少し前になりますが、4月13日に日本橋三井ホールで行われた
「三井不動産スポーツアカデミー for Tokyo 2020」の
開校式と第1回アカデミーを取材してきました。
「三井不動産スポーツアカデミー」では、講師に一流アスリートを招待し、
オリンピック・パラリンピック競技を体験・紹介していくそうです。
![フォトセッション↓C_001.jpg](27/フォトセッション↓C_001.jpg)
私が取材した第1回アカデミーでは、中央区立常盤小学校の小学生が、
オリンピアンの田中理恵さんを講師に迎えての体操教室と
ウィルチェアラグビー日本代表を講師に迎えての体験会に参加しました。
![B_011.jpg](27/B_011.jpg)
体操教室は、まず準備体操から。
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田中理恵さんに直接教えてもらえるなんて羨ましいですよね。
そして、ウィルチェアーラグビーでは、
デモンストレーションと子どもたちの体験が行われました。
ウィルチェアーラグビーは、車いすラグビーとも呼ばれています。
![☆ウィルチェアラグビー講座 B_109.jpg](27/☆ウィルチェアラグビー講座 B_109.jpg)
バスケットボール、ラグビー、アイスホッケーなどの要素を採り入れて生まれた競技で、
パラリンピックの車いす競技の中で、唯一、
車いす同士がぶつかり合う激しいボディコンタクト、タックルが認められています。
コートは、バスケットボールと同じ大きさで、
ボールはラグビーボールではなく、バレーボールに似た専用のボールを使います。
ウィルチェアーラグビーの講師は、日本代表の島川慎一選手、
![開会式 島川選手 A_076_b.jpg](27/開会式 島川選手 A_076_b.jpg)
池崎大輔選手、
![↓池崎選手A_107_b.jpg](27/↓池崎選手A_107_b.jpg)
今井選手。
![開会式今井選手 A_081_b.jpg](27/開会式今井選手 A_081_b.jpg)
そして、2004年のアテネパラリンピック日本代表キャプテン、福井正浩選手でした。
![開会式福井選手 A_084_b.jpg](27/開会式福井選手 A_084_b.jpg)
デモンストレーションには、
陸上の朝原宣治さん、バトミントンの池田信太郎さん、体操の田中理恵さん、
そして、常盤小学校の6年生2人も参加しました。
![A_137_b.jpg](27/A_137_b.jpg)
左右のバランスを揃えないといけないので、
本当はまっすぐ進むように車いすを操作するだけでも難しいそうなんですが、
アスリートの皆さんは、すぐに自由自在に扱っていらっしゃいました。
朝原さんは、「車椅子の操作には、体幹を使う。腹筋背筋を使う。」と仰っていました。
車いすの操作を一通り教わった後は、
ウィルチェアーラグビーの華、タックルが披露されました。
車いすに乗った選手が、遠くからお互い目がけて全速力で走ってきて、全力でぶつかり、
大きな音とともに、車いすが大きく跳ねます!
車いすがぶつかる衝撃が大きすぎて、空間がびしっと切られるような印象を受けました。
タックルの瞬間、田中さんは、悲鳴をあげていらっしゃいましたし、
間近で見た常盤小の子どもたちの中には、顔を手で覆っている子もいました。
そんな観客の様子に、ウィルチェアーラグビーの選手の皆さんは、
「歓声と悲鳴がエネルギー」と、笑っていらっしゃいました。
詳しく伺うと、タックルの瞬間、ぶつかるのは車いすで、車いすが衝撃をカバーするため、
大きな音と衝撃が襲ってくるだけで、身体に痛みはないそうです。
車椅子にシートベルトで身体が固定されているので怖いような印象を受けますが、
身体が放り出される方が危険なんだとか。
![代表児童のウィルチェアーラグビー体験3 A_143_b.jpg](27/代表児童のウィルチェアーラグビー体験3 A_143_b.jpg)
体験した小学生は、「ちょっと怖かった」「身体は痛くない」と感想を教えてくれました。
今回、初めてウィルチェアーラグビーのデモンストレーションを見て、
タックルの荒々しさ、華やかさ、そして衝撃の大きさに吃驚しました。
試合になると、よりダイナミックで、見応えがありそうです!
ウィルチェアーラグビー日本代表は、世界ランキング3位。
リオデジャネイロパラリンピックでメダルも期待されています。
今度は、ウィルチェアーラグビーの試合も見てみたいなと思っています。
今から少しずつ勉強して、夏のパラリンピックを応援したいです。
ちなみに、ニッポン放送で平日のお昼1時42分からお送りしている
ニッポンチャレンジドアスリートでは、
今回講師でいらしていた今井友明選手に、昨年インタビューをしています。
こちらでお聴きいただけます。