先週5月24日(木)~27日(日)にかけて千葉ポートアリーナで「2018 ジャパンパラ ウィルチェアーラグビー競技大会」が開かれました!

イギリス(世界ランキング5位)、スウェーデン(6位)、日本(4位)、フランス(7位)の4カ国が出場しました。
日本代表はリオパラリンピックで銅メダルを獲得、2020年の東京パラリンピックでは金メダルを目指して強化に取り組んでいます。

ウィルチェアーラグビーは車椅子に乗ってラグビーを行いますが、車椅子競技の中では唯一タックルが認められている競技です。
競技用の車椅子は、車椅子バスケやテニスと同じで車輪が八の字に付いていますが、ぶつかっても大丈夫なように頑丈に重たく作られています。
その激しさから、ぶつかると「ドンッ!」と体育館中に響くくらい大きな衝突音が出ますし、パンクなどのタイヤトラブルもあります。

チームスタッフがタイヤ交換をしている様子

健常のラグビーとは違ってバスケットボールと同じ広さで室内で行われ、4人の選手(男女混合)がコート上でプレーします。
また障害の程度によって選手には持ち点0.5~3.5点が付けられ、障害の程度が軽い選手ほど高い点数になります。
コートにいる4人の選手の持ち点を足して8.0点以内にしなくてはいけないというルールがあり、そうすることで、障害の程度が重い選手も軽い選手も一緒にプレーできるようになっています。


今大会の決勝では、イギリスと日本が闘いました。


予選では1勝1敗でしたが、53-46で日本が優勝!

試合中、日本代表チームのエースと呼ばれている池崎大輔選手や、池透暢選手へのマークがかなり厳しかったのが印象的でした。

オフェンスに走る池崎大輔選手


日本代表チームキャプテンの池透暢選手

池崎選手は「研究されているなと感じる」とコメント。
ロンドンパラリンピックでは4位、リオパラリンピックで銅メダルを獲得したことで、メダルを目指すチームにとって、日本は要注意チームになったのだと思います。
そんな中で、選手個人ではなくチーム全体でどう得点に結び付けていくかが今後のポイントになってくるそうです。
これからのウィルチェアーラグビー日本代表の活躍に注目です!!

決勝では、沢山のお客さんがイギリスと日本の両チームに声援を送りました^^

衝突音や巧みな車椅子さばきには「おー!!」と歓声も上がったり!

日本代表のケビン監督は、
「一度このウィルチェアーラグビーという競技を観てもらったら、きっと気に入ってもらえると思う。パラや車椅子といったくくりではなく、大相撲のように"スポーツ"として注目してもらいたい!」と語っていました。

私が初めて観戦したパラスポーツは車椅子バスケでしたが、車椅子のスピード感やプレーのダイナミックさには圧倒されました。
あの時に感じた衝撃を、多くの人に知って頂きたいですし是非体感してもらいたい!

これからもこのブログを始め、ニッポン放送では毎週土曜日22時からお送りしている「鈴木亮平Going Up」でもパラスポーツの面白さを発信していきます。
少しでも興味をもって頂くきっかけになれば・・・と思っています。

観戦すると選手やチームへの思い入れが強くなるので、東京2020パラリンピックがより楽しく観られること間違いなしですよ♪

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