2017年08月29日

大雨の対処法

今週は、「ラジオで安心 みんなの防災 2017」、防災ウィークです。

詳しい情報は、ニッポン放送 防災特設サイト
詳しくまとまっていますので、ぜひご覧ください。

各番組でも防災を取り上げ、また防災特集も予定されていますし、
ニッポン放送のパーソナリティやレギュラー出演者が日頃から取り組んでいる「私の防災対策」、
新しく追加された『防災一口メモ』水害対策バージョンも流れ始めました。

防災一口メモは、こちらで一覧を見ることができますが、
水害の対策について、少し補足しますね。

(以前、特別警報について書いた記事はこちらです。)


No.28『排水口を塞いでおこう』

大雨の時、雨水が下水道を逆流し、
トイレや浴室の排水口から家に入ってくることがあります。

東京23区は、雨水用の管と下水管が分離されているので、逆流はしないそうですが、
三鷹市に住むニッポン放送のスタッフは、実際に、大雨が降り雨水が逆流、
浴室の排水口から汚水があふれてしまい、大変なことになったそうです。

防災一口メモでは、排水口を土嚢などで塞ぐよう呼び掛けていますが、
お家で急に土嚢が用意できないということも多いですよね。

そんな時は、水嚢・水を入れたビニール袋で代用できるそうです。

河川などもそうですが、雨水はいたるところから流れ込むので、
短い時間で、一気に水位が上昇します。

雨の降り方が怖いと感じたり、警報が出たり、
普段と違うと少しでも感じたら、対策をとってくださいね。


そして、No.29『日頃から掃除を』は、
『排水口を塞いでおこう』の逆です。

家の排水口は塞いで浸水を防いでいただきたいのですが、
外にある雨水の集水口や側溝は、雨水が流れ込むのを邪魔しないように、
日ごろからきれいにしておいてください。

雨水の集水口や側溝がふさがっていると、雨水が流れずに溜まり、
道路が冠水する原因になってしまいます。


No.31『ラジオで情報入手』
No.32『ハザードマップを確認しよう』

水害に限らず、避難についてはいろいろなことが言われています。

避難勧告や避難指示があっても、避難まで時間がかかってしまったり、
夜間や外の状況が危険な時は、避難すること自体が危なかったり、
どうすれば良いのか咄嗟に判断するのは、なかなか難しいです。

土砂崩れが起きやすいところや、川の近くなどは、
大雨の時に通れないかもしれません。

日ごろから、ハザードマップをチェックして、
家の近く、職場の近くの、どこにどのような危険があって、
避難所は、給水拠点はどこにあるのかなど、頭に入れておくと安心です。

s-PSX_20170829_144922.jpg 写真は、千代田区の避難所案内図です。


そして、ぜひ、ラジオを聴いて、正確な情報を得てください。
ラジオは、電池1本など、少ない電力で動くので、
普段から聴いていただくと、いざという時にも変わらず聴くことができます。


No.30『避難時は足元に注意』
No.33『車での避難は危険』

水害の時、冠水した道路は、車でも徒歩でも危険です。

徒歩だと、ふたの外れたマンホールや側溝に転落することも。

私も幼稚園の頃、大雪の日に、側溝に足が挟まってしまったことがあり、
けがはしませんでしたが物凄く怖かったです。

避難する際は、傘などで地面をつつきながら、
安全なところを選んで歩きましょう。


車は、道路が冠水していると、
水圧でドアが開かなくなったり、水で車が動かなくなったりと、
車内に閉じ込められてしまう恐れがあります。

地震の時も、車での避難は、渋滞や事故などの危険が考えられます。
特に、緊急車両が通れなくなると困ってしまいますよね。
車でないと動けない地域もあると思いますが、
周囲の状況をよくみて、慎重に判断してください。


地震や水害などに遭遇する状況は、昼間かもしれませんし、夜かもしれません。
また、家や職場、もしかしたら、初めて行ったところかも。

どんな状況になるか分かりませんが、なるべく冷静に対処できるように、
日ごろから色々なケースを想定して、
どうするのか、心がけておくことが大切です。

もちろん、防災セットや備蓄などの、物の備え、
家族の連絡方法や集合場所などの打ち合わせも、しっかりなさってくださいね。

プロフィール

箱崎みどり

東京都生まれ。2011年ニッポン放送入社。 東京大学大学院修士課程修了(修士論文のテーマは「日中戦争期における「三国志」ブーム」) 趣味は、読書、プロ野球観戦、お笑いを見ること。特技は遠泳。


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