今日までの開催なのですが、
昨日「Sports Graphic Number写真展「On That Moment」
~スポーツカメラマンが選ぶ マイ・ベストショット~」を観てきました。
雑誌「Number」で連載されている企画がもとになっていて、
スポーツ界を代表するカメラマンが選んだ、生涯で一番の写真が一堂に会している展覧会です。
カメラマンがスポーツの現場の最前線に居続ける中で撮れた決定的な一枚。
思わず見入ってしまう、パワー溢れる作品が並んでいます。
2006年のWBC優勝の瞬間、ベンチから飛び出す選手たちや、
2013年のメジャーリーグ、ア・リーグ優勝決定シリーズで
上原浩治投手が9回を締めて、チームメートに担ぎ上げられるシーンなど、
私も当時の記憶がよみがえり、写真の前からしばらく動けなくなるものもありました。
野球だけでなく、バスケットボール、ボクシング、プロレス、
ラグビー、フィギュアスケート、F1、ゴルフなどなど、
それぞれのスポーツの名場面が揃っています。
撮られた瞬間がどんなシーンなのかはもちろん、
カメラマンの方の思い出や、なぜこの写真が撮れたのかなど、
キャプションも読み応えがありました。
偶然だったり、狙いに狙って撮ったものだったり。
フィルム時代の作品には、
「現像してみて(きちんと写っていて)嬉しかった」というコメントが。
確かに、当時はどんな写真が撮れたのか、すぐ分からなかったですよね。
カメラマンとしての駆け出しの頃の写真を
「原点の1枚」として掲げている方もいらっしゃいました。
奇跡の1枚がずらっと25点。
会期は今日までですが、お時間のある方は、ぜひお出かけください。
場所は、六本木の東京ミッドタウンにある
フジフイルム スクエア スペース2、
時間は10時から16時まで、入場は無料です。