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2025.12.15

#402 「長野県松本市で募集中のみそ汁コンテストに迫る!」

あなたは昨日、「みそ汁」を飲みましたか?

「みそ汁」って、『家庭の味・おふくろの味』なんて表現したりしますが、飲むとなんだかホッとします。昨日、僕が飲んだみそ汁は大根が入っていました。

大根が入ったみそ汁。イメージ

そんな「みそ汁」の歴史を紐解いてみると、鎌倉時代までさかのぼります。その時代に、すり鉢が使われるようになって、粒みそをすり潰して水に溶かして利用されるようになり、「みそ汁」が誕生したのです。その「みそ汁」によって、当時の武士の食事スタイル、主食、汁もの、おかず一品という「一汁一菜」が確立されたと言われています。

室町時代に入ると、大豆の生産量が増え、庶民の間でも自家製みそが作られるようになって、どんどん広がっていきます。なんでも、今日に伝わるみそ料理のほとんどがこの室町時代に作られたのだとか。そして、江戸時代になると、日本の家庭料理の定番となっていきました。

今回はそんな「みそ汁」にまつわる話題!舞台は、長野県松本市

松本市(まつもとし)は、長野県の中信地方に位置する市。中核市、国際会議観光都市に指定されている。県庁所在地の長野市に次ぐ県内2位の人口をもつ中信地方の中心都市である
近代的な駅中心部から市の外側に進むにつれ、昔ながらの田園、果樹園の風景に変わっていく。東側の里山辺を越えると、ワイナリーや温泉街などの観光地が広がり、美ヶ原高原へと続く。wikiより引用

松本市で「みそ汁」にまつわるコンテストのレシピを募集していて、話題になっているのです。具体的にどんなコンテストなのでしょうかね?

松本市・健康づくり課の下條有希さんにお話しを伺います。

 

晴の輔 下條さん、みそ汁にまつわるコンテストのレシピを募集しているということなのですけど、これはどんな内容なのですか

 

下條「『具だくさんみそ汁コンテスト』として、信州みそを使用した野菜たっぷりの具だくさんみそ汁のレシピを、松本市に在住・在学・在勤している方から募集して表彰するものです」

第7回_募集チラシ

晴の輔 体によさそうです。

下條「『松本の新しい郷土食へ~信州みそを使用した、野菜たっぷりおいしい具だくさんみそ汁~』をテーマにしています。今年は“給食に出たらいいな部門”と“ホッとしあわせ わが家の味部門”の2部門を募集します。募集規定は、家庭で作ったオリジナル料理であること、主菜なとなる食材(肉・魚・卵・大豆製品等)を1つ以上使用する、といった決まりがあります。過去の受賞レシピは実際に学校や保育園の給食でアレンジされて提供されたこともあります。他にも規定がありますので、詳しくはホームページをご覧いただければと思います」

前回_松本を味わおう最優秀 松本具沢山みそ汁

前回_給食最優秀 クリーミー豚汁

晴の輔 信州みそを使う!

 

下條「そうです」

下條「あります。実は鎌倉時代に中国から、みその製法を日本に伝えたとされている高僧“法燈国師”という方の生誕の地が、松本市の福應寺にあります。古くからみそと縁が深い土地なのです。松本市には歴史あるみそ蔵やお豆腐屋さんも多くあります」

 

晴の輔 もう“みそ発祥の地”と言いたいぐらいですね

 

下條「ホントですね(笑)。このコンテストを始めるきっかけですが、松本の“食育推進計画”というものがあります。バランスよく食事をとるために“1日2食は3皿食べよう~1・2・3でバランスごはん”という取り組みを推進していて、その中で具だくさんみそ汁であれば手軽に主菜・副菜がそろうことを、皆さんに広く知ってほしいという思いからスタートしたのです」

前回_もったいない最優秀 高たんぱく納豆汁

晴の輔 なるほど。野菜もそうですが、みそ汁は体に良いイメージがあります。

下條「みそ汁の良さは、具材を多く入れることでタンパク質や食物繊維を手軽にとれますし、不足しがちな野菜は火を通すことでかさが減り食べやすくなります。具だくさんみそ汁にすると旨味が出るので、少ない塩分でもおいしく食べられ減塩にもつながります。どなたでも手軽に作れるので、冷蔵庫に余った食材を活用でき、食品ロスの削減にも役立ちます。また松本市ではみそ作り体験も行われていて、地元食材への理解を深め、地産地消や郷土食を伝えることにもつながっています」

 

晴の輔 なるほど。以前この番組で「世界的な問題『食品ロス』に取り組む!長野県松本市が募集しているレシピグランプリ、その中身とは?」として取り上げさせていただいたことがあります。冷蔵庫の余り物はみそ汁に使えますからね。

下條「私は、とてもオーソドックスですが“豚汁”が好きです。色々入れられますし、それこそ具だくさんみそ汁そのものです」

晴の輔 そうですね!

 

【どっちだ!?晴の輔】

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。

晴の輔さんが、今日飲むみそ汁に入れたい具は・・・

・大根をみそ汁に入れたい

それとも

・あさりをみそ汁に入れたい

 

どっちだ!?晴の輔

 

おーン、具は大根かあさりか…なんか豆腐を入れたいけどね!え~具でしょ?…んん~じゃあ、決めました!

 

「大根でもなく、あさりでもなく、魚の鯛を入れたい」

 

今日は「長野県松本市で募集中のみそ汁コンテストに迫る!」というトピックスでお届けしました。コンテストは地元の信州みそを使った具だくさんのみそ汁コンテストでしたね。「給食に出たらいいな部門」と「ホッとしあわせ わが家の味部門」野菜たっぷりの、具だくさんにすれば栄養もたっぷり摂れて体も温まります。みそ汁ってやっぱりいいですね。どんなレシピが選ばれるのか楽しみです。レシピ募集の締め切りは12月25日木曜日必着、詳しくはコチラの松本市ホームページをご覧ください。

そんな「具だくさんみそ汁コンテスト」に

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

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    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。