あなたは、自分が住んでいる町のことをどれくらい知っていますか?
全国それぞれの自治体や、観光協会などが発行している「広報誌」。また、その街の情報が載った「フリーペーパー」ってありますよね。市町村の広報誌は、各家庭のポストに送られてきますが、駅やスーパーの入り口に置いてある「街のフリーペーパー」。あなたは、手に取りますか?僕はふと目にして、取るときと、スルーしちゃうときがあります。何だろうな?考えてみたら自分が暮らしている「街のフリーペーパー」は、スルーしちゃっているかもしれませんね。観光で行った街の「フリーペーパー」は結構手に取りますよ。となるとね、今、喋りながら思ったのですが「自分が暮らしている街の情報や魅力」って意外と知らないかも。住んでおきながら。今回、ピックアップする自治体は、北海道の小樽市。小樽市の街の情報誌が、この度リニューアル。WEB中心の配信で創刊されたのですが、そのタイトルが「月刊小樽自身」。「小樽自身」なんか…どっかで聞いたことあるような名前。これが創刊直後からSNSなどで話題になっているのです。一体どんな内容なのか?
「月刊小樽自身」の編集長、山城栄太郎さんにお話し伺います。
晴の輔 「月刊小樽自身」。この名前を聞いた瞬間に「週刊誌」かなと思っちゃったのですけど、週刊誌ではないのですよね。
山城「『女性週刊誌』ではありません。僕の大好きな『某週刊誌』をリスペクトしながら、発刊した『小樽の観光イベント情報誌』です」
晴の輔 情報誌という形ですか。
山城「WEBマガジンとして発行していますので、本ではありません。」
晴の輔 これは山城編集長が発案したのですか?
山城「私どもの編集部員15名で会議を開催し、皆で決めました。」
晴の輔 リニューアルとのことですけど、以前は?
山城「私が言うのも何なのですけども、非常に地味で、シンプルなイベント情報ペーパーでした。」
山城「あまり目立たなくて、なかなか手に取られにくいものでした。」
晴の輔 それを大きくリニューアルした。
山城「とにかく目に付いて、気を引いて、読んでみたくなる!そんな作りにしたかったのですね。」
晴の輔 「月刊小樽自身」惹かれます。
山城「そうですね。リスペクトしながらのパロディ、オマージュでもあります。」
晴の輔 見た瞬間に「小樽市民のスキャンダル」があったのかなと、思ってしまうぐらいに、読んでみたいと思いました。
山城「もちろん、きちんとした観光情報を載せるのですが、女性週刊誌の良い部分、ちょっと『下世話なネタ』などに心惹かれる心理を、何とかタイトルに、上手く取り入れたいと思ってやっています」
晴の輔 最新の「月刊小樽自身」はどんなラインナップ?
山城「『全樽が注目の再開発?かつて、ここに夢の国があった!?そうだオタモイ、行こう!』オタモイというのは小樽の地名のことです。ここは昔『東洋一と言われていた遊園地』があったと言われていまして、そこに小樽市から再開発の調査が入りました。それをどのような構想なのか?などを調べながら、実際にオタモイを見に行こうという、体当たり企画です。」
山城「『NKK山菜に引き寄せられる人々』(笑)『NKK』とは苦い、臭い、辛い、の略なのですね。」
晴の輔 (笑)ちょっと「DAIGO的」(笑)。
山城「北海道は山菜がよく採れます。何故人々は、臭くて辛い山菜に惹きつけられちゃうのか?をテーマにしました。」
晴の輔 今、僕はそのテーマにホントに惹きつけられています!
山城「ありがとうございます。」
晴の輔 山城さんは、昔からこのようなお仕事を?
山城「雑誌の編集をしておりました。今から20年ぐらい前にあった、渋谷などで一世を風靡したギャル・女子高生雑誌の副編集長をしていました。」
山城「『アムラー』の頃ですね。」
晴の輔 ずいぶんギャップが!
山城「そうですね。小樽に帰ってきて観光協会の理事として、この仕事をしています。当時のことを考えると、非常にギャップはありますよね。」
晴の輔 リニューアルしたのが分かった気がします。小樽の魅力をWEBマガジンで見てから行くと、また違います。
山城「月刊ですから、毎月毎月の違う顔、魅力をお伝えしたいと思います。」
「どっちだ!?晴の輔」。
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。
「晴の輔さんが、『小樽自身』に載せてもらうなら・・・
・コラムを書かせてもらう
それとも
・表紙を飾らせてもらう
どっちだ!?晴の輔」
コラムか表紙か?そらもうね…
決めました!
「表紙を飾らせてもらう」
当然ですよ、表紙は憧れだもんね。僕自身が「小樽自身」の表紙を飾ったら、
今日は「北海道小樽市の町の情報誌がリニューアル!その中身はまるで週刊誌?!」というトピックスでお届けしました。山城さんは、元雑誌の編集者だったのですね。その積み重ねたノウハウが生かされた内容のWEBマガジン。でも何よりも作っている方々が面白がっている、そこが魅力なのでしょうね。
そんな「月刊小樽自身」に
読みたい方は「小樽観光協会」のホームページをご覧ください!「月刊小樽自身」毎月25日の発行です。
それではまた、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。
-WEB版こぼれ話し1-
晴の輔 WEBマガジン「月刊小樽自身」は小樽市民に見ていただきたいか?全国の人に見ていただきたいか?
山城「基本は観光客の方に見ていただきたい。ただ、非常に歯がゆいのが『是非来てください』『どんどん来てください』とは言えないのです。」
晴の輔 ですよね~。
山城「そうした暗い話題が多い中で、観光客の方々に『小樽ではこんなに楽しい所があるのだよ』とお伝えして、コロナ禍が落ち着いたら『行ってみたい!』という気持ちを盛り上げたい。それと同時に市民の皆様にも『今の小樽情報』をお届けして『自分たちのいい所を見つけ出して欲しい』という思いもあります。」
晴の輔 地元の人って、意外と「地元」だけに「知ろうとしない」。
山城「そんな傾向はあると思います。ですから季節の話題を、先取りしてお届けするようにしています。」
-WEB版こぼれ話し2-
晴の輔 小樽市の魅力とは?
山城「『開発』『再開発』の時に『運悪く』あるいは『運良く』取り残されてしまったのですが、そのおかげで小樽の歴史的建造物が、たくさん残っているところですね。」
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