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2021.03.29

#156 「山形市のママ防災士が企画した、新しい防災グッズ!『こころ咲くBOUSAI BOX』、その中身とは?」

あなたは、いざというときの防災グッズを備えていますか?

あの「東日本大震災」から丸10年が経ちました。僕は3.11の約2ヶ月後に、被災地に入りました。あの光景は、今でも鮮明に覚えています。東京に戻って、すぐに自宅の「防災グッズ」を確認したり買いなおしたりしました。今は、地震だけではなく、ここ数年の大型台風、豪雨災害、明日は我が身です。「備えあれば憂いなし」でも、いざという時のために備えておく物って意外と難しい。まずは「水」と「非常食」を最低3日分は備えたいって聞きます。それから安全に避難するための「懐中電灯」情報を得るための「携帯ラジオ」「バッテリー」も大切です。今は「マスク」も必要です。そんな防災グッズですが、今回ピックアップするのは「食にまつわる防災グッズ」。山形市で、防災用品などを扱う「西谷」という会社の「ママ防災士」の方が、ありそうでなかった、ある食べ物に特化した「防災グッズ」を企画販売して、大きな注目を集めているのです。その防災グッズの名前は「こころ咲くBOUSAI BOX」。「こころ咲く」と聞くと、なんだか「心が温まるようなイメージ」があります。どんな防災グッズなのか?

 

この防災グッズを企画した「有限会社 西谷」のママ防災士 西谷友里さんにお話し伺います。

 

 

晴の輔 「こころ咲くBOUSAI BOX」とは、どんな防災グッズ?

西谷「『災害時に甘いもの、オシャレなもので、心に花を咲かせよう』をテーマに、5年保存の『甘い非常食』だけを同梱した防災ボックスです。SNS を通して集まった、宮城県や熊本県など『災害を経験された方々』からの声で企画制作したのが、一番のポイントです。」

西谷「ただ甘いだけではなく、食べやすさや、飲み込みやすさ、にこだわった『つるん』としたのど越しのよいゼリー、ライスクッキー、ようかん、パン、フォーク、ハンドペーパー、そして『希望』という花言葉である、ガーベラの『ポストカード』と結構盛りだくさんなのです。」

ゼリー

ライスクッキー

ようかん

パン

ポストカード

晴の輔 ポストカード!それはどうしてですか?

 

西谷「このボックスは『甘い物』という『心の栄養』にもつながるものです。そして東日本大震災の時に『しんどい』『食べたい』『辛い』などの気持ちを『吐き出せなかった』と皆さんおっしゃっていましたので、それを『言ってもいいのだよ』と言うために『ポストカード』を準備しました。」

 

晴の輔 「甘い栄養」と「心の栄養」も含めてのポストカード。でも正直「非常食」と聞くと、味は二の次かなってイメージがあります。

 

西谷「本当に美味しくて『いつものおやつ』にしたいレベルです。」

西谷「ホント(笑)、つまみ食いしていただいていいです。避難所で初めて目にする食べ物は、おいしいのかな?という気持ちになってしまうのですが、一回でも食べておけばそれが練習になります。」

 

晴の輔 「食べなれている」「食べる前の安心」は、大事ですね。

 

西谷「5年保存ですが、大事にとっておかなくてもよくて、味見して欲しいのが正直な気持ちです。食べてしまったものを、好きな分だけ、お好きなものを補充できるサービスを考えているので、食べていただいて大丈夫です。」

 

晴の輔 それは「富山の置き薬」。食べた分だけ補充する。そうしたらだんだん「お菓子屋さん」になってしまう。美味しいから。

 

西谷「(笑)」

 

晴の輔 そもそも作るきっかけは?

