スポーツ伝説

3月18日~22日の放送内容

【MLB 菊池雄星投手】

 埼玉西武ライオンズから昨年オフ、ポスティングシステムによってシアトル・マリナーズに移籍。かねてからの夢だったメジャー移籍をついに実現させた菊池投手。入団会見では、同じマリナーズに所属する憧れの人・イチロー選手への思いを熱く語りました。
 イチロー選手は昨シーズン途中からマリナーズの会長付特別補佐に就任し、試合には出場しませんでしたが、今年の開幕前にマリナーズとマイナー契約。アリゾナキャンプに招待選手として参加したイチロー選手は、3月2日に菊池投手が先発したオープン戦に7番・ライトで出場。菊池選手の夢が叶った瞬間でした。

   

【サッカー 塩谷司選手】

 UAEの強豪クラブ、アル・アインでプレーする塩谷選手は昨年12月、サッカーのクラブ世界一を決める大会、FIFAクラブワールドカップに開催国枠で出場すると、ディフェンダー登録でありながら、世界の強豪相手に2得点の大活躍。チームを準優勝に導き、その名を世界に示しました。
 この大会から2週間後、塩谷選手はアジアカップに挑む日本代表に、負傷した選手の代役として急きょ追加招集されました。グループステージでは豪快なミドルシュートを決め、代表初ゴール。決勝戦でも先発出場を果たし、日本を攻守両面にわたって支えました。30歳とはいえ、サッカー人生はまだまだこれから。アラサー世代に勇気を与える存在です。



【サッカー 冨安健洋選手】

 アジアカップで2大会ぶりの優勝を目指したものの、決勝でカタールに敗れ、準優勝に終わったサッカー日本代表。ただ、ベテラン頼みだった去年のロシアワールドカップから一転、若手選手の活躍が光ったことは明るい材料でした。その象徴が、ボランチとセンターバックで7試合すべてに出場した冨安選手です。キャプテン・吉田麻也選手と組んだセンターバックの守備は高く評価され、「アジアカップ最大の収穫」と評するメディアもありました。
 188㎝、78kgという恵まれた体格を活かした守備と、相手の攻撃陣と1対1になったときの強さ、両足から繰り出す最終ラインからの正確なパスが持ち味の冨安選手。アジアカップでのプレーは「確実にアジアナンバーワンのディフェンダーになれる」と、海外メディアにも高く評価されました。

  
  
【高校野球 奥川恭伸投手・山瀬慎之助選手】
 
 高校野球の名門として知られる、石川県の星稜高校。松井秀喜選手をはじめ名だたるスター選手を輩出してきましたが、実は春・夏とも、甲子園での優勝経験はありません。それだけに、「平成最後の甲子園で、是が非でも初優勝を」と、今年の春のセンバツには並々ならぬ意気込みを見せています。そんなチームを牽引してきたのが、最速150キロを誇るエースの奥川投手と、キャプテンで正捕手を務める山瀬選手のバッテリーです。
 二人は小学4年生の時からバッテリーを組んでおり、中学3年生の時に軟式野球部で全国制覇を達成。「高校でも一緒に頂点を味わおう」と、共に名門・星稜野球部の門を叩きました。高校でも着実に成長を遂げた二人は、昨年の春の選抜で甲子園デビュー。2年生バッテリーとして星稜に23年ぶりのセンバツ勝利をもたらしたのです。昨年のセンバツは、ベスト8で涙をのんだ星稜高校。今年こそ、大先輩・松井秀喜さんもなし得なかった悲願の全国制覇を目指します。

 
 
【高校野球 富岡西高校】
 
 春のセンバツならではのシステム「21世紀枠」。困難な練習環境の克服や地域への貢献など、野球以外の要素も基に選考され、3校に甲子園の切符が与えられます。
 今年選ばれた3校は、茨城県の石岡第一高校・熊本県の熊本西高校。そして創部120年目で初の甲子園出場を決めた、徳島県の富岡西高校です。富岡西高校は過去2度、21世紀枠の候補に選ばれながら落選。届きそうで届かなかった甲子園出場を、3度目の正直で決めました。


 
来週のスポーツ伝説は……

  3月25日(月) 高校野球 松井栄造選手
  3月26日(火) 高校野球 上甲正典監督
  3月27日(水) プロ野球 ブランドン・レアード選手
  3月28日(木) プロ野球 長野久義選手
  3月29日(金) プロ野球 平成最初の開幕戦
                       
                        お楽しみに!!
BACK
NEXT