内田雄基アナウンサーが担当している「
神奈川道中記」。
毎週土曜日の「
モヤモヤ解決! ゲッターズ飯田 ラジオで占いまSHOW」の中で、
15時47分から放送しています。
今週は、私が担当し、横浜・桜木町駅から歩いて3分ほどのところにある老舗パン屋さん、
コテイベーカリーさんからお送りしました!
聞き逃した方は、
radikoタイムフリーで!
放送では、1916年(大正5年)の開業当時から作り続けているという、
分厚いシベリアをご紹介しました。
コテイベーカリーさんのシベリアは、水ようかんをカステラで挟んだもの。
私が食べたシベリアの厚さは、なんと9.5㎝! ボリュームたっぷり!!
店主の俊夫さんは、朝9時の開店に合わせて、シベリアなどを仕込むために、
毎日、日付が変わる頃に起きて、お仕事をスタートさせるとのこと。
シベリアは、カステラと水ようかんをくっつけるために、時間と手間がかかるそうで、
段々、作るお店が減ってしまったんだそうです。
コテイベーカリーさんは、変わらずに美味しいシベリアを作ってくださっているので、
映画『風たちぬ』や朝の連続テレビ小説などでシベリアが取り上げられると、
食べたくなった方で、お客様が増えるのだとか。
店内を飾る賑やかなシベリアツリーやジャンボシベリアは、奥様の手作り。
大正時代が舞台のゲーム「遙かなる時空の中で6」にシベリアが登場して、
ゲームのファンの方が集まるようになっったことがきっかけで、記念撮影用に用意したそうです。
美味しいパンに、楽しいお話とおもてなしで迎えてくださるコテイベーカリーさん。
奥様のいつ子さんは、
「お買い物はエンターテインメントだから、
楽しんでもらいたいじゃないですか」と仰っていました。
奥様自作の、
コテイベーカリーさんのHPも読みごたえ抜群です!
私がお土産に買って帰ったのは、シベリアと「超ぶどうパン」!
インパクトのある名前は、奥様がつけたもの。
ぶどうパンの常識を覆す、驚くほどたくさん干しぶどうが入った、ずっしり重いぶどうパンです。
もともと、店主の俊夫さんは、ぶどうパンがお好きで、
残ったときは、喜んで召し上がっていたそうなのですが、
それなら、好きな干しぶどうをもっとたくさん食べたいと、試行錯誤の結果、
パンが膨らむ限界まで干しぶどうを詰め込んだ、超ぶどうパンが生まれたそうです。
今は、点数制限もある、人気商品に!
売切れになるので、俊夫さんは召し上がれなくなったと、冗談交じりに話してくださいました。
お二人は、「一日でも長く、一つでも多く、シベリアを作りたい」と仰っていますが、
100年以上続くお店を、ご自分たちの代で畳む決意をしていらっしゃいました。
私の祖父も、十年ほど前に曽祖父の代から続くお店を畳んだので、
後継者がいないとどうしようもないことが分かりつつも、寂しい限りです。
それでも、放送を通してはっきり仰ってくださるというのも、
急なお別れにならないようにという、お二人のサービス精神の表れのように感じます。
お近くの方は、お店で、遠方の方は、通信販売もありますので、
大正時代から100年続き、令和の今も人々を魅了するシベリアをはじめとする
コテイベーカリーさんのパンを、今のうちに、ぜひ召し上がってくださいね。
来週1月29日の「神奈川道中記」も、私箱崎の担当で、
横浜・野毛にある洋食キムラさんに伺います。
こちらも老舗! 長く続く洋食屋さんの伝統の味の秘密をご紹介します!