あなたは、北海道の十勝・帯広へ行ったことがありますか?
「今、JR帯広駅前に到着しました。
とても良いお天気で、空は真っ青。そして地面は雪が積もって真っ白という感じで、気温は2度。思ったよりは寒くないのです。今から帯広ならではのものを探しに行きたいと思います」
ということで、先日、一泊二日の旅に行ってきました!
場所は、北の大地・北海道。題して『晴の輔の真冬のあっ晴れ十勝旅!』今週と来週、2週に渡って、冬の北海道、十勝・帯広の魅力をお届けしたいと思います。
十勝総合振興局(とかちそうごうしんこうきょく)は、北海道の総合振興局のひとつ。振興局所在地は帯広市。2010年(平成22年)4月1日、十勝支庁に代わって発足した。
帯広市(おびひろし)は、北海道中東部(道東地方)にある市。十勝総合振興局の振興局所在地。計量特定市。wikiより引用
今回の旅は、北海道観光振興機構の企画・協力でお送りします。
羽田空港から飛行機に乗って、とかち帯広空港へ。
そこからバスで帯広市内へ入ったのですが、この日はさほど寒くなかったのです。あたりには雪は積もっているのですが、車が走る道路には雪がまったくなくて。地元の方も「今年は暖かい」と言っていました。
今回の旅、一番の目的地へ行くために、またまたバスで乗って移動しました。
「JR帯広駅からバスに揺られ揺られて、山の中に突然現れた湖、然別湖にやってきました。いやあ~もちろん湖は凍っています!真っ白です!何でしょう真っ白な大地とでもいいますかね、そして山の景色が凄いコントラストでいいです。ここでしか味わえないものがあるということです。今から、ちょっと体験したいと思います」
今回の旅の目的地は、鹿追町の山の中にある湖、然別湖。東京ドームおよそ77個分のドデカい自然の湖が完全に凍っているのです。その凍った湖の上に、真冬の時期限定で「幻の村」が現れるのです。名前が「しかりべつ湖コタン」
コタンとはアイヌ語で「村や集落」という意味。どんな場所か?凍った湖の上に「アイスロッジ」と呼ばれる雪と氷でできた小さなドーム状の小屋が四つあり、ちょっと離れたところに「氷上露天風呂」があったり、お酒が飲める「アイスバー」があったり。スノーモービルを楽しめる場所もありました。その雪と氷でできた「アイスロッジ」の中に、なんと泊まることができるのです。アイスホテル!もう興味津々で行ってきました。
氷上露天風呂
アイスバー
「今、然別湖の上にいます。もちろん凍っていますので、辺りは真っ白な大地。アイスロッジに今向かっているのですけども、大きな寝袋を背負って歩いています。向こうの方に、かまくらのような四つのアイスロッジが見えます。あれのどこに泊まるのかな? いやあ、それにしても寒い…温度計があります。マイナス8℃(笑)寒い!でもなんだろう、真っ白な大地にポコッて、雪だるまのような、何かカワイらしいですね。アイスロッジ…そうかあの中に泊まるのか…なんか寒いのかな?」
「アイスロッジの目の前に参りました。入口が結構かわいらしいのですよ。ちょっと屈んで入るような入口がありまして、このかわいらしい扉を入ると…お!へえ~!中に入りました。思ったより中は広いというか、もっとちっちゃいかなと思ったのですけど、一番高いところでこれ2mちょっとありますかね、円形状になっていまして、そしてベッドが置いています。あれ、なんか温かいね。外はあまりにも寒かったからか、思ったよりは暖かいです。そうか、ここに寝るのか。寝袋の中に入って、何だろう音が全然しないですよ。でも落ち着きます。これだったら寝られるかもしれない!」
アイスロッジの中は8畳ぐらいの円形の空間で、そこに小上がり風、座敷のような広いベッドが置いてあるのです。3人は寝られる広さでしたね。そこで寝袋に潜り込んで寝るのですよ。
「じゃあ早速寝袋に入ってみたいと思います。視界が僅かしかなくて、でもね、暖かい!凄い!自然の無音なので落ち着くのです。これ寝袋に入ったら、あまり寒さが気にならないですね。でもこれ朝は寒いだろうな!」
然別湖ネイチャーセンターガイドの高附久輝さん
然別湖ネイチャーセンターのガイド髙附久輝さんに寝方のレクチャーを受けまして、寝袋は三重構造で潜り込んで口と鼻のところだけ出す感じです。潜ってしばらくすると暖かいのです。湖の上でしょ?建物は雪と氷ですよ。人工物が一つもないの。大自然の静けさに全身が包まれると吃驚するほど、ぐっすり寝られたのです、本当に。だって外はマイナス13度!それなのに普通の気持ちでよく寝られたのですよ!目が覚めて寝袋から出る時はさすがに寒かったですけどね。
南極観測隊の方々ってこんな感じなのかなあ?なんて思いました。そんなアイスロッジの宿泊体験とは別に、もう真っ暗な然別湖を歩いて進む「ナイトウォッチング」というツアーにも参加してきました。
ナイトウォッチングガイドの島田知明さん
ガイドの島田知明さんの案内で湖を進んでいくのですけど、とにかく星が綺麗。暗闇に目が慣れてくると星がより鮮明に見えてくるのです。島田さんの星にまつわるアイヌの話を聞いて、真っ暗な湖の上から見上げると、降るような星空。星が暖かいって感じたのです。不思議な感覚。あ?あれ?こんな時間?まだまだ話したいのですけど前編はここまで。来週の後編もお楽しみに!
