あなたは幼い頃、どんなおもちゃで遊びましたか?
「頭を使う遊び、頭を使うゲーム」と聞いて、何を思い浮かべます?トランプ、将棋、囲碁…僕は「任天堂DS」の脳トレをイメージしたかな?一時期よくやっていました。将棋や囲碁は、対戦相手の何手も先を読まないと勝てませんからね。頭使いますよ~。
先月、将棋界の最高峰のタイトル「竜王」を獲得した藤井総太さん。すごいですよね~まだ19歳ですよ?その藤井聡太さんが幼い頃、3歳頃から遊んでいたのが、スイス製の積み木の立体パズル「キュボロ」なんですって。いわゆる知育玩具です。知育玩具は、遊びながら学ぶことができるおもちゃ。遊びながら「集中力」や「創造性」を養える。藤井総太さんは「キュボロ」で遊びながら、先を読む力を会得したのでしょうかね…というか、総太さんの親御さんは、息子が「竜王」になるという先を読んでいたのでしょうか?
今回は、奈良県高取町で誕生した新しい知育玩具をご紹介!
国産の木材を使った製品を製造・販売している「ダイワ産業株式会社」が、ひのきで作られた積み木「HUI(フーイ)」という知育玩具を作って、今、注目を集めているのです。なんでも発売前から「奈良県の宝物」というコンテストでグランプリを受賞した他、数々のコンテストで賞に輝く逸品なのだとか。どんなおもちゃなのか気になります。
この知育玩具を作った「ダイワ産業株式会社」の専務、中西正智さんにお話し伺います。
晴の輔 「HUI」という積み木の知育玩具とは、具体的にどのようなものなのでしょう。
中西「HUIとはアルファベットの『H』と『U』と少し長い『I』の形をした積み木です。H・U・Iで『フーイ』という名前にしました。」
晴の輔 なるほど。こだわりの部分は?
中西「HとUを組み合わせるとちょうどパーツ一つ分の隙間ができて、その部分に別のパーツを挿すことで、様々な立体物を作ることができるようになっております。通常の積み木ではできない様々な遊び方や『立体物を作ることが出来る』ところがこだわりの点となります。通常の積み木のようなシンプルな遊び方から、複雑な組み方を用いた遊びまで、各年代で違った遊び方が出来るのが特長です。」
中西「この形状だからこそ組むことができて、これによって例えば犬や象を作ったり、難しいものですと『スフィンクス』なんかも作ることができます。
晴の輔 中西さんも遊んでみました?
中西「メチャクチャはまりまして。3歳になる子供がいるのですけれども、一緒に遊んでいるような状況ですね。」
晴の輔 自分が開発に携わった「おもちゃ」で自分の子供が遊ぶって、ちょっとそれ凄い!幸せです。HUIを作るきっかけは?
中西「『HUI』はひのき材で作っています。ひのき材は日本が誇る素晴らしい木ではありますが、実は年々使われることが少なくなっています。『ひのき』を知らない子どもたちに良さを知ってもらえるように、積み木作りを企画しました。」
晴の輔 「ひのき」といえば高品質な木材。ひのきの湯船などは最高です。
中西「子どもたちは、ひのきとはどんな木?何の木?からスタートになると思うのです。でもやっぱり実際に触って知ることで『こんな木があるんだ!』と知ってもらう、いわゆる『木育』としても協力できる商品です。」
中西「まだまだ浸透はしていないのです。」
晴の輔 ひのきの特徴は?
中西「一般的に積み木などの木製玩具には、硬くて重い木が使われております。それに対して、ひのきは軽くて柔らかい木なので、使っていく内にキズは入ってしまいます。でも、積み木にキズが入っても、軽くて柔らかいからこそ、家具が傷つく心配もないですし、お子様も安心して遊べます。」
晴の輔 木のぬくもりは、大人の自分でも感じるのですけど「柔らかさ」「優しさ」も感じさせるのですか。知育玩具を、どのようなものにするか?
中西「スタート時点から『積み木』にしようと思っていました。ただ、数え切れないほどたくさんの商品がありますので、正直どうしようかとメチャクチャ悩みました。」
晴の輔 そこで悩んで、社員の皆さん「知育玩具」が必要となったみたいな?
中西「(笑)そんな感じです。子どもたちにひのきの良さを知ってもらうために『完成させなければならない!』使命感、そのための努力は惜しまないという気持ちで開発しました。」
晴の輔 中西さんの熱い想いが積み木のように「積み重なっています」。
「どっちだ!?晴の輔」。
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。
「晴の輔さんが、今日、頭を使って遊ぶなら・・・
『将棋で遊ぶ』
それとも
『HUIで遊ぶ』 どっちだ!?晴の輔」
うん、とにかくね、ひのきの積み木を触ってみたいからね…じゃあ決めました!
『HUIで遊ぶ』
「HUI」は知育玩具でしょ?
今日は「奈良県高取町で新しく生まれたこだわりの知育玩具!『HUI(フーイ)』とは?というトピックスでお届けしました。ひのきで作られた積み木。ひのきはね軽くて柔らかい木ですから、お子様が「安心して遊ぶ」「触って遊ぶ」ことがもう学びになっています。
そんな「知育玩具HUI」に
興味のある方は、コチラのHPをご覧ください。
それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。
-WEB版こぼれ話し1-
晴の輔 ダイワ産業株式会社は創業してどれくらいになるのでしょう?
中西「1970年創業ですので、50年を越えたところです。創業当初は薬箱を作る会社でして、そこから形を変えて『国産材を使った木製品』積み木なども作るようになりました。何を作るか?というよりは『何でも作る』ことに重きを置いた会社です。」
晴の輔 初めは薬箱!
中西「地元である高取町は『配置薬』で有名な地域で、そのための薬箱を作るのがスタートでした。」
-WEB版こぼれ話し2-
晴の輔 中西さんが感じる「木材の良さ」、木で作られた製品の魅力は?
中西「ありきたりな表現ですが、暖かさを感じていただけるところが大きな魅力です。ただ、ダイワ産業では「その商品が木でなければならない」といったものを、どれだけ作ることができるかに重きを置いてもの作りをしていますので、例えば『寿司桶』などは他の素材では代わりになりません。『まな板』も同様です。当社の製品を手にとって頂いた方は「木って凄いね」ということを感じていただけると思います。」
晴の輔 木でなければ味も変わってしまう。
中西「そうなのです。違うものになってしまいます。」
晴の輔 中西さんは「食材」を扱っている!
小西「(笑)ある意味そんな感じですね(笑)。」
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