今日の
「高嶋ひでたけのあさラジ!」の「やじうま好奇心」では、
「CEATEC JAPAN 2013(シーテックジャパン)」に取材に行ってきた様子をご紹介しました。
「CEATEC JAPAN 2013」は、
年に1回行われる、IT・エレクトロニクスのお祭りで、
最近は、社会や宇宙、インフラ系の技術も発信されます。
最先端技術が集まる会場に、昨日一足早くお邪魔して、
三菱電機のブースで、たっぷり説明を伺いました!
まず、正面向かって左手にある宇宙ゾーンでは、
日本製の人工衛星において、国内シェアNO.1を誇る
三菱電機の人工衛星の技術を目の当たりに出来ます。
以前、高嶋さんと私が、特別に三菱電機の鎌倉製作所で取材してきた時と同じ、
人工衛星の模型や、実際に搭載されている色々な部品が展示されてますし、
開発を担当している方から、直接説明を受けることもできるかもしれません。
滅多にない機会なので、ぜひ、会場にお運びください。
放送でご紹介したのは、
「準天頂衛星システム みちびき」。
日本のほぼ上空を、3機の衛星で24時間測位するシステムが完成すれば、
GPSを補完、補強して、数㎝単位で場所を把握することもできるようになるそうです。
自動車の自動運転や、農業などへの活用でも実験が始まっているそうです。
また、現在、7号が活躍している、静止気象衛星ひまわりは、
8号と9号が、鎌倉製作所で作られています。
天気予報などで身近なひまわりも、
今後打ち上げる予定の8号、9号になると、更に機能が上がり、
より高い精度で、より頻繁に、気象状況の画像を送ってくれるようになり、
その結果、予報の精度向上に、役立つようです。
天気予報がいつも以上に当たるようになったな、と感じたら、
ひまわり8号が活躍を始めた合図かもしれませんよ!
そして、ひまわりの外側の断熱材を、実際に触ることができたことにも、
大感激しました!
接着剤で留めると、熱で溶けてしまうかもしれないので、
ひまわりの断熱材は、マジックテープで留められているんだそうです。
触ってみたら、私たちが普段使っている、マジックテープと同じ!
また、断熱材の製作には、ミシンも使われているんだそうです。
素晴らしい技術と、それを支える力に、関心しきりでした。
(お話を伺っている後ろにある壁に書かれた白いラインは、
ひまわりの実際の大きさを表しています。)
ほかにも、チリにあるアルマ望遠鏡のアンテナのお話なども、
とても興味深かったです。
アルマ望遠鏡のアンテナは、国内の工場で作られてから、
チリに運ぶそうなんですが、
パーツに分けていたアンテナを組み立て直すのは1週間くらいでも、
微調整が、かなり大変な作業になるそうです。
また、大きなアンテナですが、その大きさで、
顕微鏡の精度を実現しているのだとか。
日本の技術力が、世界で生かされているんですね!
そして、私たちに身近な、暮らしの技術も、かなり進んでいます。
「HEMS」(ヘムス)のお話などは、明日、このブログに書きますね。
「CEATEC JAPAN 2013」は、明日2日から、幕張メッセで一般公開されます。
一般公開日の入場料は、大人1000円ですが、
事前にwebで登録しておけば、無料で招待状が発行されます。
また、最終日の5日は、無料公開日ですので、
ぜひ「CEATEC JAPAN 2013」で、最先端の技術を間近でご覧になってみてください。