 

西谷「約1年前に『五目御飯』『ドライカレー』や『泡無しシャンプー』をまとめた防災ボックスを作っていたのです。そうしましたら、全国各地のお母さん方から『ご飯も大事だけど、お菓子も同じくらい大事なことを忘れないで』という声が非常に多かったのですね。私も子供が3人いるので、お菓子って本当に大事だし助けてくれるって事を知っていたのですが、皆さんどうなろう?と思いSNS で呼びかけたところ、災害時の甘いものに関するエピソードがたくさん集まり『やっぱり必要なのだ』と改めて思い、作りました。」

 

晴の輔 ママたちの意見には重みがあります。

 

西谷「被災地で、不安の表情だったお子さんが『甘いお菓子とジュースで初めてにっこりした』『フルーツのゼリーを食べて、ママ美味しいよ!と初めて不安の中で言葉を発した』お菓子のパワーって本当に凄いなと思います。」

晴の輔 非常食は「空腹を満たす」のイメージばっかりでしたけど、お菓子で、子どもが笑顔になるというのは…大事です。

 

西谷「子どもが笑顔になると、自然に回りの大人も笑顔になります。」

 

晴の輔 西谷さんのお話しを聞いていると、防災の「災」は、いろどりの「彩」に見えてきました。

西谷「そうですね。それを教えてくれたのは、震災や台風などの災害で、被害に遭われた皆さんのリアルな声でした。感謝しています。」

 

 

 

 

 

「どっちだ!?晴の輔」。

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。

 

「晴の輔さんが『こころ咲くBOUSAI BOX』の中に入っていたら嬉しいものは・・・

『チョコレート』

それとも

『大福』 

どっちだ!?晴の輔」

 

ふっふっふ、大福は大好きだけど、生物でしょ?チョコレートも溶けちゃうしね。5年保存じゃないと…選ぶなら…

 

 

決めました!

 

 

 

 

「大福」

 

 

仮に「5年持つ大福」があったらの話ですよ。

 

 

 

今日は「山形市のママ防災士が企画した、新しい防災グッズ!『こころ咲くBOUSAI BOX』、その中身とは?」というトピックスでお届けしました。中身の正体は、ママさんたちの想いが詰まったお菓子でした。非常時に不安を取り除いてくれる、笑顔にさせてくれるお菓子。お菓子の力って偉大ですね。

 

そんな「こころ咲くBOUSAI BOX」に

興味がある方はコチラ「さくらんぼ県の防災やさん にしや」のホームページをチェックしてください!

ここでお知らせです。「週刊なるほど!ニッポン」来週から放送時間が毎週日曜日の朝4時50分からになります。(※ニッポン放送のみ)

それではまた、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。

 

-WEB版こぼれ話し1-

西谷「災害時の甘い物だけでなく、ピンクや黄色など明るい色を見て『心が晴れた』というコメントも集まったので『こころ咲くBOUSAI BOX』は、パッケージを白にするなど、カワイイものとして、心が晴れるようなカラーで作成しているのもポイントです。」

晴の輔 本棚に入れても自然な感じ?

西谷「はい、本棚に収納できるようになっておりますし『結納の儀に持っていきたい』とのお客様がいらっしゃいました。他にも『新築祝い』などのお祝い事に、この『こころ咲くBOUSAI BOX』を買われる方が多くて、凄く吃驚しています。」

晴の輔 プレゼントにすると「一杯つまった想い」も伝わるものなのでしょう。

西谷「『安心と備え』を大切な方に贈るため、皆さんに選ばれています。」

 

-WEB版こぼれ話し2-

西谷「どんな時でも『甘い物』『オシャレな物』は『心に花を咲かせて、明るくしてくれる!』という気持ちを込めて『こころ咲くBOUSAI BOX』と名前を付けました。

晴の輔 非常時には「オシャレ」は必要ないのでは?と思い込んでいました。

西谷「自分自身も災害を体験した時に『オシャレをする気になれない』『忘れていた』ので、無理にでも明るい色を見て『気持ちを上げる』ことが大事なのかもしれません。」

 

下記放送局は4月より、放送時間が変更となります。変わらぬごひいきお願いいたします!

山形放送 ⇒ 毎週土曜日17:50~18:00(曜日・時間変更)
新潟放送 ⇒ 毎週土曜日22:20~22:30(曜日・時間変更)
信越放送 ⇒ 毎週日曜日10:50~11:00(時間変更)
北日本放送 ⇒ 毎週月曜日5:05~5:15(曜日・時間変更)
RSK山陽放送 ⇒ 毎週土曜日16:05~16:15(時間変更)
四国放送 ⇒ 毎週土曜日9:15~9:25(曜日・時間変更)

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      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。