2015年09月01日

災害時のエレベーター

今日9月1日は、防災の日です。
「高嶋ひでたけのあさラジ!」では、モバイル防災と題して、
音声を登録できる災害用伝言ダイヤル「171」と、
文字で登録できるWeb171をご紹介しました。

いつもは、災害時にしか動いていないのですが、
今は、防災週間の期間、9月5日の17時まで使ってみることができます。

高嶋さんは、昨日、お家で色々実験をしてみたそうで、
「あさラジ!」が終わった後には、上村解説委員にも、
初めて登録・確認をしてもらいました。

一度確認しておけば、いざという時に安心できますので、
ぜひ、ご家族で実際に試してみてください。


「あさラジ!」宛にいただいたお便りでも、

・防災リュックのチェックをする
・非常食や乾電池を買うつもり
・水と非常食を新しいものに替える
・携帯トイレを準備する(ラジオリビングでも扱っています!)
・小さい子どもがいるので、非常持ち出し袋にオムツやミルクを入れる
・ポケットラジオを持ち歩く
・持病の薬は用意しておいた方が良い
・缶詰、食べてます!  

などなど、いろいろな取組みを教えていただきました。

中には、「毎月必ずチェックしている」という方もいらっしゃいました!


そして、お寄せいただいたメールの中にも、会社での防災訓練がありましたが、
私は昨日、三井不動産のビルで行われた防災訓練を取材してきました。

ビルの設備を実際に動かした訓練で、
停電の時の非常用照明の明るさや(読み書きができる位でした)、

CIMG3251.jpg 擬似的に発生させた煙で、排煙口の働きをみることができました。

CIMG3265.jpg
CIMG3302.jpg 天井についている、この装置が排煙口です。

火事が発生した時、一番怖いのは、一酸化炭素中毒です。
ハンカチ等を口にあて、煙を吸わないようにしながら、
姿勢を低くして避難してください。


防災訓練の中で、特に、エレベーターの管制体験は知らなかったことばかりで、
大変勉強になりました。

まず、災害時のエレベーターと聞いて心配なのが、
エレベーターに閉じ込められてしまうこと。

実際に、今年の5月に起こった小笠原沖の地震では、
多くのエレベーターが緊急停止し、一部では閉じ込められたケースもありました。


訓練で伺ったお話によれば、災害時、エレベーターは、
「地震」「火事」「停電」、それぞれの災害に合わせた動きをするそうです。

地震の時は、最寄の階に停まり、
火事の時は、避難に適した階(多くは1階)に停まります。

ビルにもよりますが、停電の時は、
少し待っていると、非常用発電機が動き、
エレベーターを最寄の階まで運びます。

災害時、フロアに停まってドアが開いた後、
少ししてドアが閉まってしまっても、
それは、外から人が乗ってこないようにするためなので、
手でドアを開けることができるそうです。


ただ、地震の時、揺れが一定の基準を超えてしまうと、
エレベーター保守会社の方が安全確認をするまで
エレベーターの中から出られないことがあります。

これが、前回の小笠原沖の地震で閉じ込められたケースです。
故障ではなく、安全を確認するためだったんですね。

エレベーターは、機密構造ではなく、
インターホンで外部と連絡を取ることもできるので、
落ち着いて、エレベーター保守会社の方の安全確認を待っていれば良いそうです。

CIMG3254.jpg

災害時は、状況が把握できないことも多くありますが、
緊急時のことを想定して、日頃から備えておくことが大切ですよね。

普段の生活、家、会社、通勤路など、私もチェックしてみようと思います!



また、9月5日、今週土曜日には、
「ラジオで安心 みんなの防災2015」の公開生放送もあります。

会場の恵比寿ガーデンプレイスでは、起震車や煙ハウスなども体験できます。
ぜひ、お出かけくだいませ。


先週金曜日に行ってきた、あさラジ米の稲刈りについては、後日更新します!

プロフィール

箱崎みどり

東京都生まれ。2011年ニッポン放送入社。 東京大学大学院修士課程修了(修士論文のテーマは「日中戦争期における「三国志」ブーム」) 趣味は、読書、プロ野球観戦、お笑いを見ること。特技は遠泳。


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