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2024.09.16

#337「長野県飯田市で開催されるサミットのテーマは、あの食べ物??」の巻

あなたは「サミット」と聞いて何を思い浮かべますか?

「サミット」という言葉、英語で「山の頂上」という意味があります。「サミット」と聞いて、ぱっと浮かぶのは「G7」「G20」ですかね。各国のトップが集まる「首脳会議」。首都圏にお住まいの方は「スーパー」の「サミット」を思い浮かべる方もいると思いますが…。「首脳会議」というイメージなので、いろんな会議のイベント名に使われています。「全国市町村長サミット」「地域おこし協力隊全国サミット」「全国おかみさん交流サミット」なんていうのもあります。名古屋で2003年にスタートした世界最大級のコスプレの祭典「世界コスプレサミット」。そのイベントは略して「コスサミ」と呼ばれているそうです。あと名古屋は、手羽先の文化発展を目指す「手羽先サミット」というのも毎年開催されているのです。手羽先サミット…略して「手羽サミ」とは言わないと思います。話しが逸れました。

今回は、そんな「サミット」にまつわる話題!長野県飯田市で10月13日(日)に「あるサミット」が開催されるのです。

飯田市(いいだし)は、長野県南部に位置する市。
伊那谷を流れる天竜川沿いに位置する中心市街は13世紀に飯田城が築かれた地で、江戸時代には飯田藩の城下町として、また三州街道(塩の道)の宿場町として栄えた。近代以降は製材業・製糸業が興り、のちに精密機械工業が発達した。りんご並木の街、人形劇の街としても知られ、城下町の面影を残す町並や保存された伝統芸能の多さから「南信州の小京都」とも呼ばれる。Wikiより引用

一体どんなサミットなのでしょうか?飯田市・結いターン移住定住推進課で、当サミットの実行委員会小原和也さんにお話しを伺います。

晴の輔 10月13日に飯田市で行われる「サミット」とは、どんなテーマなのでしょうか?

 

小原「全国的に里山の問題になっている放置された竹林「竹害」に対応するため、純国産メンマの作り方の普及や竹そのものの活用事例の情報交換を兼ねて『純国産メンマサミット』というサミットが行われます」

晴の輔 竹林で放置されているのを竹害というのですね?

小原「そうです。全国的にも徐々に問題になってきています」

 

晴の輔 純国産メンマとは食べるメンマ?

 

小原「そうです。そのメンマです。『ラーメンの具』『おつまみメンマ』などで馴染みがあると思います」

小原「今回が第6回目になりまして。年に一度、全国各地の様々な場所で行われています」

 

晴の輔 どんなコンセプトのイベントになるのでしょう?

 

小原「今回の『飯田市でのサミット』では、竹のお祭りと書いて竹祭というものをテーマにしています。国産メンマを普及したいのもありますけれども、そもそも竹を私たちの生活に少しずつ取り入れて活用することと、竹の可能性、面白さを楽しみながら学べるように、お祭りみたいなイメージをしたイベントを企画しております」

晴の輔 竹害でいろいろ困ったことが起きて、それを祭りに変えた。

 

小原「そうですね。とにかく竹を楽しむ機会を作ろうと企画しています」

小原「講演会、パネルディスカッションがございますが、他にも国産メンマを使った料理のレシピコンテスト、全国各地の国産メンマを作られている方々が販売するクラフトメンマストリートというブースもあります。他にも竹林整備を通して環境学習を行っている大学生、小学生がいらっしゃいますので、その皆さんが出店する竹を楽しむブースなどもあります」

晴の輔 竹三昧!

 

小原「もう一日中、竹に囲まれる日になります」

小原「(笑)まさにその通りですね」

 

晴の輔 このサミット企画している方はどういう方々ですか?

 

小原「サミット自体は実行委員会で企画していますが『飯田市』と『純国産メンマプロジェクト』という組織が共催しています」

 

晴の輔 純国産メンマプロジェクトとは、どのような活動をされているのでしょう?

 

小原「竹害を解決するために活動されているネットワークです。現在35都府県144団体が加盟をしています。主には『国産メンマの作り方の普及』『メンマサミットの開催』をしています。全国的に拡大し続ける竹の繁殖力に負けないように、全国の竹に取り組む人たちがタッグを組んでいる組織です」

晴の輔 正直言って竹に害があるようなイメージは全くないのですが、繁殖力がすごいのですね。それを逆手にとって純国産メンマを作ってという発想になったのですね。このサミットを通じてどのようなことを発信されたいですか?

 

小原「サミットは身近な里山問題に触れる機会だと思います。どうしても竹害が大変だとか竹林整備をやらなければって呼びかけても、なかなか人は動かないので、まずは『竹の楽しさ』『メンマの美味しさ』『竹の可能性』を、サミットを通じて色々な皆さんに知っていただいて、竹を使うことそのものが里山整備に繋がっていくことを発信したいですね」

晴の輔 なるほど!このサミットは誰でも参加できるのですか?

 

小原「どなたでも参加いただけます」

小原「はい(笑)私の『思いのたけ』を語らせていただきました」

 

「どっちだ!?晴の輔」。

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。

晴の輔さんが、純国産メンマを食べるなら・・

・ラーメンにトッピングして食べたい

それとも

・刻んでチャーハンの具材として食べたい

どっちだ!?晴の輔

 

うン、ラーメンチャーハンで食べたいけどね…えーとね、放置竹林の問題だから…、あ、決めました!

 

 

「ラーメンにトッピングして食べたい」

 

今日は「長野県飯田市で開催されるサミットのテーマは、あの食べ物??」というトピックスでお届けしました。どんなサミットかと思ったら純国産メンマサミットでしたね。メンマを美味しく食べるグルメイベントではなく全国の放置された竹林の問題ですよ。こんなに大きな問題になっているとは僕も知りませんでした。興味のある方は是非参加してみてください!

そんな「純国産メンマサミット」に

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

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    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。