2017年05月20日

スポーツクライミングに初挑戦

18日木曜日に、ららぽーと豊洲のシーサイドデッキで行われた
「三井不動産クライミングパーク for TOKYO 2020」の取材に行ってきました。

ららぽーと豊洲のシーサイドデッキと呼ばれる、海に面した中庭のようなスペースに、
スポーツクライミングができるウォールが、4つ設置されました。

21日(日)まで、10時から17時(受付は16時30分まで)の時間、
小学生以上の方なら無料でスポーツクライミングを体験できます!

ちなみに、小学生未満のお子さんには、キッズウォールが用意されています。

s-07.jpg 昨日行われたオープニングイベントには、
タレントの武井壮さん、
ボルダリングの野口啓代(あきよ)選手、野中生萌(みほう)選手が登場。

s-s-10.jpg 野口選手はワールドカップ総合優勝4度、
野中選手も、2016年の年間ワールドカップランキング2位と、
お二人は、ボルダリングで世界の頂点を争っています。

近くで拝見すると、筋骨隆々というわけではなく、
ポニーテールが爽やかで、マニキュアにピアスと、
トップアスリートというよりも、
モデルさんのような憧れの美女といった印象でした。

ただ、武井さんに言われて気づいたのですが、
色白でいらっしゃるお二人も、膝からすねくらいまで、
打身などあざがたくさんあり、競技の過酷さが垣間見えました。

s-01.jpg お二人のお話によれば、スポーツクライミングでは、全身を使います。
腕の力で壁を登っていくというイメージがありますが、
大きな助けになるのは、足の力と、バランス感覚。

野口選手が手を使わずにつま先でぶら下がる
トゥーフックという技を見せてくださったんですが、
一瞬で、にこやかに、さらりとなさったので、
何が起こったのか分からず、あっけにとられてしまいました。

s-s-06.jpg やってみるように言われた武井さんの「普通の人がやったら大事故につながる」
「足をかけるところまでできても、手を離そうという気にならない」という言葉で、
いかに難しい技なのかということがより実感できます。

s-s-04.jpg お二人が見せてくださったクライミングは、しなやかで、とても美しい一方、
片時も目を離せない、「え! 何が起こったの!」という驚きにも満ちています。

武井さんが「本来人間が持ちえない能力を使う競技」と仰っていましたが、
まさにその通り。

野口選手は「指先何㎜の感覚を味わえるスポーツは中々ない」とコメントされていましたが、
その境地に至るまでに、体全体を鍛え上げた努力を思うと気が遠くなります。


ただ、スポーツクライミングは、トップアスリートが極限に挑む競技でありながら、
手足をひっかけるホールドの位置によって、簡単に難易度を変えることができるので、
小さいお子さんや、女性でも楽しめるんです。

野口選手、野中選手がメダルを狙うスポーツクライミングは、
東京オリンピックから正式種目になり、
オリンピックでは、「リード」「ボルダリング」「スピード」の3種類の複合種目として行われます。

ららぽーと豊洲のクライミングパークでは、この3種類すべてが用意されていますので、
ぜひ、体験してみてください。


s-12.jpg お二人に教えていただいたコツは、
・事前にコースを見て、どこに手足を置いていくか想像すること
・手だけではなく、全身で立ち上がることを意識すること
・身体の動かし方や重心移動などたくさんの要素を使うこと なんだそうです。


私も、高さ約10mのウォールを安全器具をつけて登る「リード」に挑戦しました!

s-PSX_20170518_145840.jpg 最初は、当然低いところから始めるんですが、あっという間に高くなり、
高所恐怖症の私は、身がすくんで体が動かなくなりました。

リードがついているとはいえ、自分の身長より遥かに高いところで、
手を離して壁を登っていくのは、かなり怖かったです。

それでも、スタッフの方が
「左膝のあたりにある青いホールドに左足を移しましょう」
「右手の先にある赤いホールドを目指しましょう」と、一つ一つ、
離れていても手取り足取り、といった感じで、
優しくアドバイスをしてくださったので、何とか登りきることができました!

s-PSX_20170518_150338.jpg 千里の道も一歩から、という言葉もあるように、
一個一個、少し先のホールドを目指してたどり着いたてっぺん!

私は、ホールドにしがみついて離さないようにするだけで精一杯で、
残念ながら景色を楽しむ余裕はありませんでしたが、
野中選手が、スポーツクライミングの魅力として一番に挙げていた、
達成感を噛みしめることができました!


オープニングイベントの中で印象的だったのは、野口選手、野中選手のスゴ技と、
武井壮さんが、今のスポーツクライミングについて、
選手の皆さんの頑張りが読んだ盛り上がりだと仰っていたこと。

今後、オリンピックに向けて、さらに目にする機会が増えてくると思います。
競技観戦をより一層楽しむためにも、ぜひ一度、気軽に挑戦してみてください。

運動が苦手で高所恐怖症の私でも登れましたので、
どなたでもお楽しみいただけると思います!

プロフィール

箱崎みどり

東京都生まれ。2011年ニッポン放送入社。 東京大学大学院修士課程修了(修士論文のテーマは「日中戦争期における「三国志」ブーム」) 趣味は、読書、プロ野球観戦、お笑いを見ること。特技は遠泳。


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