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2023.10.02

#287「群馬県上野村が子どもたちへの『木育』の取り組みを推進!そこに込められた想いとは?」の巻

あなたは小さい頃、外で遊ぶ方でしたか?家の中で遊ぶ方でしたか?

「子供の成長はあっという間」と言いますが、子育てをしている最中の親御さんにとっては、一日一日が精いっぱいで不安になることも多いと思います。自分の子供には、出来るだけ色んなものに触れてもらいたい!いろんな体験をしてもらいたい!と親なら誰しも思うでしょうね。

以前、この番組で「知育玩具」としての積み木を紹介しました。積み木は、自由に並べたり、自由に積み上げたりと「想像力」が身に付きます。それでいて積んだ積み木は崩れやすいですから、崩れてもまたチャレンジするという意欲も出てまいります!

発売前から「奈良県の宝物」グランプリを受賞した他、数々のコンテストで賞に輝いた逸品「HUI(フーイ)」という知育玩具

それと子供が手にする素材が「木」というのが安心です。それと「木」で言うと「木」に「育む」と書いて「木育」という言葉ご存知ですか?

2004年に、北海道の「木育プロジェクト」によって提言された教育概念で「幼少期から木や森林と触れ合い親しみを感じることで、豊かな心を育てる目的」で始まったのだそうで、この取り組みは今、全国に広がっています。

今回はそんな「木育」にまつわる話題!

舞台は、埼玉県と長野県に接する群馬県の上野村

上野村(うえのむら)は、群馬県の南西部(最南端)に位置する、多野郡に存在する村。群馬県で最も人口の少ない自治体かつ(平成27年6月1日現在)、関東地方の島嶼部(伊豆諸島・小笠原諸島)を除いた最も人口の少ない自治体である。wikiより引用

ここが「木育」の取り組みを推進していくという事で注目を集めているのです。具体的にどんな取り組みなのでしょうか?

上野村役場振興課の今井秀和さんにお話しを伺います。

 

晴の輔 まず上野村とは、人口はどれくらいなのですか。

 

今井「上野村は、現在の人口が約1,000人と関東地方で最も小さい村になっております。」

 

晴の輔 その上野村での木育の取り組みとは、どのようなことなのでしょう?

今井「上野村は面積の97%を森林が占めています。この大切な資源である森林に幼少期から、ふれあい親しみを感じてもらうことで、豊かな心を育て、村に誇りを持ってもらえるための取組を行っています。」

今井「各世代に合わせた木育に取り組んでいます。小さい頃は、木のおもちゃをプレゼントする『ウッドスタート』や、村の木をふんだんに使った木育広場『森っこ』や『ケルナー遊具』で木とふれあうことで、木のぬくもりを感じてもらっています。

森っこ

また森林文化館『モリト』は、森林の持つ機能や村の97%を占める森林資源を木工や再生可能エネルギーとして活用している村の取り組みを学べる施設となっており環境教育や行政視察で活用されています。

上野村森林文化館

保育所や学校においても木工体験や林業の現場の見学等を行っており、森林に対する理解を深める取り組みを行っています。そのほかに『森林セラピー』や『クアオルト健康ウォーキング』といった村の森林をフィールドとして活用した事業を行っており、子どもだけではなく多くの世代に村の自然を感じてもらう取組をおこなっています。」

今井「(笑)そうです。97%ですから。」

 

晴の輔 もうモリモリって感じ!さっきおっしゃっていた「ケルナー遊具」とはどのようなものなのでしょう?

ケルナー遊具

今井「ドイツ人の遊具作家ハンス・ゲオルク・ケルナーさんがデザインした木製の遊具です。カラフルで不思議な形をしておりまして『どのように遊ぼうか?』と考えながら遊ぶことで、子供の身体能力や体力の向上につながるとされています」

 

晴の輔 考えながら遊べる木製の遊具!以前から上野村では木育の取り組みをされていたのですか?

今井「平成27年に群馬県で初となる『ウッドスタート宣言』というのを行いました。これは一歳の誕生日にお子さんの『ファーストトイ』として上野村産の木のおもちゃを贈呈して、赤ちゃんの頃から木に親しんでもらうことを目的としたものです。」

 

晴の輔 上野村の赤ちゃんは一歳で木育デビュー!その木育の取り組みを進めていくきっかけは何だったのでしょう?

今井「上野村では昭和50年代から木工業の振興を行い、平成22年には、未利用材を、ホテルや温泉施設のボイラー燃料として活用したり、発電を行ったりしています。上野村には素晴らしい資源がたくさんあるのだということを幼少期から知り、この村に誇りを持ってもらうために木育を進めています。」

今井「まだまだ活用できるものがあるのではないか!というところですね。」

 

晴の輔 木育の取り組みを通じて上野村をどんな場所にしていきたいですか?

 

今井「上野村の子どもたちには、村の自然には『大きな価値がある』ことを理解し、この環境で生活をしているという事に『誇り』を持ってもらいたいと思っています

晴の輔 村を全身で感じて心で誇りを持ってもらいたいと!

 

今井「そうです。」

今井「(笑)」

 

「どっちだ!?晴の輔」

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。

晴の輔さんが、上野村の木育で体験したいのは・・・

「木育広場にあるケルナー遊具を体験したい」

それとも

「森林セラピーを体験したい」

どっちだ!?晴の輔

 

うン、ケルナー遊具か森林セラピーか…これはもうね、決めました!

 

 

「森林セラピーを体験したい」

 

 

やったことないからね。森林の中で深呼吸して心を癒したいですよ。

今日は「群馬県上野村が子どもたちへの『木育』の取り組みを推進!そこに込められた想いとは?」というトピックスでお届けしました。面積の97%が森林の村。一歳の誕生日に上野村産の「木のおもちゃ」をプレゼント。ファーストトイ!いいですね。村の想いが詰まっているじゃないですか。赤ちゃんの頃から木のぬくもりに囲まれて育てる。

そんな「上野村の木育」に

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

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    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。