一足先に試写会で観てきた、
明日4月23日に公開される映画2本をご紹介します。
まず、
韓国映画「花、香る歌」。
韓国の伝統芸能<パンソリ>で、初の女流唱者となった実在の人物がヒロインで、
映画のストーリーも史実がベースになっています。
<パンソリ>とは、1人の歌い手が、太鼓の伴奏に合わせて、
唄と言葉、身振りで物語を語っていく伝統芸能で、
日本でいうと、浪曲に近いようです。
私が好きな中国の小説『三国志演義』を題材にしたものもあるそうです。
映画では、史実の空白を補っていて、ヒロインの生き生きとした姿、
男性に交じって身体を鍛え芸を磨く様や、秘めた恋が描かれていきます。
ヒロインは、韓国で「国民の初恋」と呼ばれているアイドル、スジ。
1年かけて作り上げたというパンソリの歌声には、思わず見入ってしまいました。
映像も美しいので、ぜひご覧ください。
そして、
ディズニーのアニメーション映画「ズートピア」。
多種多様な動物が共に暮らす大都市「ズートピア」が舞台で、
主人公は、ウサギの警官のジュディとキツネの詐欺師ニックのコンビ。
それぞれの動物のサイズに合った駅の造形をはじめ、
作りこまれた世界全てが可愛らしく、観ているだけで楽しいです。
動物の動きも研究されていて、それぞれの動物の個性・特徴が良く分かります。
ただ、可愛らしいだけ、映像が素晴らしいだけの映画ではありません。
観た後に、身の周りや世界について、色々なことを考えさせる映画です。
お子さんはもちろん、大人も必ず楽しめると思いますので、
ゴールデンウィークに、お子さん、お孫さんと映画に行こうと考えている方は、
ぜひ、候補にしてくださいね。