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2023.07.31

#278「長野県千曲市の夏の風物詩!千曲川納涼煙火大会の魅力に迫る!」の巻

あなたは今年、花火大会に行きますか?

「夏の風物詩」と言えば、海水浴、かき氷、ビアガーデン?中には「ラジオ体操」なんて答える人もいるようですが。夏はやっぱり「花火」!家族や友達と一緒にやる手持ち花火、風情があっていいですよ。そして全国各地で行われる花火大会!夜空に輝くあの光の芸術は、圧巻の一言です。ここ数年は、コロナの影響で中止が多くて寂しい夏が続いていましたが、今年はほとんどの町が例年通りの開催になっているようです。嬉しい!

日本の打ち上げ花火の始まりは江戸時代。1733年、徳川八代将軍・吉宗の時代に起こった未曾有の大飢饉。その死者を弔うため、そして、悪疫退散を願って、隅田川で水神祭を行ったときに花火を打ち上げたのです。これがきっかけとなり、みんな喜んで、庶民に定着して、今のあの有名な「隅田川花火大会」へと受け継がれているのです。

今回は、そんな「花火」にまつわる話題!舞台は、長野県の千曲市

千曲市(ちくまし)は、長野県の北部、北信地方の千曲川中流域に位置する人口約6万人の市。
旧・埴科郡戸倉町と更級郡上山田町は全国的に戸倉上山田温泉として知られ、善光寺詣りの精進落としの湯として明治期の開湯から100年余りの歴史を有する名湯の地。wikiより引用

ここで毎年8月7日に「千曲川納涼煙火大会」という長野県内でも屈指の花火大会が行われるのです。「えんかたいかい」ってね、歌じゃないですよ?「煙の火」と書いて「煙火大会」。一体どのような花火大会なのでしょうか?

信州千曲観光局の鈴木ちか子さんにお話しを伺います。

 

晴の輔 どのような内容の花火大会なのでしょう?

 

鈴木「美肌の湯として知られる『戸倉上山田温泉千曲川のほとりで行われる花火大会です。旅館やホテルが30軒ほど川沿いに並んでいますので、土手沿いには屋台がたくさん並んで、大変華やかな雰囲気になっています。また川の向こう岸から花火が打ち上げられますので、すぐ近くから打ち上がりを見ることができる花火大会となっています。」

戸倉上山田温泉対岸から見た風景

(C)信州千曲観光局 2022 おすすめ 41.入選「遠花火」

晴の輔 真上に打ちあがる。

 

鈴木「そうです。上を見上げるような花火大会ですね。」

 

晴の輔 打ち上げ花火の種類はどんなものがあるのでしょうか?

 

鈴木「スターマインはもちろんなのですけど、十号花火という尺玉が通常より多く見られると思います。また、千曲川にかかる橋を利用したナイアガラの滝など、変わり種の花火も見ることができます。」

(C)信州千曲観光局 2014 自由 05.準特選 「夏の華」

(C)信州千曲観光局 2019 自由 14.入選 「ナイアガラの喧騒」

晴の輔 なるほど!どれくらいの数が打ち上がるのでしょう?

 

鈴木「1万発です」

 

晴の輔 たっぷり!

 

鈴木「この辺でも大規模な花火大会だと思います。」

 

晴の輔 他に負けない。というところはありますか?

(C)信州千曲観光局 2022 おすすめ 34.特選「戸倉の夜に咲く」

鈴木「はい。それは何といっても音の迫力です。すぐ近くにある山に囲まれた地形になっていますので音がものすごく反響して、体の芯まで響くような感覚を味わうことができます。過去には地元の方から、音の振動で家の壁掛け時計が落ちたという声があったと聞いたことがあります。」

 

晴の輔 (笑)壁掛け時計が落ちるぐらいの?

 

鈴木「そうです。そんな声が昔はあったということを聞きました。」

鈴木「そうですね。」

 

晴の輔 音が響いて、心にも響く花火!

 

鈴木「そうだと思います。ありがとうございます。」

(C)信州千曲観光局 2022 おすすめ 39.入選「夏の華」

晴の輔 今年で何回目ですか?

 

鈴木「92回です。」

 

晴の輔 92回!歴史ある花火大会なのですね!毎年8月7日なのですか?

 

鈴木「はい、毎年8月7日開催です。」

鈴木さんがおススメする千曲市の観光スポットは?

 

鈴木「花火大会の会場から車で15分ほどの場所に姨捨(おばすて)という場所がありまして、名称から怖いイメージ持たれる方もいらっしゃると思うのですけれど。」

姨捨2013 千曲のおすすめスポット 39.特選 「盛夏の棚田」

晴の輔 そうですね。ちょっと響きが怖いかも。

 

鈴木「姨捨の由来となった昔話しですが『お婆さんがいないと困る』という最後には幸せに暮らせるようなお話なのです。

 

晴の輔 ほっこりするようなお話しなのですね。

姨捨2021 春夏 22.準特選 「真夏の夜明け」

鈴木「姨捨は、歌川広重が描いた「田毎の月」の棚田の場所でもあり、松尾芭蕉や小林一茶など、古くから景色を楽しみに訪れる方が多くいた場所です。また、姨捨駅からの広大な景色は日本三大車窓にも選ばれていますので、ぜひ見ていただきたいです。」

姨捨2021 月の都 12.入選 「薄明の棚田」

姨捨駅2019 姨捨・稲荷山・八幡 36.準特選 「復興への架け橋」

晴の輔 昼間は姨捨からの景色で楽しめます。

 

鈴木「はい」

鈴木「この地域はやっぱり冬が長いので一年の半分以上こたつを出しているお家が多いです。ですから短い夏を楽しむための大切な行事です。地元の自治会、観光に関わる方々が何ヶ月も前から準備していますので、楽しんでいただきたいですね。」

 

「どっちだ!?晴の輔」

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。

晴の輔さんが、千曲川納涼煙火大会に一泊二日で行くなら・・・

「前日に千曲市を観光して、翌日花火大会を楽しむ」

それとも

「当日に花火大会を楽しんで、翌日千曲市を観光する」

どっちだ!?晴の輔

 

花火を見た後ね、ゆっくりしたいからなぁ…これはね…あ、決めました!

 

 

「当日に花火大会を楽しんで、翌日千曲市を観光する」

 

 

 

今日は「長野県千曲市の夏の風物詩!千曲川納涼煙火大会の魅力に迫る!」というトピックスでお届けしました。今回で92回目の花火大会。魅力は何といっても音の迫力!家の壁掛け時計が落ちるくらいの音の振動ですよ?腹にガツンと来るのでしょうね。これはもう体で楽しむ花火大会です。行ってみたい!8月7日月曜日開催です!

そんな「千曲川納涼煙火大会」に

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

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    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。