先日3月18日日曜日、9日から開幕した平昌パラリンピックが幕を閉じましたね。
日本は前回のソチ大会のメダル6個を上回るという目標を見事達成し、10個のメダルを獲得しました!

私も8日~13日まで平昌パラリンピックの観戦に行ってきました^^
まずは開会式。
数日前から雪が降り始めたそうで・・開会式の早朝です。

朝早い時間から、ボランティアスタッフの皆さんと市民の方々が雪かきをされていました。
そのお陰で、開会式の時間には歩きやすいようになっていました。

しかし寒かったなぁ・・・
なんと開会式はマイナス5度。
開会式セットというカイロやひざ掛け、帽子などが入った防寒グッツが配られまして、とても有り難かったです。
日本選手団の入場の時には会場のあちこちで日の丸が振られていました。
隣の地元韓国のおじさまが「日本から来たの?」と声を掛けてくださって、一緒に大きな拍手をしてくれて嬉しかったです^^

大会期間中、色々な試合を観戦した中で、印象的だった出来事を二つご紹介したいと思います。(本当は沢山あるので全てを書きたいのですが)

3月11日のパラアイスホッケーアメリカ対日本戦。

パラアイスホッケーはスレッジ(そり)というものに乗った状態で行われる競技なのですが、
アメリカチームは、そのスレッジの扱い方やパックのさばき方が見事で、目では追えないくらいスピードあるプレーをしていました。

日本は前半から防戦一方の試合展開・・しょんぼりとしていると、隣から「ドンドン!」という鈍い音が聞こえてきました。
見ると、師岡さんが地元のおばさまに叩かれているではありませんか。
「喧嘩しちゃったのかな。」と一緒に謝る覚悟をしていると、国旗を指さして「もっと振って応援しなきゃダメでしょう!」とジャスチャーで叱咤激励を受けました。
聴覚障害のおば様だったのですが、身振り手振りで一緒に日本チームを応援してくださいました^^
改めて、国や障がいのあるなしの関わらず一緒にスポーツを楽しめるパラリンピックの素晴らしさを感じました。

会場では、試合前にドラムの生演奏や韓国の伝統的な踊りなどのオープニングアクト、ハーフタイムにはDJが音楽を流してダンスタイムや応援対決が行われ、パラスポーツも一つのエンターテイメントとして会場全体が楽しめるように演出されていました♪

その会場の一体感を感じた試合が3月12日に行われたスノーボードクロスの試合でした。

スタートのゲートが開かなくなるというトラブルがあり、何度か競技を中断、その後40分以上修理の時間がありました。
その時、音楽が流れ出すと皆がそれぞれの国旗を振りながらダンスしたり、声を出してそのトラブルの時間をも楽しんでいました。

選手の皆さんが、不足のトラブルや気温の上昇による雪どけなどの難しいコンディションの中、全力で滑っている姿には本当に心を打たれました。

成田緑夢選手は、予選のタイムでは1位で通過、その後準決勝で転倒したものの、挑戦の滑りで銅メダルを獲得されました!
メダルセレモニーではずっとニコニコされていて、他の選手がメダルを受け取っているときにも大きな拍手を送っている姿が素敵でした。


かいつまんで書いたつもりが、こんなに長い文章を書いてしまいました。
それくらい平昌パラリンピックで沢山の出会いや感動があり、それを伝えたくて仕方なかったのです。
いよいよ2年後は東京パラリンピックですね!!

これからも東京パラリンピックでの試合観戦が益々楽しみになるような、パラアスリートの皆さんの格好良い姿や生き様、大会情報などを「鈴木亮平Going up」やこのブログでお伝えしていきます。

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