【プロ野球 小園海斗選手】
今シーズン、リーグ4連覇を目指す広島カープの期待のドラフト1位ルーキー・小園選手。50m走5秒8の俊足、勝負強いバッティング、遠投110mの強肩と、走攻守・三拍子揃ったアマチュアNo.1 ショートとの評価で、昨年秋のドラフトでは、4球団が競合しました。
先月、600人のファンの前で行われた入団会見で掲げた目標は、新人王とトリプルスリー。機動力野球を特徴とする広島カープは、俊足巧打が自慢の小園選手にとってうってつけのチームです。目標達成へ向けて、プロ野球人生がいよいよ幕を開けます。
【プロ野球 松本航投手】
西武のドラフト1位ルーキー・松本投手は、最速155キロのストレートを武器に、日本体育大学のエースとして活躍。首都大学リーグでは、巨人の菅野智之投手以来となる「通算30勝・300奪三振」をマークしました。大学ナンバーワン投手と呼ばれ、昨年のドラフト会議で、西武が単独1位指名。球種は、カットボール、スライダー、カーブ、スプリットと多彩な変化球を持っていますが、最大の武器は力のあるストレートです。
昨年リーグ優勝したものの、防御率はリーグワーストだった西武の救世主になれるのか。ルーキー右腕が連覇のカギを握っています。
【プロ野球 近本光司選手】
身長170㎝と小柄な体ながら、将来性を見込まれ阪神に1位指名された近本外野手。社会人野球出身で、地元・大阪ガスから入団。昨年7月の都市対抗野球では、5番打者として打率5割2分4厘と大当たり。チームを初優勝に導き、首位打者と、MVPにあたる橋戸賞に輝きました。また、ジャカルタ・アジア大会の日本代表に選ばれ、準優勝に貢献。社会人ナンバーワン野手と評された安打製造機です。
近本選手の武器は、足と小さな体ながらスタンドまで軽々と飛ばすパンチ力。その飛距離を生み出すのが、一本足打法です。一本足打法を小さな体でできるのは、体幹が人一倍強い証拠。若手が伸び悩んでいる阪神の外野陣において、近本選手はレギュラー候補であると同時に、チームに競争力を植え付ける存在として、首脳陣も大きな期待を寄せています。
【プロ野球 辰己涼介選手】
昨シーズン、パ・リーグ最下位に沈んだ、東北楽天ゴールデンイーグルス。チーム打率2割4分1厘は12球団でも最下位。野手陣の奮起が必要不可欠です。そんなチームに刺激を与える存在として期待されているのが、立命館大学からドラフト1位で入団した辰己選手。大学時代は1年春からリーグ戦に出場し、主将となった4年春には打率4割2分9厘、ホームラン2本、7打点でリーグMVPとベストナインを受賞。4年の秋季リーグでは首位打者を獲得し、リーグ歴代2位の通算122安打を記録。大学ナンバーワン外野手として、高い評価を得てきました。この打撃力に加え、50m走5秒7の俊足と、遠投120mを超える強肩も大きな武器です。
入団会見では、「すべてのタイトルを取れる能力があると思っています」と“全部門総ナメ”を宣言し、集まった記者を驚かせました。走攻守の三拍子揃っていて、さらに発言までも規格外の辰己選手。どんな活躍を見せてくれるのか、楽しみです。
【プロ野球 上茶谷大河投手】
ここ数年、毎年のように新人投手が活躍している横浜DeNAベイスターズ。今年のドラフト1位ルーキー・上茶谷投手も大きな期待が寄せられています。
東洋大学の3年秋までリーグ戦未勝利と、まったく結果を残していなかった上茶谷投手ですが、突然4年春に覚醒。開幕戦の先発を任されると、16奪三振を奪う力投を見せて公式戦初先発・初勝利・初完封を飾ります。さらにその後、リーグ新記録となる1試合20奪三振の離れ業も演じました。優勝がかかった最終週には、3日連続で先発。うち2試合で勝利投手に輝き、リーグ3連覇の立役者となりました。春のリーグ戦で6勝を挙げた上茶谷投手は、MVPと最優秀投手、ベストナインも受賞。無名の投手が一気にドラフト上位候補に名乗りを挙げ、見事1位指名を受けました。
来週のスポーツ伝説は……
1月28日(月) プロ野球 丸佳浩選手
1月29日(火) プロ野球 浅村栄斗選手
1月30日(水) プロ野球 炭谷銀仁朗選手
1月31日(木) プロ野球 中島宏之選手
2月 1日(金) プロ野球 西勇輝投手
お楽しみに!!