スポーツ伝説

8月27日~31日の放送内容

【テニス 杉田祐一選手】

 杉田選手は2016年に初めて世界トップ100入りを果たすと、昨年7月に日本人男子としては、松岡修造選手・錦織圭選手以来、史上3人目となるツアー優勝を達成。その翌週に行われたウィンブルドン1回戦では、キャリア12年目にして初の4大大会勝利を挙げ、さらに翌月の全米オープンでも初勝利と、昨年は大きな飛躍の歳となりました。
 昨年の世界ランキングは、最高36位まで上昇。この順位は錦織選手に次ぐ、日本男子・歴代2位の記録でした。


     
【プロ野球 坂口智隆選手】

 今年でプロ16年目。ヤクルトに移籍して3シーズン目となる坂口選手は、“グッチ”の愛称で親しまれています。故障による成績低迷で、近鉄時代も含めて13年間所属したオリックス・バファローズを、2015年限りで自由契約となった坂口選手。そこへ声を掛けたのが、外野手の補強を目指していたヤクルトでした。移籍1年目の16年は、5年ぶりに規定打席に到達。155安打を放つ活躍を見せました。移籍2年目の昨年も、主力に離脱が相次ぐ中、1年目と同じ155安打をマーク。この働きが評価され、昨年オフの契約更改で5年ぶりに1億円プレーヤーへ復帰しました。
 今年、メジャーリーグから青木宣親選手が復帰して外野のレギュラー争いが厳しくなると、ファーストの守備に挑戦。不慣れな一塁守備も持ち前のセンスでこなし、8月に入った時点でも、3割以上の打率をキープしています。打順も、上位・中軸・下位と、チーム状況に応じてこなす坂口選手は、いつも故障者の多いヤクルトにとって、もはや欠かせない存在になっています。
 

   
【プロ野球 松山竜平選手】

 今年でプロ11年目の広島東洋カープ・松山選手は、非凡なバッティングの才能を持ちながら、これまで一度も規定打席に達したことがありません。
 しかし昨シーズンは、代打とスタメン両方で活躍し、37年ぶりとなる広島のリーグ連覇に貢献。8月後半からケガで離脱した主砲・鈴木誠也選手の代役で4番を務め、9月以降は打率4割以上を記録。その穴をみごとに埋めました。規定打席には到達しませんでしたが、打率3割2分6厘、14本塁打、77打点と、どれも自身最高の成績を残しました。

  
    
【プロ野球 井上晴哉選手】
 
 今シーズンから指揮をとる井口資仁監督のもと、
 2年ぶりのクライマックスシリーズ進出を目指す、千葉ロッテマリーンズ。シーズン序盤からケガ人が絶えない中、バットでチームを盛り立てているのが、主砲の井上選手です。今シーズンは4年ぶりに開幕4番を務め、開幕2戦目に2打席連続ホームランを放って、井口監督に初勝利をプレゼント。このときお立ち台で、春男からの脱皮を宣言しました。
 実は昨年までは、井上選手は自他ともに認める“春男”だったのです。春先は猛打を振るうものの、徐々に調子を落としてシーズンの大半は二軍暮らし、というパターンを繰り返した井上選手。しかし今シーズンは5月以降も好調を維持し、6月には12試合連続安打を記録。過去4年での通算ホームラン数はわずか4本だったにもかかわらず、今年は前半戦だけで16本もホームランを放つなど、宣言通りに“春男”を返上してみせました。

 
 
【プロ野球 西川遥輝選手】
 
 投打の柱だった二刀流・大谷選手がメジャーに移籍し、シーズン前の下馬評は高くなかった今シーズンの北海道日本ハムファイターズ。しかし前半戦を2位でターンすると、クライマックシリーズ進出はおろか、優勝をも狙える位置に付けています。そんな好調のチームを持ち前の俊足で牽引しているのが、西川選手です。
 今年、チームが実施した「彼氏にしたい選手No.1決定戦」で優勝するなど、ルックスでも注目の西川選手ですが、選手としての売りは、やはり「足」。昨シーズンは自身2度目の盗塁王を獲得しましたが、今シーズンもそのタイトルを争っています。西川選手の強みは、とにかく盗塁の失敗が少ないこと。今年6月、史上75人目の通算200盗塁をマークしましたが、その時点での盗塁成功率は、驚異の8割6分6厘。200盗塁以上した選手のなかでは、断然の歴代トップの数字でした。それでも西川選手は、もっと成功率は上げられる」と、更に高い目標を掲げています。


   
来週のスポーツ伝説は……

  9月3日(月) プロ野球 伊藤光選手
  9月4日(火) プロ野球 岡大海選手
  9月5日(水) サッカー 森保一日本代表監督
  9月6日(木) 大 相 撲 御嶽海久司関
  9月7日(金) 大 相 撲 豊山亮太関

                       お楽しみに!!
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