週末3月18日に
「2017 ボッチャ東京カップ」が赤羽体育館で開催されました!!
観戦に行ってきたので、その様子をご紹介したいと思います。

ボッチャは、
重度脳性まひ者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者が選手としてプレーするパラリンピックの公式競技ですが、
この「2017 ボッチャ東京カップ」は、健常者のチームも混ざって障害の有無に関わらず参加できる大会でした。

今回の出場チームは12チームだったのですが、
モデルの蛯原友里さんが参加した「TEAM BEYOND Aチーム」、ロンドンブーツの田村亮さんが参加した「TEAM BEYOND Bチーム」、「都庁チーム」、「アスリートチーム」、そして・・・・リオパラリンピックで団体銀メダルを獲得したボッチャ日本代表メンバーの「火の玉ジャパン」などのチームによる白熱した試合が展開されました!!

ボッチャのルールは、ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げてどれだけに近づけるかを競います。陸上で行われるカーリングのような競技です。
こうして書いてみるといたってシンプルなルールなのですが、競技自体は緻密なプレーと戦略によって進められます。

ジャックボールに自分のボールを近づけるための正確なショット、相手のボールを弾いてジャックボールから遠ざける、相手の投げる軌道を邪魔するようにボールを置く、ジャックボールそのものを弾いて相手ボールから遠ざける・・・などなど。
観れば観るほど、ボッチャの奥深さを感じます^^
「あのショットは失敗じゃないの?」と思っても、後々になってそのボールが存在感をもつようになったり。

観客席からもスーパーショットが決まる度に「おおー!!!」と歓声が上がっていました。

決勝は、健常者チームの「CACボッチャりあんズ」と「火の玉ジャパン」で行われ・・・・
8-1で「火の玉ジャパン」が優勝しました!
やっぱり日本代表は強い・・でも、決勝まで無失点だった「火の玉ジャパン」から1点を獲得し、8点に抑えた「CACボッチャりあんズ」も素晴らしい戦いっぷりでした^^

(左から火の玉ジャパンの藤井友里子選手、木谷隆行選手、廣瀬隆喜選手、杉村英孝選手、デモンストレーションを披露してくださった高橋和樹選手)

火の玉ジャパンの試合で素晴らしいボールコントロールで会場を魅了した廣瀬隆喜選手は、
「障害に関わらず小さいお子さんからお年寄りの方まで楽しめるボッチャの魅力を伝えることができた大会だったと思います。これからも普及活動と選手活動を両立させたい。」とおっしゃっていました。

私はリオパラリンピックでボッチャ日本代表が銀メダルを獲得した決勝のタイ戦を観戦したのですが、
双眼鏡を覗きながらなかなか廣瀬選手を見つけられなかったんですよね。
というもの、髪型がいつもと違っていたからなんです(笑)
この日もビシッとソフトモヒカンのように髪型が決まっていました!
そんな廣瀬選手の髪型について聞いてみたところ、
「リオパラリンピックの時は監督が気合を入れるために髪型をセットしてくれたんだけど・・・ちょっとやりすぎじゃないかと自分でも思ってたんですよね。」と苦笑いされていました。

大会に参加されたモデルの蛯原友里さんは、「こんなに簡単にできる競技だと思っていなかったです。東京2020に向けて広まって欲しいですね。」とボッチャを楽しんでらっしゃいました^^
障害の有無に関わらず一緒になってスポーツを楽しめる機会がどんどん増えていけばいいなぁ・・と改めて感じたこの週末でした。

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