2016年03月03日

スマートグリッドEXPO

昨日、お台場の東京ビッグサイトで開催されているイベント、
「第6回 国際スマートグリッドEXPO」の三菱電機ブースを見てきました。

今朝の「高嶋ひでたけのあさラジ!」でも高嶋さんからのレポートがありましたが、
スマートグリッドとは、次世代の送信網のことで、
エネルギーの安定供給と有効活用を実現します。

間もなく始まる4月からの電力小売全面自由化で、
注目が集まっているんです。


東京ビッグサイトの西2ホールにある三菱電機ブースでは、
事業者向けの技術支援モデルや、
一般家庭向け・マンション・ビル・工場・公共施設などなど、
幅広いエネルギーマネジメントシステムが紹介されていますが、
その中で、私が気になったものをいくつかご紹介します。


まず、一般家庭向けのスマートハウスソリューション。
電気を、家庭でつくって、ためて、効率よく使うことができます。

太陽光発電のソーラーパネルDIAMONDSOLARは、
屋根の形に合わせて設置でき、さらに25年保証がついているので安心です。

CIMG4531.jpg 作った電気は、蓄電池や電気自動車のバッテリーにためたり、
エコキュートでお湯としてためておいたりできます。

そして、以前ご紹介したHEMSで、電気を「見える化」し、
効率的に使うことができるんですね。

マンション単位で導入すると、
自宅の電力使用量が、マンションの中で何位なのかも分かるそうです!
ランキング形式になると、省エネへのやる気が出ます。

CIMG4526.jpg 街単位で導入しているスマートタウンもあるそうです。


そして、太陽光発電や風力発電など、天候に左右されがちな自然エネルギーを
安定供給するためのシステムも展示されていました。

気象データを蓄積して、それぞれの天気によってどのくらい発電できるのかを学習し、
より高精度の予測値を作る「再生可能エネルギー予測システム」、
発電ができたときに電気をためることができる
「系統安定化大容量蓄電池システム」を活用することで、より安定的な利用ができます。

特に感心したのは、風計測ライダー「DIABREZZA」。

CIMG4529.jpg 風力発電に適した場所を探すために、
これまでは、背の高い塔、風況観測塔を建てていたそうなんですが、
この風計測ライダー「DIABREZZA」は、レーダーで上空の様子を「視る」ことができます。
どの場所に風力発電所を作れば良いかが、より手軽に、より高精度に分かるようになります。

風力発電に適した場所を探すために塔を建てていたことにも驚きましたが、
レーダーでそれに代わる仕事ができるなんて!
技術の進歩には、本当に感心します。


「第6回 国際スマートグリッドEXPO」は、明日3月5日、金曜日まで、
お台場の東京ビッグサイトで開かれています。

時間は、朝10時から、夕方17時までです。
(今日3月4日は、夕方18時までです。)

事前に登録すれば、入場は無料ですので、
ホームページをご覧の上、ぜひお出かけくださいませ。

プロフィール

箱崎みどり

東京都生まれ。2011年ニッポン放送入社。 東京大学大学院修士課程修了(修士論文のテーマは「日中戦争期における「三国志」ブーム」) 趣味は、読書、プロ野球観戦、お笑いを見ること。特技は遠泳。


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