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2021.10.11

#184「山形県で制作された新しいカードゲーム『YAMA-MONOコネクション』とは?」

あなたは「カードゲーム」と聞いて、何を思い浮かべますか?

カードゲームと言われて、パっと思い浮かべるのは「トランプ」「UNO」「かるた」ですかね?世代によっては「遊戯王」とか「ポケモンカード」なんて人もいるかもしれません。でも一番代表的なのはトランプでしょう!前大統領じゃないですよ?そのトランプの発祥は?というと、いろんな説があるそうですが、一説によると、古くはインドで使われた「タロット」という占いの道具が「タロットカード」に変化し、それが西洋に紹介されたものが起源じゃないかとされています。そこから時代は進んで、14世紀後半にヨーロッパ各国でそれぞれの名称、それぞれの図柄に変化して、今の形のトランプになったのではないか?という説です。定かではないのですけどね。西洋で進化したトランプ。それに対して日本独自のカードゲームは?というと「かるた」…と言いたいところなのですが、この「かるた」という言葉はポルトガル語です。16世紀半ばに、ポルトガルとの交流で日本に伝わってきたもの。当時は「南蛮カルタ」と呼ばれていたそうです。これが日本各地で、様々なローカルルールを生み出し日本独自の「天正カルタ」とか「花札」などが生まれていったと言われています。今回はそんなカードゲームにまつわるお話し!山形県で、地元の野生動物について研究・活動している「やまがたヤマネ研究会」が「YAMA-MONOコネクション」というカードゲームを開発して今、話題になっているのです。一体どんなカードゲームなのか?

やまがたヤマネ研究会」の代表、中村夢奈さんにお話し伺います。

 

晴の輔 新しく作った「YAMA-MONOコネクション」とはどのようなカードゲーム?

 

中村「山形オリジナルの、山形の「イキモノ‐人‐環境」のつながりを学ぶことができるカードバトルゲームです。よりよいつながり・環境を造れた人が勝ちと言った内容です。」

晴の輔 山形の生き物、略して「YAMA-MONO」。こだわりの部分は?

イキモノカード

中村「写真をこだわりました。全てオリジナルなのですが、山形で活動し、普段表に出てこない山形の自然をささえる研究者や、専門家が写真としてカードに入っているところでしょうか。

人もあっての自然…というところも知ってほしいなと思っています。イメージは『野球チップス』みたいな感じです。ダンディーで変わったおじ様たちの活動内容だけではなく、食べ物の好き嫌いや発見場所なども書かれています。」

中村「カードにサインをもらっていただけたら楽しいかと(笑)。」

 

晴の輔 カードゲームだとイラストのイメージがあります。写真以外にもあるのですか?

 

中村「山火事や水害などの環境異変については、今話題のシンプルなピクトグラムのようなイラストで描かれています。」

環境カード

晴の輔 動物たちだけではないのですね。

 

中村「環境・生き物・人、全てひっくるめて『山形の自然』を学べるカードゲームになっています。」

 

晴の輔 山形県の自然や野生動物は、どのような状況なのでしょう?

 

中村「山形は10分も移動すれば、森林にアクセスできるような環境が多いです。都会と比べると野生動物と人が近い関係ともいえます。その分、農業被害などの獣害問題もよく発生しています。一方、人も減っており、手入れが入らない里山や、知らないうちに絶滅してしまう動物たちも年々増えているという面もあります。」

ニホンヤマネ

晴の輔 自然が近いのはうらやましいと思ってしまいますが、農業の被害もまた「自然の一部」なのですね。

 

中村「良いところも、悪いところも、住んでいると出てきてしまいますね。」

 

晴の輔 元々、中村さんは生き物興味が?飼っていたりとかも?

 

中村「小さいころから動物ばかり追いかけていました(笑)。親に内緒で引き出しとかオモチャ箱で虫とかトカゲとか飼っていて、怒られてばかりいました。」

中村「ぬいぐるみに付いていたオモチャのベッドで『カナヘビ』育てていて、ハムスターも内緒で飼っていました。(笑)」

 

晴の輔 生き物がホントにお好きだったのですね。

 

中村「そこが高じて、山形にいるのだと思います。」

 

晴の輔 なるほど。このカードゲームを通じて、どんなことを感じてほしいですか?

 

中村「普段知らないような生き物がごく身近にいることを知っていただき、そうした身近な環境の生物や、それに関わる人を知って、未来へ繋がる自然を一緒に考えてもらえたら…と思っています。」

中村「そうですね。」

 

晴の輔 ちなみに「中村さんのカード」はあるのですか?

 

中村「ないです(笑)。入っていないです。」

中村「いや~、色々な『修正』を入れないと(笑)。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どっちだ!?晴の輔」。

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。

 

「晴の輔さんが、新しいカードゲームを作るなら・・・

『山形県出身の有名人コネクションを作る』

それとも

『落語家名人コネクションを作る』 どっちだ!?晴の輔」

 

ええっ?「YAMA-MONOコネクション」の流れで「山形県の有名人カード」僕が作るの?…これはね…

 

 

決めました!

 

 

 

 

『落語家名人コネクションを作る』

 

 

だってね。実際に作るのなら皆さんに協力してもらわないとね。

 

今日は「山形県で制作された新しいカードゲーム『YAMA-MONOコネクション』とは?」というトピックスでお届けしました。このカードで遊べば、今の山形の自然が分かります。だって生き物だけでなく、それを支える人たち、水害や山火事なども含めたものですから。まさに遊びながら学べるカードゲーム!

 

そんな「YAMA-MONOコネクション」に

それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。

 

 

 

 

-WEB版こぼれ話し1-

晴の輔 「やまがたヤマネ研究会」普段はどんな活動を?

中村「普段の主な活動は、様々な専門家の協力を得て、山の中で野生動物を追いかけながら図鑑に掲載されていないような生態や行動を調べています。その他、調査で分かったことを活用した自然体験や、自然科学をテーマにした環境教育も行っています。」

晴の輔 カードゲームはそうした教育面からの発想なのですね。

中村「そうですね。一緒に山に行っても、見られるタイミングは必ずしもあるわけではないので、写真を見て関心を持ってもらえればと思います。」

 

-WEB版こぼれ話し2-

晴の輔 山形県に生息している野生動物は、どのようなものがいますか?

中村「国の天然記念物である『イヌワシ』や絶滅危惧種などが人気です。」

晴の輔 中村さんのお気に入りは?

中村「出身が山形ではないのですが…」

晴の輔 えっ?違うのですか!

中村「(笑)違うのです。出身は埼玉県です。山形に来て10数年ですので『山形っ子』になりつつあります。」

晴の輔 お気に入りの動物は?

中村「山形に来て初めて知った、春の女神と言われる『ギフチョウ』です。黄色と黒の模様がきれいな蝶なのです。」

晴の輔 へえええええええ。「ギフチョウ」はカードに入っている。

中村「もちろん入っています!大好きです。片付ける時も一番上に置きたいですね(笑)。」

晴の輔 コネクションではなく、コレクションしているのですね。

中村「はい(笑)、そうです。」

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    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。