先日のブログに、ペルーで観てきた、
ナスカの地上絵とマチュピチュについて載せましたが、
ほかにも、ペルーで遺跡をたくさん観て参りました。
私がまわったのは、かつてインカ帝国の首都だった街、クスコ。
インカ帝国と、後からやってきたスペイン風のものが混ざっているクスコの街並みは、
世界遺産にも指定されています。
例えば、太陽の神殿、コリカンチャ。
インカ帝国の神殿の上に、スペインの人々がサントドミンゴ教会を建てました。
インカ帝国の石組み技術は見事で、
クスコが地震に襲われた際、スペイン人が建てた部分は崩れても、
インカの石はびくともしなかった、と聞きました。
そういったインカの石組み技術が光るのが、
クスコ郊外の遺跡の数々です!
まず、タンボ・マチャイ。
聖なる泉と呼ばれるタンボ・マチャイでは、今も石の間から水が流れています。
接着剤を使わずに、ぴたっとくっついている石組みの凄さと、
未だ水源が分かっていない水の謎にも魅かれます。
次に、ケンコー。
巨大な石の間に写っているのは、ガイドのニコさんです。
この石は、下の方に、薄い石が覗いていますよね。
実は、地中には、上の石と同じくらい大きな石が埋まっているのだとか。
耐震性、安定性を高めるために、礎石の大半を地中に収めているそうです。
裏に回ると生贄の台があることもあって、
ケンコーは、インカ時代の祭礼場だったと考えられています。
そして、サクサイワマン。
ジグザグの壁が続く遺跡ですが、これは、ピューマの歯を表しているといわれています。
インカ帝国では、過去・現在・未来を、
ヘビ、ピューマ、コンドルになぞらえており、
それぞれ、ウルバンバ川がヘビ、クスコがピューマ、
マチュピチュがコンドルの形をしているそうです。
普段は、犬がのんびり過ごしている、穏やかな遺跡なんですが、
実はここで、南米三大祭りのひとつ、
太陽の祭り、インティ・ライミが行われるんだそうです!
お祭りの時期には、驚くほど盛り上がるそうなので、
また行ってみたいです。
ペルーに加え、ボリビアにも行ってきましたので、
ボリビアで観てきたものも、またご報告できればと思います!