東京国立博物館の法隆寺宝物館に新しくオープンした
デジタル法隆寺宝物館!
デジタル法隆寺宝物館??
私が大好きな漫画『パリピ孔明』の「パリピ」と「孔明」のように、
「法隆寺」と「デジタル」は、とても遠いもののように思いますが、
百聞は一見に如かず!
デジタル法隆寺宝物館は、
デジタルならではの発見に満ちていました。
法隆寺は、聖徳太子ゆかりの名刹。
現存する世界最古の木造建築物で、世界遺産にもなっています。
明治11(1878)年、法隆寺に伝来する宝物300件あまりが皇室に献納され、
昭和39(1964)年、東京国立博物館の法隆寺宝物館が開館、
展示・収蔵が行われています。
現在の建物は、平成11(1999)年に建て替えられた、モダンなデザイン。
1月31日に開室したデジタル法隆寺宝物館は、
法隆寺宝物館の一室です。
![DSC_2566.jpg](../../assets_c/2023/02/DSC_2566-thumb-500x666-72084.jpg)
国宝「聖徳太子絵伝」のレプリカが飾られ、
大型8Kモニターで、細部を拡大しながら解説付きで観ることもできます。
![DSC_2567.JPG](../../assets_c/2023/02/DSC_2567-thumb-500x525-72068.jpg)
「聖徳太子絵伝」は、聖徳太子の足跡を絵にして残したもの。
厩の前で生まれてから、予言したり、空を飛んだり、
驚異の記憶力を発揮したり、馬で富士山へ跳んだりと、
伝説に彩られた生涯がまとめられています。
不可思議な現象だけでなく、
十七条の憲法や、遣隋使派遣などもしっかり描かれています。
![DSC_2580.JPG](../../assets_c/2023/02/DSC_2580-thumb-500x306-72086.jpg)
遣隋使・小野妹子が持ち帰った手紙を燃やすシーン。
![DSC_2585.JPG](../../assets_c/2023/02/DSC_2585-thumb-500x375-72076.jpg)
レプリカの絵伝を見ると、確かに炎が!
大型8Kモニターで細部を知り、
実物大の精巧なレプリカで全体と共に鑑賞する――
行ったり来たりすることで、じっくり作品を観ることができ、
新たな発見ができます!
そんなデジタル法隆寺宝物館ですが、
法隆寺宝物館では、デジタルだけでなく、
古から伝わる宝物もたくさん観られます。
まず、国宝や重要文化財の多さにも驚きましたし、
![DSC_2588.JPG](../../assets_c/2023/02/DSC_2588-thumb-500x519-72078.jpg)
細かい装飾や色を、今でも楽しめることにも驚かされました。
国宝 灌頂幡
デジタルを活用することで、昔から伝わるものが観やすくなり、
古代から残る物の価値を強く感じさせてくれます。
法隆寺宝物館、そしてデジタル法隆寺宝物館、
ぜひ、併せてじっくりご覧ください。
デジタル法隆寺宝物館
1月31日(火)から、上野の東京国立博物館に開室。
会場 東京国立博物館 法隆寺宝物館 中2階
会期 2023年1月31日(火)開室
以降は通年展示/半年ごとに展示替