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2021.12.06

#192「ラーメンの町!栃木県佐野市の老舗酒蔵が開発した『ラーメンに合う日本酒』、その正体に迫る!」

あなたが思う「ラーメンと相性のいい飲み物」って何ですか?

よくお酒を飲んだあとの「〆のラーメン」って聞きますよね。お酒の席であれだけ食べたはずなのに、ラーメンが食べたくなる。不思議じゃないですか?これには、ちゃんと理由があるのです。食事をすると、体内に入った糖質が肝臓で分解されて血液へ流れこむ。つまり、血糖値が上がります。血糖値が上がると、満腹中枢の働きが活発になって満腹感が得られます。満腹感を味わうと食事は終了となりますよね?ところがお酒を飲むと、肝臓は糖質よりもアルコールの分解を優先するのですって。ここがポイント。

つまり

食事の糖質の分解が遅くなる ⇒ 血糖値が上がらない ⇒ 満腹感が得られない ⇒ 「まだ食べられる」という感覚に。

そして肝臓はアルコールの分解のためにエネルギーを使います。そのエネルギーは糖質から補うことに。

糖質というガソリンが欲しくなる ⇒ 糖質といえば炭水化物 ⇒ 炭水化物が欲しくなる。

さらにアルコールは利尿作用があります。お手洗いで、水分と一緒にナトリウムなどの塩分が体内から出て行ってしまう。そうなると、しょっぱい物が欲しくなる。体が欲しがっているのは、炭水化物としょっぱい物、つまりラーメン!お酒のあとのラーメンが美味しいのはこれが理由です。

今回は、そんなラーメンとお酒にまつわる話題をご紹介!佐野ラーメンで有名な栃木県佐野市。ここにある「第一酒造」という老舗の酒蔵が「ラーメンに合う日本酒」を販売して、今、話題になっています。一体どんなものなのか?

佐野市(さのし)は、栃木県の南西部(安足)に位置する市。人口は12万人で足利市に次ぎ栃木県では第5位、近年は佐野ラーメンとアウトレットモールでも有名である。wikiより引用

この日本酒を製造・販売している「第一酒造 株式会社」の代表取締役社長、島田嘉紀さんにお話し伺います。

 

晴の輔 名前は何という日本酒なのですか?

 

島田「『NOODLESAKE-春華秋冬-カップ』といいます。私どもが作っている『開華』の『華』を使用しています。」

NOODLESAKE-春華秋冬-カップ

晴の輔 ラーメンですから「中華そば」の「華」という意味もかかっている?

 

島田「そうですね。」

島田「日本酒に馴染みのないラーメン好きな方が、手軽に飲めるように、華やかな香りと、すっきりした飲み口のお酒というのが特徴になっています」

 

晴の輔 なるほど!佐野市は「佐野ラーメン」のイメージがあります。それを対象に作り始めたのでしょうか?

 

島田「必ずしも、そうでもなくて、結果として『佐野ラーメン』にも非常に相性いいのです。どのようなラーメンもやはり出汁が大事だと思っておりまして、出汁と上手く合いながら、濃厚なラーメンの脂っこさを消してくれるような、スッキリした味わいに仕上がりました。」

晴の輔 飲まれた方の反応は?

 

島田「本当に皆さんビックリされて『こんなにラーメンと日本酒は合うんだ!』という声を、たくさんいただいております。」

 

晴の輔 元々島田さんがラーメン好きなのでしょうか?

 

島田「そうですね(笑)私の中では数年以上前から『佐野市はラーメンの街』でもありますので、ラーメンと日本酒で何かできないかと構想を練っていたところ、弊社社員の高校の同窓生に、タレントで『ラーメン女子』の森本聡子さんという方がおりまして、森本さんとラーメン談議で盛り上がったことがきっかけです。『ラーメン女子は日本酒好きが多い』という驚きの一言から、森本さんと共同開発でラーメンの酒を発売することになりました。」

森本聡子さん

島田「はい(笑)。」

 

晴の輔 ラーメン自体が「日本の文化」みたいなものです。

 

島田「全国には美味しいラーメン屋さんがたくさんありますし、いまや国民食ともいわれるラーメンと一緒に、ぜひNOODLESAKE-春華秋冬-カップを愉しんで頂きたいと思います。また最近は海外からも引き合いがあります。」

 

晴の輔 日本酒は海外ですごく評判がいいと聞いています。名前が「NOODLESAKE」なのは分かりやすいです。

島田「そうですね。」

 

晴の輔 「NOODLESAKE-春華秋冬-カップ」以外にもチャレンジされているのでしょうか。

 

島田「昨年『佐藤の酒』を発売しました。栃木県佐野市が『佐藤さん発祥の地』だという有力な説のもと『佐藤の会』が発足したことから商品開発に至った商品です。お陰様で、全国の佐藤さんや佐藤さんへの贈り物に使いたいという方からご注文を多くいただいております。」

 

晴の輔 佐藤さん発祥の地については、この番組で昨年取り上げました!佐藤の酒」そっちも面白い!ラーメンを楽しんで「NOODLESAKE」も楽しむ。

島田「そうですね。そして日本のみならず、海外の方に『日本には色々な美味しい飲みもの、食べるものがあること』をお伝えできるようにしたいですね。」

 

 

 

 

「どっちだ!?晴の輔」。

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。

 

「晴の輔さんが、ラーメンを食べている時に飲みたいお酒は・・・

『NOODLESAKE-春華秋冬-カップを飲みたい』

それとも

『佐藤の酒を飲みたい』 どっちだ!?晴の輔」

 

んふふっ「佐藤の酒」はね、友達の佐藤君と一緒に飲みたいからね。…じゃあ決めました!

 

ラーメンを食べている時に飲みたいのは、もちろん

『NOODLESAKE-春華秋冬-カップ』

 

 

あのね、これは日本酒をラーメン食べながら飲む。

 

 

 

今日は「ラーメンの町!栃木県佐野市の老舗酒蔵が開発した『ラーメンに合う日本酒』、その正体に迫る!」というトピックスでお届けしました。ありそうでなかったラーメンに合う日本酒。ラーメン女子は日本酒好きが多い!という一言をきっかけに、一気に開発を進めたのですね。すっきりとした飲み口に仕上がっているそうです。

そんな「NOODLESAKE-春華秋冬-カップ」に

興味のある方はぜひ、コチラ「第一酒造」のホームページをチェックしてみてください!

それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。

 

 

 

-WEB版こぼれ話し1-

晴の輔 こだわりポイントは?

島田「中身はもちろん大事なのですが、容量、ラベルデザイン、飲みやすさ、手ごろさ、見た目のかわいらしさなど、日本酒業界にそんなに長くない、弊社の社員、業界にいる訳ではない『ラーメン女子』森本さんなどの意見を大切にし、普段日本酒に馴染みの無い方に、気軽に飲んでいただけるように商品化しました。」

晴の輔 酒蔵で「かわいらしさ」を求めるのはあまり聞きません。

島田「(笑)そうですよね。日本酒業界におりますと『品質』『品質』と考えてしまいます。もちろんそこは大切ですが、違う観点から商品化できたのはよかったと思います。」

 

-WEB版こぼれ話し2-

晴の輔 第一酒造は創業してどれくらいになるのでしょう。

島田「1673年、創業348年。元々農家でして米作りも長く続けており、栃木県では最も古い酒蔵です。」

晴の輔 米作りの原点から始められたのですね!

 

 

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    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。