて、初のA代表入りを果たしました。
A代表デビュー戦となる、先月の国際親善試合・コスタリカ戦は無得点に終わりましたが、存在感を示した堂安選手。今後の日本代表にとって楽しみな存在となりそうです。
【サッカー 久保建英選手】
幼い頃からサッカーの天才少年と呼ばれていた久保選手は、2011年、10歳でスペインの世界的ビッグクラブ、FCバルセロナの下部組織に入団。俊敏さと卓越したボールコントールでチームの中心選手として活躍し、12歳以下の「地中海カップ」では、大会得点王とMVPに輝くなど、“和製メッシ”と呼ばれて将来を嘱望される存在になりました。しかし、バルセロナの18歳未満の外国人選手獲得・登録違反が発覚し、その余波で試合に出られなくなってしまった久保選手は、15年に無念の退団。日本に帰国し、FC東京の下部組織に加入しました。そして昨年11月、16歳の若さでFC東京とプロ契約を結び、高校生ながらJ1デビューを果たします。
即戦力として期待された久保選手ですが、さすがにトップリーグの壁は厚く、ベンチ外となる試合も増えました。そこで自身の強みを徹底的に磨くため、より多くの出場機会を求めて、今年8月に横浜F・マリノスへ期限付きで移籍。さっそく存在感を発揮しています。
【サッカー 菅原由勢選手】
名古屋グランパスの菅原選手は、いま大きな期待を寄せられている若手ディフェンダー。今年2月のJ1開幕戦では、まだ高校2年生ながらスタメンに抜擢され、センターバックとしてフル出場。随所で好プレーを披露して、名古屋の逆転勝利に貢献しました。
17歳7ヵ月でのJ1開幕戦・先発出場は、ガンバ大阪時代の稲本潤一選手の最年少記録、17歳6ヵ月に次ぐ歴代2位の記録で、ディフェンダーとしては最年少の快挙でした。
【サッカー 伊藤洋輝選手】
若手世代でボランチとして期待されている、ジュビロ磐田のレフティ・伊藤選手。恵まれた体格と得意の左足から繰り出す正確なキック、そして広い視野が持ち味で、小学4年生でブラジルの名門クラブ、サントスFCの下部組織のセレクションに合格したほどです。ジュビロ磐田には、ジュニアユースの選手として入団。その後ユースチームに昇格。高校3年生だった昨年にプロ契約を結び、以降トップチームに同行しています。
そんな日本代表の将来を担う大型ボランチの成長を支えているのは、ジュビロ磐田が誇る2人のレフティの存在。ひとりは、名波浩監督。もうひとりは、元日本代表の背番号10・中村俊輔選手です。日本サッカー界が誇る伝説のレフティ2人から直接指導を受けた若きレフティの、今後の活躍に期待です。
【サッカー 小川航基選手】
小川選手は、「東京オリンピック世代の最強ストライカー」と呼ばれている期待の若手フォワードです。2016年にジュビロ磐田に入団すると、かつてジュビロで活躍したストライカー・前田遼一選手の背番号18を託されました。プロ1年目の16年は、19歳以下のアジア選手権 準々決勝で2得点を決めてチームをベスト4に導き、20歳以下のワールドカップ出場権獲得に貢献しました。この世代のワールドカップに出場するのは、実に10年ぶり。鬼門ともいえた厚い壁を、小川選手のゴールがこじ開けたのです。そのアジア選手権では、この世代初のアジアチャンピオンの快挙を達成。17年には、4月のカップ戦でプロ初ゴール。さらに、ハットトリックも達成しています。
しかしその翌月、絶好調のまま迎えた20歳以下のワールドカップで負傷。そのシーズンを棒に振る悔しさを味わうことになりました。それから1年以上が経ち、ジュビロ磐田でも、年代別代表チームでもゲーム復帰を果たした小川選手ですが、まだまだ本来の状態には戻れていません。この挫折をバネに、世代最強ストライカーの座を取り戻せるのか。注目です。
来週のスポーツ伝説は……
10月15日(月) プロ野球 近藤一樹投手
10月16日(火) プロ野球 桑原謙太朗投手
10月17日(水) プロ野球 山田修義投手
10月18日(木) 社会人野球 細山田武史選手
10月19日(金) 大リーグ ホセ・アルトゥーベ選手
お楽しみに!!