今朝の
「高嶋ひでたけのあさラジ!」では、
映画『ペーパーボーイ 真夏の引力』をご紹介しました。
プレゼントの劇場鑑賞券に、番組時間内だけだったのにもかかわらず、
たくさんご応募いただき、ありがとうございました。
(現在、プレゼントの受付は終了しています。)
映画『ペーパーボーイ 真夏の引力』は、
実話を基にした、衝撃のミステリーです。
舞台は、1969年、真夏のフロリダ。
ペーパーボーイ(新聞配達をする青少年のことを言うそうです)のジャックは、
兄の新聞記者、ウォードが取材のため帰省したこと、
そして、妖艶な美女、シャーロットとの出会ったことで、
恐ろしい狂乱の夏に誘い込まれていきます。
私も観てきたのですが、様々な要素が詰め込まれているとても濃い映画でした。
複雑な社会の状況が物語の背景になっていて、
差別や嫉妬、格差、どうしても理解しあえない人々など、人間社会が持つ闇と、
その一方の希望である、愛情や人の信頼が濃密に描かれています。
サスペンスであり、大人の女性との恋愛もあり、差別を描く社会派でもあり、
さらには、不条理ギャグにホラーなど、1本で何本もの映画を観たような気分になりました。
かといって、大筋はしっかり通っているので、
いろいろな要素が1つの作品として同居していて不思議です。
また、音楽は、映像の半テンポ先を行き、意表を突いたり、今後の展開を予期させ、
それにもまして、スクリーンでは、驚きの展開が次々に起こり、目が離せなくなります。
衝撃的な作品です。
ぜひ、この暑い夏に、映画館でご覧になってみてください。