ロケ協力;北海道観光振興機構
今日は「北海道の十勝・帯広を堪能!晴の輔の『真冬のあっ晴れ十勝旅!』~前編」というトピックスでお届けしました。楽しかった!時間の流れが全然違うの!アイスロッジに泊まってナイトウォッチングへ、真っ暗闇の湖から見上げる冬の星空、もう格別です。素晴らしい体験でした。
そんな「しかりべつ湖コタン」に
それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。
同じ北海道の話し
#6 日本のスポーツを地方からおもしろく!続々と生まれている ご当地ゆるスポ!
#37 「そだねーの町、北海道北見市では-10℃の中2,000人で焼肉を食べる!?」の巻
#54 北海道「北海道・十勝が、ロケ地に選ばれるわけとは!?」の巻
#74 北海道「北見市端野町のマラソン大会、競うのは・・・タイムではなく、カレーの美味しさ!?」の巻
#78 北海道「北海道の名物おじさん13人がハンコに!若い女性に大人気!?」の巻
#128 北海道 「北海道東川町で開催する甲子園は、写真の甲子園?!」の巻
#150 「北海道で一番小さな村・音威子府村のふるさと納税の返礼品が話題に!その中身は・・・鉄道の石?」
#162 「北海道小樽市の町の情報誌がリニューアル!その中身はまるで週刊誌?!」
#179「北海道福島町の秘境!青の洞窟をイメージしたバスソルトとは?」
#209 「北海道浦幌町生まれのオーガニックコスメが『サスティナブルコスメアワード』で地方創生賞を受賞!その魅力とは?」
#282「北海道稚内市にある絶景スポット『白い道』そこをPRするステッカーとは?」の巻
2025.03.17
#363 「埼玉県熊谷市でスタートしたスタンプラリー!そのテーマは、全国有数の生産量を誇る、あの食べ物?」の巻
あなたが持っている「埼玉県のイメージ」って何ですか? 編集長の立川晴の輔です。今回の「週刊なるほど!ニッポン」は埼玉県の話題をお送りしたいと思います。 「埼玉県」...
2025.03.10
#362 「岩手県盛岡市で実施される『まち歩きツアー』そのテーマは・・・思い出?」の巻
あなたは『まち歩きツアー』に参加したことがありますか? 編集長の立川晴の輔です。3月は人が大きく動く季節です。3月の引越の件数は、通常の月の倍なんて話しを聞きます。...
2025.03.03
#361 「納豆のまち!茨城県水戸市で行われる納豆の世界大会に迫る!」の巻
あなたは最近、納豆を食べましたか? 編集長の立川晴の輔です。「納豆」という言葉が最初に文献に記されたのは、いつ頃だと思いますか?江戸時代?鎌倉時代?これがね、平安時...
2025.02.24
#360 「アートと自然が共存!美術館の屋外でくつろぐ『森の足湯』とは!?」の巻
あなたは「美術館」を訪れたらどんな風に過ごしますか? 編集長の立川晴の輔です。一年で一番寒い月と言われる2月もあと少し。でもね、まだまだ寒いですよね~温泉にでも行っ...
2025.02.17
#359 「福井県敦賀市に古くから伝わるある技術が県内初の国登録無形民俗文化財に!」の巻
あなたは「文化財」と聞いて、何をイメージしますか? 編集長の立川晴の輔です。日本全国には、国が指定する大切な「文化財」がたくさんあります。文化財保護法に基づいて、国...