2014年10月15日

いざという時に。

文京区にある「印刷博物館」で11月24日まで開催の企画展
もしもの時のデザイン「災害時に役立つ物や心のデザイン展」』を取材してきました。

印刷博物館.jpg


特に日本に住んでいると、いつ起こり、遭遇するかわからない「もしもの災害」。

その時に役立つ、新しいデザインの提案や、生活に役立つもの、
その他、防災関係商品のうちパッケージに関係があるものやアプリ、ウェブサイトなど、
いざ、という時に私達の生活や気持ちを支えてくれるものがたくさん展示されていました。


例えば、おそらくどのご家庭でも用意しているだろう非常食。

あの非常食のパッケージは、その非常食が何なのか、それをただ表しているだけでなく、
「元気が出るデザイン」を心がけて作っているものがとても多いそうなのです。

確かに、我が家にある非常食も、明るく、気分が少しでもあがるようなそんなデザインになっているものが多く、
特に子供が喜ぶような、そんなデザインも多いと感じます。


また、パケージデザインで言えば、段ボール自体に「衣」「食」「住」という字がそれぞれちりばめられた、
一目で何が入っているのかわかるデザインのものが作られていました。
これは東日本大震災の時、段ボールに入れられ送られてきた支援物資が、
その外側を見ただけでは、中に何が入っているのかわかりにくく分別に時間がかかったことから
考えられたそうです。
その他、段ボール箱自体が、組み立てかえると簡易椅子になったり、
いざという時バケツ代わりになる風呂敷があったり。

ラジオに関連するものでは、デザイン性の高い手回し充電ラジオや地震警報機能付きラジオ、
アプリではradikoなども紹介されていました。


また、新聞やTシャツなど身近にある日用品が使い方によって非常時に役立つものになる、
その方法なども紹介されていて、豆知識を身につけることもできました。

印刷博物館2.jpg

非常に興味深い展示で、じっくりと長時間見入りました。


とにかく、どのデザインにも「人の優しさ」がぎゅっと詰まっているんです。
「もしもの時」や「いざという時」は絶対に起こってほしくないけれど、
万が一起きてしまった時も、この優しさが人々をつなぎ、支えあうから頑張れるんだな、
そんなことも感じました。


是非お時間のある方、足を運んでみてください。

プロフィール

新保友映

担当番組:
ラジオビバリー昼ズ(火曜日)
ショウアップナイター


「声の笑顔」で、元気を届けられたらと思っています。
モットーは「熱さ、明るさ、温かさ」!
趣味は 映画鑑賞、プロ野球観戦、韓国ものを極めること!
特技は ピアノ演奏、絶対音感、野球のスコアつけ、フルート?、(今は)早起き!

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