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2024.07.08

#327「新潟県阿賀町に地元を題材にした『かるた』が登場!遊びながら学べるその中身とは?」の巻

あなたが最近「かるた」をやったのはいつですか?

「かるた」という言葉はポルトガル語というのは有名です。ポルトガル語で「四角い紙やカード、手紙」のことを「かるた」と言います。16世紀後半にポルトガルから日本に伝わりました。日本国内で初めて作られた「かるた」は、天国の「天」に「正しい」と書いて「天正かるた」なのです。現存する最古の「天正かるた」の札に、漢数字の「三」に「池」と書いて「三池」という文字が刻まれているのですって。この「三池」とは、福岡県大牟田市にある地名。日本の近代化を支えた「三井・三池炭鉱」で知られている所です。ですから大牟田市は「かるた発祥の地」と言われています。かるた遊びは、札を読む、それを聞き取る、瞬時に判断をして絵札を取る…。子どもの脳の発達がとても促されるそうです。

今回はそんな「かるた」にまつわる話題!舞台は新潟県阿賀町

阿賀町(あがまち)は、新潟県下越地方の東蒲原郡にある町。2005年に津川町・鹿瀬町・三川村・上川村の4町村が新設合併し発足した。
町名の由来は地域を流れる阿賀野川から。江戸時代までは会津藩領であり、町域の大部分は1886年(明治19年)まで福島県に所属していた。
町の中央を阿賀野川とその支流の常浪川が流れ、その沿岸の段丘を中心に開けた山間地域。面積は952.88平方キロメートルで、新潟県面積の約6.8%を占めている。その広さは県内30市町村で村上市、上越市に次いで3番目である。wikiより引用

阿賀町が地元を題材にしたオリジナルの「かるた」、その名も「阿賀るた」を作って、話題になっているのです。しかもこの「阿賀るた」、第二弾まで登場しているのだとか。一体どんな「かるた」なのでしょうか?

阿賀町・まちづくり観光課の佐藤高博さんにお話しを伺います。

 

晴の輔 地元・阿賀町を題材にした「かるた」が2種類もあるという事なのですが、どのような「かるた」なのですか?

 

佐藤「2種類のうち一つはきのこを題材にしたカルタ『きのこ編』、もう一つは、春の山菜と秋の実のなる植物を収めた『春と秋の恵み編』という二つがございます。」

阿賀るた きのこ編

阿賀るた 春と秋の恵み編

晴の輔 なるほど!阿賀町は地理的には少し福島寄りですか?

 

佐藤「新潟県の東側、県境の方にあるのが阿賀町になります」

 

晴の輔 山深い町?

たきがしら湿原

赤崎山森林公園

麒麟山公園

佐藤「そうです。阿賀町には八つの温泉がありまして特徴がある温泉ですので、非常に好評を得ている町でございます。」

赤湯露天

晴の輔 「阿賀るた」とは名前がユニークです。かるたはどのようなものですか?

 

佐藤『あ』~『ん』までの絵札・読み札は、五七五調の俳句をもじりました。それぞれの見た目や味などの特徴を、おもしろ・おかしく読み替えて作成しました。また、絵札の写真は阿賀町の中で実際に生えているものを『東蒲自然同好会』の先生方のご協力のもと、収められています」

佐藤「子どもからお年寄りまで興味を持ってもらう為に、絵札には1から3までの『レベル』が入っています。きのこ編では『味』や『香』、春と秋の恵み編では『取り易さ』、どちらにも共通であるのは『毒』です。これらの数字で、強い・弱いなどでも子供たちに競い合って取ってもらえると嬉しいですね」

阿賀るた きのこ編

晴の輔 なるほど!そういう部分も子どもたちに知ってほしい。

 

佐藤「そうです。きのこ、植物に興味を持ってもらいたいです」

佐藤「山に生えているものは、毒の弱いもの強いものがあり、お腹を痛くしてしまいます。そのような怖さも、子どものうちから知ってもらうことが、楽しみにつながると思っています」

 

晴の輔 教育にもいいですね

 

佐藤「教育の面からも大切だと思います」

 

晴の輔 「阿賀るた」を作るきっかけは何だったのですか?

阿賀るた 春と秋の恵み編

佐藤「地元小学生が総合学習の時間で、町の『花』であり、県の「木』でもある『ユキツバキ』を勉強した児童が『阿賀町には何もないと思っていた』と感想を述べていました。町には手付かずの豊な自然があり、様々な動植物が生きています。それを知ってもらう・理解してもらい興味を持ってもらう方法として『阿賀るた』で楽しみながら、自然だけではなく、阿賀町を愛してもらえたらと思い作りました」

阿賀町の花「ユキツバキ」

佐藤「子どもたちに伝えらなかったことは、大人の責任であります。『阿賀るた』という遊びを通じて気づいてもらうきっかけになればいいなと思っています」

 

晴の輔 地元を知るかるたってことですね。地元の小学校で使用されたりはしているのですか?

 

佐藤「学童保育で子どもたちが、喜んでかるた取りをしてくれたとお聞きしました」

 

晴の輔 楽しみながら学べることはいいですよね

 

佐藤「遊びから入って興味を持ってもらうことが大事だと思っています」

佐藤「かるたを通じて多くの方に阿賀町を知ってもらい、また地域の子どもたちにも喜んでもらえるなら、第3弾も引き続き製作できるよう、ネタを温めておきたいと考えています。リスナーの皆様からご協力いただき着手するきっかけをお願いできればと思っています」

 

「どっちだ!?晴の輔」。

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。

晴の輔さんが、阿賀町へ行って「阿賀るた」をやるなら・・・・

 

・第一弾の「きのこ編」をやりたい。

それとも

・第二弾の「春と秋の恵み編」をやりたい。

どっちだ!?晴の輔

 

えぇ、これはきのこか、春と秋の恵み…えーと、あ~、じゃあ、決めました!

 

 

「両方やりたい」

 

かるたってポルトガル語でカードって意味もあるでしょ?だから阿賀町の子どもたちと阿賀るたで遊んで思い出作りをします。

今日は「新潟県阿賀町に地元を題材にした『かるた』が登場!遊びながら学べるその中身とは?」というトピックスでお届けしました。阿賀るたを作るきっかけは地元の子どもたちが「自分の町には何もないと思っていた」の一言だったのですね。その話を聞いて僕もハッとしました。このかるたを通じて子どもたちに地元を愛してもらいたい!そして全国の方には阿賀町を知ってもらいたい!そのきっかけになればいいですよね。

そんな「阿賀るた」に

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

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    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。