スポーツ伝説

10月5日~9日までの放送内容

【プロ野球 リバン・モイネロ投手】

 守護神へとつなぐ8回のマウンドを任されることが多いことから、福岡ソフトバンクホークスの“8回の男”と呼ばれるキューバ出身のサウスポー、モイネロ投手。今シーズンは折り返しを過ぎた8月末の時点で、12球団最多の32試合に登板し24ホールドを記録しています。モイネロ投手の持ち味はなんといっても、奪三振の驚異的な多さ。8月末の時点で、投球回数の31イニングに対し、三振の数はその倍近い58奪三振でした。奪三振数のベストテンは、投球回数の多い先発投手が名を連ねる中、モイネロ投手は救援投手で唯一ランクイン。強烈な存在感を放っています。
 2017年、WBCキューバ代表に名を連ねたモイネロ投手は、この年5月に来日し育成選手としてソフトバンクと契約。実戦デビューの練習試合で151キロの速球を投げるなど実力を見せて、わずか1ヵ月で支配下登録を勝ち取りました。来日1年目は、シーズン途中からの加入にもかかわらず、4勝3敗15ホールド、防御率2・52の好成績を残し、2年ぶりの日本一奪回に貢献。以後も勝利の方程式の一角を担い、来日3年目の昨シーズンは60試合に登板。防御率1・52で、チームトップの34ホールドを挙げ、ソフトバンクの3年連続日本一に大きく貢献したモイネロ投手。“日本一請負人”として、4年連続日本一を狙います。

   

【プロ野球 張奕投手】

 巨人・陽岱鋼選手のいとこでもあるオリックスバファローズの張投手。高校は陽選手と同じ強豪校・福岡第一高校に入学し、外野手兼ピッチャーとして活躍。その後、日本経済大学では強肩強打の外野手として評価を高め、2016年の育成ドラフト1位で、オリックスに指名されました。一軍の試合には出られない育成選手として、プロ野球生活をスタートさせた張選手。1年目の17年は2軍で59試合に出場して打率0割9分1厘と、いきなりプロの壁に直面します。2年目も開幕から15試合ノーヒット。この時、コーチからピッチャーをやってみないかと勧められ、試しにブルペンで投げたところ、いきなり145キロを計測。シーズン中に異例のピッチャー挑戦で、ウエスタンリーグの公式戦に5試合登板。わずか5イニングながら防御率1.80と、その片鱗を見せました。
 19年、ポジション登録を外野手から投手へ変更すると、持ち前の強肩ですぐに球速は150キロを超えました。課題のコントロールや変化球の精度も磨き、ピッチャー挑戦から約1年後の昨年5月、一軍の試合に出場できる支配下登録を勝ち取ります。昨シーズンは一軍で8試合に投げて2勝をマークした張投手。オフには世界野球プレミア12の台湾代表で2勝を挙げ、大会ベストナイン・最優秀防御率・最高勝率投手の3冠に輝く活躍ぶりで、その名を世界にアピールしました。



【プロ野球 増田大輝選手】

 徳島県出身の巨人・増田選手は、プロを目指して近畿大学に進学するも、2年生の時に中退。地元に戻ってとび職の仕事に就きました。平日は建設現場で働き、週末は草野球という日々を過ごす内、もう一度プロ野球選手を目指そうと決意。独立リーグの徳島インディゴソックスに入団し、2年間プレーしました。そこでスカウトの目にとまり、2015年の育成ドラフト1位で巨人に入団。すでに妻子のある身でしたが、野球に専念するため、単身上京して球団の寮に。練習に打ち込み、17年7月についに支配下登録を勝ち取りました。
 昨年4月には、初めて一軍に昇格。おもに代走と守備要員して75試合に出場し、チームトップの15盗塁を記録した増田選手。活躍の秘密は、試合後に必ずつけるという“野球ノート”です。その日の試合で対戦した投手のデータを細かく書き残し、自身の反省点も記していった増田選手。いつでもベストを尽くせるよう、準備を怠らない姿勢を高く評価していたのが、原辰徳監督でした。8月6日に甲子園球場で行われた阪神対巨人戦では、大差の場面で野手ながらピッチャーとしてマウンドへ。実は、増田選手の肩の強さに注目していた原監督は、かねてから準備をさせていたのです。常に備えを怠らない増田選手の姿勢が、大胆な起用を可能にしたのでした。



【プロ野球 田中豊樹投手】
 
 田中投手は、2015年のドラフト会議で北海道日本ハムファイターズから5位指名を受け入団。日本ハムでは4年間で31試合に登板し、通算成績は0勝0敗4ホールド。昨シーズンは二軍で31試合に登板しましたが、一軍登板の機会はなく、オフに戦力外通告を受けます。その後、12球団合同トライアウトを受けて巨人に育成選手として入団。今シーズンは二軍でスタート、クローザーとしての役割を任されていました。
 支配下登録に伴い、田中投手の背番号は3ケタから2ケタに変更。新しい背番号は、かつて上原浩治投手・菅野智之投手らがつけていた『19番』でした。原監督は、育成選手とはいえ経験は持っている投手と高く評価したのです。その期待に応え、8月19日に東京ドームで行われた阪神戦では、3回から田中投手が緊急登板。2イニングを無失点で切り抜け、プロ5年目で待望の初勝利を挙げました。

  

来週のスポーツ伝説は……

10/12(月) 視覚障害者柔道 廣瀬順子選手
10/13(火) 視覚障害者柔道 正木健人選手
10/14(水) パラ競泳 秋山里奈選手
10/15(木) パラ競泳 成田真由美選手
10/16(金) パラ競泳 河合純一選手
                       
お楽しみに!!
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