スポーツ伝説

12月31日~1月4日の放送内容

【2018年 スポーツ界を彩った名言】

●メジャーリーグ イチロー選手
「僕は、野球の研究者でいたい。自分が今、44歳でアスリートとして、この先どうなっていくのかというのを見てみたい」
 (メジャーリーグ、シアトル・マリナーズの会長付特別補佐に就任した際の言葉)
  
●スピードスケート・女子パシュート 髙木姉妹
「金メダルを獲るところが見せられて、両親に今までの恩返しができた」
「姉妹で獲れたこと以上に、チームで金を獲れてよかった」
 (平昌冬季オリンピックで、金メダルを獲得した時の菜那選手(上)と美帆選手(下)の一言)

●フィギュアスケート 紀平梨花選手
「ミスしたけど切り替えることができた。緊張も集中に変えられた」
 (カナダで行われたグランプリファイナル。冒頭のトリプルアクセル失敗にも動揺せず、以後は完璧な演技を披露)
   

     
【箱根駅伝 青山学院大学】

 往路・復路で5区間ずつ、合わせて10区間を、10人のランナーがタスキを繋ぎ走り抜く箱根駅伝。青山学院大学は昨年、往路優勝こそ東洋大学に譲ったものの、復路の6区で逆転。10時間57分39秒の大会新記録で4連覇を達成しました。原晋監督は毎回作戦名を付けており、昨年は「ハーモニー大作戦」。その意味は「一人でも音程を外したら負ける」というものでした。原監督は、各選手の過去の練習量やレースタイムをデータ化。どの時期にどのレベルに達すれば箱根駅伝で優勝できるかを選手たちに示し、具体性のある強化方法を探りました。
 また、データ化を進める一方で大事にしていたのが、選手一人一人と直接向き合うこと。そのため夫婦で選手寮に住み込み、選手の状態を直接見極め、栄養面の管理や生活指導も行いました。データ管理と選手との密なコミュニケーションにより、見事なハーモニーを奏でた原監督。今年も熱い戦いに注目です。


   
【サッカー 中島翔哉選手】

 サッカー日本代表、森保一監督が初陣以降、「代表の10番」を託しているのがポルトガル1部リーグ、ポルティモネンセでも10番をつけてプレーする中島選手です。身長164㎝と非常に小柄ながら、アルゼンチン代表のメッシ選手を彷彿とさせる切れ味鋭いドリブルと、決定力の高いシュートが武器の中島選手。23歳以下のアジア選手権では準々決勝で2ゴールを挙げ、日本の初優勝に貢献。大会MVPに輝きました。また、2016年のリオ オリンピックでは背番号10を背負い、コロンビア相手に鮮やかなミドルシュートを決めるなど、世界にその実力を示しました。
 17年夏にポルティモネンセに移籍すると、加入直後からゴールとアシストを量産。月間最優秀選手に選ばれるなど、適応力の高さを見せつけます。終わってみれば、ヨーロッパ1年目は、10ゴール12アシストの大活躍。日本人選手がヨーロッパ主要リーグ挑戦初年度で2ケタ得点を記録したのは、20年前の中田英寿選手以来の快挙でした。
   
      
  
【サッカー 南野拓実選手】
 
 森保一監督のもと、初陣から3連勝と幸先のいいスタートを切ったサッカー日本代表。その3試合すべてでゴールを決めたのが、オーストリアの強豪・ザルツブルクでプレーする南野選手です。フォワードとしての得点能力に加えて、ミッドフィルダーとしてチャンスメイクもできるサッカーセンスは、まさに新世代エース。2011年、17歳以下のワールドカップでは、大会前にFIFAの公式サイトで“日本の最終兵器”と紹介され、特集が組まれました。13年に高卒ルーキーながらセレッソ大阪の開幕スタメン入りを果たすと、その年のJリーグ・ベストヤングプレーヤー賞を受賞。16年のリオオリンピックでゴールを決めるなど、着実に成長を重ねてきました。
 そんな南野選手が海外に拠点を移したのは15年、20歳の時。2シーズン目は10得点、3シーズン目は11得点と、2シーズン連続で2ケタ得点をマーク。チームの優勝にも貢献します。ところが注目された矢先の17年夏に右膝を故障し、全治6週間の診断。この出遅れが響き、ワールドカップ・ロシア大会のメンバーにも選ばれませんでした。新生・日本代表で今後、どれだけのゴールを量産してくれるのか。その巧みな技術に注目です。

 
 
【サッカー 伊東純也選手】
 
 今、サッカー日本代表で特にレギュラー争いが熾烈なのが、前線2列目のポジション。有力候補の中で、爆発的なスピードを武器に注目されているのが伊東選手です。前線2列目のレギュラー争いでは、背番号10を背負う中島翔哉選手や南野拓実選手・堂安律選手の3人が“新BIG3”と呼ばれ、一歩リード。ロシアワールドカップでも活躍した原口元気選手など、経験豊富な選手も数多く名を連ねています。
 その中にあって、50m走・5秒8を誇るスピードを武器に、代表レギュラー争いに名乗りを挙げたのが伊東選手。昨年9月、森保ジャパンの初陣で代表初ゴールを決めて存在感を示すと、続く試合でも2戦連発でゴールネットを揺らし、 代表でも通じるところをアピールしました。しかし、「速いだけの選手とは思われたくない」という伊東選手。今では右サイドを縦に突破するだけでなく、中へ切り込んでから左足を駆使したプレーでも見せるなど、プレーの選択肢はどんどん広がっています。
   

   
来週のスポーツ伝説は……

  1月 7日(月) プロ野球 矢野燿大監督
  1月 8日(火) プロ野球 与田剛監督
  1月 9日(水) プロ野球 西村徳文監督
  1月10日(木) 大 相 撲 貴景勝光信関
  1月11日(金) 大 相 撲 明生力関

                       お楽しみに!!
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