スポーツ伝説

6月4日~8日の放送内容

【プロ野球 ソイロ・アルモンテ選手】

 中日の新外国人・アルモンテ選手は、ドミニカ共和国出身。左右両打ちのスイッチヒッターで、開幕から高い打率をマークし、チームの得点力アップに大きく貢献しています。昨年ホームラン王のタイトルを獲得した主砲アレックス・ゲレーロ選手が、今シーズンから巨人に移籍してしまった中日ですが、首位打者争いにも加わり、その穴を十分に埋める大活躍を見せています。
 そのアルモンテ選手のトレードマークが、こめかみから喉のあたりまでを覆い隠す長いアゴヒゲ。昨年まで2年間、メキシカンリーグでプレーしていた際、ヒゲを剃らずにずっと伸ばし続けたところ、バッティングが絶好調に。以来、伸ばし続けることを決意しました。ファンの人気も急上昇。頼れるアルモンテ選手のヒゲ同様、チームの成績もグングン伸びていくことを、ファンは期待しています。


   
【プロ野球 近藤健介選手】

 昨シーズン、シーズン打率4割という未開の領域に近づいた選手といえば、北海道日本ハムファイターズの近藤選手です。プロ6年目の昨シーズン前半、驚異的なペースでヒットを量産。“安打製造機”と呼ばれた張本勲さんが作った球団記録、「出場46試合目での打率4割超え」を更新。出場50試合の時点で、打率4割7厘のハイアベレージをマークしました。ところが太ももの故障と椎間板ヘルニアの手術のため、シーズン途中で戦線離脱。プロ野球初の4割打者誕生は幻となりました。それでも、シーズン終盤には戦列に復帰し、最後の7試合で17打数8安打の固め打ちを見せた近藤選手。最終的に57試合に出場して、打率は4割1分3厘。規定打席にこそ達しませんでしたが、次のシーズンこそと、ファンの期待は大いに高まりました。
 打率4割への再挑戦となった今シーズン。開幕から17試合連続出塁を記録するなど、近藤選手のバットは昨年同様、快音をひびかせています。   

   

【プロ野球 岡本和真選手】

 今シーズン、オープン戦から目覚ましい活躍を見せ、ついにレギュラーの座を確保したのが、巨人の岡本選手です。2014年、ドラフト1位で巨人に入団。将来の4番候補として期待されていましたが、ポジションのサードには元・ホームラン王の村田修一選手が立ち塞がり、レギュラーを奪うどころか、一軍に定着することもできませんでした。過去3年間、一軍で打ったホームランはたった1本。このままで終わるわけにはいかないと、岡本選手は昨年秋のキャンプから「1日1500回のスイング」をノルマに設定しました。
 その結果、退団した村田選手の背番号「25番」を受け継いだ今シーズンは、チームの顔・阿部慎之助選手とポジションを争った末、見事「6番・ファースト」で開幕スタメンに名を連ねたのです。
 
  
  
【プロ野球 鈴木博志投手】
 
 昨年のドラフトで中日ドラゴンズから1位指名を受けたのが、社会人野球・ヤマハ所属の剛速球右腕、鈴木投手です。結果的にはハズレ1位となりましたが、森監督は「自分の中で決めていた選手を獲れた」と大満足でした。入団の際、球団側はドラゴンズのエースナンバー「20番」など、1位にふさわしい背番号を提示しましたが、鈴木投手が希望したのは「46番」。中日では過去、ほとんど活躍した選手がいない番号ですが、鈴木投手にとっては憧れのピッチャーの背番号でした。そのピッチャーとは、先月、29歳の若さで通算300セーブを達成したボストン・レッドソックスのクレイグ・キンブレル投手。キンブレル投手のように、いずれはドラゴンズの絶対的守護神になりたい、という強い思いが、鈴木投手に46番を選ばせたのです。
 抑えにつなぐセットアッパーとして、新人記録にあと1試合と迫る、開幕9試合連続無失点を記録するなど、今や勝ちパターンの投手リレーに欠かせない存在となった鈴木投手。これまで一軍半の選手がつけるイメージがあった「46番」を、“抑えのエース”の番号にすべく燃えています。


   
【プロ野球 京山将弥投手】
 
 昨シーズン、リーグ3位ながらクライマックスシリーズを勝ち上がり、日本シリーズ出場を果たした横浜DeNAベイスターズ。20年ぶりのリーグ優勝を目指す今シーズン、開幕から目覚ましい活躍を見せたのが、プロ2年目の京山投手です。
 ルーキーイヤーだった昨シーズンの一軍登板はゼロでしたが、今シーズンは、東京ヤクルトスワローズとの開幕3戦目で先発投手に大抜擢。140キロ台中盤のストレートに加えて、カットボールやスライダーなどキレのある変化球が冴え、5回1失点の好投を見せてプロ初勝利をマーク。開幕2連敗を喫したチームに今シーズン初白星をもたらしました。10代の投手が開幕カードで初登板・初先発・初勝利を挙げたのは、球団史上初めてのことです。京山投手の快進撃はさらに続き、デビュー戦から3戦3勝。来月20歳になる新星が、どこまで白星を積み上げることができるのか。注目です。


   
来週のスポーツ伝説は……

  6月11日(月) プロ野球 東克樹選手
  6月12日(火) サッカー ハメス・ロドリゲス選手
  6月13日(水) サッカー サディオ・マネ選手
  6月14日(木) サッカー ロベルト・レバンドフスキ選手
  6月15日(金) サッカー ネイマール選手

                       お楽しみに!!
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