2015年03月17日

関露伝

横浜タカシマヤで昨日まで行われていた、
「第5回 ニッポン放送 うまいもん祭り」

会期を通して、たくさんの方にご来場いただきまして、
本当にありがとうございました。

昨日の「ニッポン放送『春の新番組』トークショー」でも、
アルコ&ピース、三四郎のファンの方はもちろん、
いつも朝の放送をお聞きいただいている方や、
中継でご一緒していた皆さま、
ご家族で連れだってきてくださった方など、
多くの方にお越しいただけて、とても嬉しかったです。
お付き合いいただきまして、ありがとうございました。

アルコ&ピースのお二人、三四郎のお二人がパーソナリティを担当される、
春からの「オールナイトニッポン0」も、ぜひお聞きくださいませ!



さて、今日の「高嶋ひでたけのあさラジ!」のコメンテーターは、
産経新聞論説委員の山本秀也さんでした。

山本秀也さんは、国際情勢、中国情勢の専門家でいらっしゃいますが、
先日発売された『世界』には、山本さんがお書きになった
「戦後70年・歴史発掘 関露伝」が載っています。

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先月3月号の(上)に続き、4月号に載ったのが(下)。

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現代詩をはじめ、小説、シナリオを幅広く手掛けた女流作家、関露には、
日中戦争下で、中国共産党に潜入工作を命じられた、スパイとしての顔もあったそうです。

この「関露伝」では、田村俊子と共に関露が携わった月刊誌『女聲』(1942年5月創刊)を中心に、
数奇な運命を辿った関露の人生を追っています。

実は正反対の立場にあった田村俊子との共闘や、文学・政治への思い、
スパイとしての仕事や、恋の行方、戦争後の苦難など、
日本で関心が高いと言えなかった関露について、詳しく紹介されています。

私は、関露の名前すら知らなかったのですが、
山本さんの筆致、関露の足跡に引き込まれました。

「事実は小説より奇なり」ということを思わずにはいられない関露の一生。
中国史に関心がある方はもちろん、多くの方に是非お読みいただきたいです。

プロフィール

箱崎みどり

東京都生まれ。2011年ニッポン放送入社。 東京大学大学院修士課程修了(修士論文のテーマは「日中戦争期における「三国志」ブーム」) 趣味は、読書、プロ野球観戦、お笑いを見ること。特技は遠泳。


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