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2026.11.02

#448「山形県米沢市の印刷会社が作った和菓子が話題に!そこに込められた想いとは?」

あなたが好きな「和菓子」はなんですか?

僕は落語家ですから、楽屋の差し入れとしてよく「和菓子」をいただきます。

元々、甘いものは大好きです!

最近は、洋風の和菓子とか、逆に和風の洋菓子とか、おしゃれで美味しいものがさらに増えましたね。

「和菓子」の歴史をさかのぼると縄文時代になります。木の実を粉砕して、水でアクを抜いて丸めたもの。これが「団子」の始まりと言われています。

その後、遣唐使の時代に入って、唐の国との交流から米をこねたり、麦をこねたり、油で揚げたりという色んな影響を受けて、そこに茶の湯文化も加わって。さらに、ポルトガル人やスペイン人によって、カステラや金平糖など南蛮菓子も渡ってくるのです。

そして江戸時代に和菓子文化は飛躍的に発展したと言われています。

今回は、そんな「和菓子」にまつわる話題!舞台は、山形県米沢市。

米沢市(よねざわし)は、山形県の置賜地方に位置する市。山形県内では山形市と共に1889年(明治22年)4月1日に全国で最初に市制施行した31市のうちの1市である。
置賜地方最大の都市で、人口は山形市・鶴岡市・酒田市に次いで県内4位。山形県置賜総合支庁の所在地で、上杉氏(米沢藩)の城下町として知られる。wikiより引用

ここにある「川島印刷」という町の印刷屋さんが、和菓子を作って話題になっているのです。

印刷屋さんと和菓子ってね、まったく別分野でイメージが結びつきませんが、一体、どんな和菓子なのでしょうか?

「株式会社川島印刷」の佐藤咲さんにお話しを伺います。

 

晴の輔 まちの印刷屋さんが和菓子を作ったという事なのですが、ズバリ!どんな和菓子なんですか?

 

佐藤「はい『あきらめない心おこし』という名前の米おこしです。米沢のブランド米『上杉藉田米』を使って、一つ一つ手作りしています」

晴の輔 雷おこしとかあるじゃないですか。

 

佐藤「そうですね。おこしですよね。古くから『身を興す』『名を興す』『家を興す』という意味が込められている、縁起のいいお菓子なんですけれども、私たちが作っているのは、お米をボンッと爆発させて膨らませたポン菓子を、水あめと砂糖と塩だけで固めたものです。すごく軽く、サクッとした食感が特徴的なおこしになります」

晴の輔 なるほど!こだわりの部分は、どの部分ですか?

 

佐藤「上杉藉田米を100%使っているというところが、私たちの一番のこだわりのポイントになりまして、これが『あきらめない心おこし』という名前の由来になっています」

晴の輔 印刷屋さんですよね?

 

佐藤「はい、そうです」

佐藤「(笑)」

 

晴の輔 この名前の「あきらめない心」は、何か意味がありそうですね。

 

佐藤「『あきらめない心』を持つということの大切さを、米沢から全国に伝えたいという思いを持っているのですね。

米沢は今から250年ほど前、江戸時代のときに、多額の借金と飢饉などが重なって、本当に絶体絶命の大ピンチのときがあったんです。

そのときに、米沢の未来をあきらめずに救おうと立ち上がった、『なせば成る、なさねば成らぬ、何事も』の言葉で知られる上杉鷹山公という一人のお殿様がいまして」

上杉鷹山公

晴の輔 はい。

 

佐藤「上杉鷹山公が領民たちを励ますために、自ら田んぼに入って土を耕す『藉田の礼』という儀式を行ったのですけれども、その姿を見て、領民や家臣たちの心が動かされて、最終的にみんなの力で藩を立て直したという記録が残っているのです。

今も米沢で受け継がれている「藉田の礼」

今も、このあきらめない心を伝えたいという思いで、お米を作っている農家さんたちが育てた上杉藉田米を使って『あきらめない心をおこす』というコンセプトのお菓子が生まれたんです」

 

晴の輔 心の話に、僕はもう心を奪われておりまして。お米にも魂がこもっているって思いますよね。そもそも、印刷屋さんが「おこし」を作られた、きっかけは何だったんですか?

 

佐藤「米沢にまつわるストーリーを語れるお土産菓子があったらいいなと思ったことが始まりだったのです。

 

私たちは印刷会社ですので、デザインとか印刷の力を使って地域を盛り上げたいなという思いがありました。

今、先行きが見えない印刷業という状況がありますけれど、上杉鷹山公がいた時代と重なって、米沢の歴史から、どんな困難な状況でも自分を信じて行動することの大切さを教えてもらったんですね。

それを全国に伝えて、何かこう、頑張りたいときに一歩踏み出すきっかけを作れたらいいなと思って『自力本願の地 米沢』というプロジェクトを立ち上げたんです」

晴の輔 自力本願の地、米沢。

 

佐藤「他力本願ではなく」

佐藤「私たち自身が、この畑違いのお菓子作りに挑戦する姿を通じて『自分も何かチャレンジしてみよう』って思っていただけるような、心をおこそうという、そんな気持ちになっていただけたら嬉しいなと思って、お菓子作りに挑戦しています」

晴の輔 その心を起こすってことなんですね。「あきらめない心おこし」。

 

佐藤「そうなのです」

佐藤「『あきらめない心おこし』という名前の通り、何か頑張っている方、これから何か頑張るぞっていう方に、ぜひ召し上がっていただきたいなと思っています」

晴の輔 どんどんこの「あきらめない心おこし」は

佐藤「はい、そうですね」

 

【どっちだ!?晴の輔】

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。

晴の輔さんが、晴の輔さんが、あきらめない心おこしを食べてもらうなら・・・

・楽屋見舞いとして持っていく

それとも、

・うちに来てくれた方にお茶菓子として出す

どっちだ!?晴の輔

 

う~ン…、あきらめない心おこし、米おこしでしょ?じゃあね、あ、決めました!

 

「うちに来てくれた方にお茶菓子として出す」

今日は「山形県米沢市の印刷会社が作った和菓子が話題に!そこに込められた想いとは?」というトピックスでお届けしました。

印刷屋さんが作った和菓子は、米おこし。「あきらめない心おこし」でしたね。

江戸時代、米沢藩が財政破綻の危機に。それをあきらめない心で立て直したのが上杉鷹山公ですよ。

その精神と想いが、この和菓子にギュッと詰まっていますね。ぜひ食べてみたい!

そんな「川島印刷のあきらめない心おこし」に

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

radikoでも聴けます。

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    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。