スポーツ伝説

2月25日~3月1日の放送内容

【サッカー ダビド・ビジャ選手】

 ここ数年、世界的な超大物選手の加入で沸くJリーグ。その話題の中心地ともいえるのが、ヴィッセル神戸です。2017年に元ドイツ代表のルーカス・ポドルスキ選手、昨年はFCバルセロナからイニエスタ選手が加入。そして今シーズンは、イニエスタ選手と同じ元バルセロナで、スペイン代表の歴代最多得点記録・59ゴールの実績を持つストライカー、ビジャ選手が加入しました。
 ビジャ選手といえば、ユーロ2008と2010年のワールドカップ南アフリカ大会で、ともに得点王に輝き、両大会の優勝に貢献。“無敵艦隊”といわれながらここ一番で勝てなかったスペインを、名実ともに世界一へと押し上げました。

   

【プロ野球 五十嵐亮太投手】

 元メジャーリーガーの五十嵐投手は、日本球界では通算777試合、日米通算では860試合に登板。昨年、福岡ソフトバンクホークスを戦力外になり、プロ22年目の今シーズンから新天地に選んだのが、古巣・東京ヤクルトスワローズでした。
 1998年にヤクルトに入団。剛速球を武器に中継ぎや抑えとして、石井弘寿投手と共に“ロケットボーイズ”の愛称で活躍した五十嵐投手。背番号は、前に在籍していたときと同じ53番。初心に帰って復活を目指す“ロケットボーイ”が、4年ぶりのペナント奪回に向けてチームを引っ張ります。



【プロ野球 由規投手】

 背番号123、年俸340万円で東北楽天ゴールデンイーグルスの育成選手として再スタートを切ることになった由規投手。仙台育英高校のエースとして活躍し、ドラフトでは地元の楽天はじめ、5球団が指名。ヤクルトが交渉権を引き当て、2008年から11シーズン在籍しました。しかし肩を痛めるなど故障に泣かされ、12年から丸4年間は一軍登板なし。それでも16年、5年ぶりの一軍復帰を果たして久々の白星も挙げましたが、昨年6月に肩の痛みが再発。ついに戦力外となったのです。
 ヤクルトからは。引退後のポストも用意されましたが、本人は現役続行を希望。救いの手を差し伸べたのが、かつて由規投手をドラフト1位指名した楽天でした。楽天の今シーズンのスローガンは『RESTART!日本一の東北へ』。由規投手にとっても、今年は再出発の年となります。
  
  
  
【プロ野球 岩隈久志投手】
 
 4年ぶりに指揮をとることになった原辰徳監督のもと、5年ぶりの優勝を目指すジャイアンツ。このオフは、ペナント奪還のために次々と大物選手との契約をまとめ、各ポジションで競争が激化しています。そんな大型補強選手の中で、先発の一角を担ってほしいと期待されているのが、8年ぶりに日本球界へ復帰した岩隈投手です。
 近鉄バファローズ時代の2004年、15勝を挙げて最多勝のタイトルを獲得すると、東北楽天ゴールデンイーグルス時代の08年には21勝を挙げ、最多勝をはじめ投手関連の主なタイトルを独占。12年からメジャーリーグ、シアトル・マリナーズに移籍し、15年にはノーヒットノーランを達成しました。そんな岩隈投手が日本復帰にあたって選んだ新天地は、生まれ故郷の東京を本拠地とする巨人。原監督とは、09年の第2回ワールド・ベースボール・クラシックでともに世界一を達成した間柄です。それだけに、原監督からの信頼度は抜群。チームの優勝と自身の日米通算200勝の金字塔を目指し、岩隈選手の新シーズンが始まります。。

 
 
【プロ野球 金子弌大投手】
 
 開幕投手に指名されるのは、ピッチャーにとっての名誉。その開幕投手を6度も務めた金子投手が、今年は新天地に活路を見出し、復活を目指しています。オリックス時代、2010年と14年に最多勝のタイトルを獲得。14年は最優秀防御率のタイトルにも輝き、リーグMVPと沢村賞も受賞。パ・リーグを代表するエースでした。
 しかし、昨シーズンは4勝7敗と大ブレーキ。成績不振に加えて、35歳という年齢も影響し、シーズン終了後にオリックスから提示された年俸は、野球協約で定められた40%の減額制限を大きく超える額でした。金子投手は自由契約を選択し、日本ハムへの移籍を決断したのです。入団会見の席では「35歳のルーキーの気持ち。また一からやってやるぞと。新たな金子弌大をプロ野球ファン、そして北海道のファイターズファンの皆さんに見せていきたい」と熱く抱負を語りました。
  
 

来週のスポーツ伝説は……

  3月4日(月) 女子テニス 大坂なおみ選手
  3月5日(火) プロ野球  田中和基選手
  3月6日(水) プロ野球  岡本和真選手
  3月7日(木) 大相撲   玉鷲一朗関
  3月8日(金) 大相撲   錦木徹也関
                       
お楽しみに!!
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