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2025.09.15

#389 「世界初!静岡県浜松市に食べられる楽器が誕生!」

あなたは「食べられる楽器がある」と聞いたら、信じますか?

グリム童話の1つ「ヘンゼルとグレーテル」。小さい頃、絵本などで一度は読んだことがあると思います。この物語のワンシーンに『大きな森の奥で、お腹を空かせた兄妹のヘンゼルとグレーテルがお菓子の家に見つける』、こんなシーンがありますよね。パンやケーキ、チョコレートなどいろんな種類のお菓子で出来た「お菓子の家」。幼心に「こんな家があったらいいな~」と憧れた方も多いのではないでしょうか?

僕もね、小さい頃「自分の家がお菓子で出来ていたら、近所の駄菓子屋にわざわざ行かなくても済むのにな~」なんて思ったことありましたよ。

今回は、そんな「お菓子の家」ではないのですが、大人も子供もワクワクするような夢のある話題!舞台は、静岡県浜松市

浜松市(はままつし)は、静岡県西部の遠州地方にあり、県内で最多の人口を有する都市。
県庁所在地である静岡市を上回る人口を抱え、人口は中部地方・東海地方で愛知県名古屋市に次ぐ。川崎市(神奈川県)、北九州市(福岡県)、堺市(大阪府)に次ぐ県庁所在地以外の市で4番目の人口を有し、政令指定都市の中でその県の県庁所在地の人口を上回るのは浜松市のみである。面積は静岡県および政令指定都市で最大であり、全国でも岐阜県高山市に次ぐ2位である。wikiより引用

静岡土産の定番の1つに「うなぎパイ」がありますよね?その「うなぎパイ」を製造しているのが春華堂という会社なのですが、そこが楽器メーカーのヤマハと共同 で「食べられる楽器」を開発して、話題になっているのです。「食べられる楽器」?どんな楽器なのか興味津々です!「有限会社 春華堂」の半谷奈菜さんにお話しを伺います。

 

晴の輔 単刀直入に伺いますが、ずばり「食べられる楽器」とはどんなものなのですか?

 

半谷「その名も『オカリナモナカ』です。作って、吹けて、食べられる、モナカでできたオカリナです。」

晴の輔 オカリナですか!!何となくイメージできました。食べられる楽器なのですね。これは世界で初めてなのでは?

 

半谷「食べられるお菓子の楽器としては世界初です。フエラムネのようなものはありますが、本格的に演奏できて、食べられるのはこのオカリナモナカだけです」

 

晴の輔 なるほど!フエラムネは一種類の音だけですよね?

半谷「はい、ドからラの音まで実際に出すことができます。ワークショップでは『かえるの歌』や、春華堂ならではのうなぎパイのテーマソング『うなぎの呪文』の運指表もお配りしているので、すぐに吹けるのです」

 

晴の輔 なるほど!ワークショップで吹けたり食べられたりする!

半谷「そうなんです。cacao lab.というワークショップでは、オカリナの形をしたモナカを特注の焼き型で作り、カカオ豆から手作りしたビーントゥバーチョコレートを中に流し込んでいます。サイズもお子様が持ちやすい少し小さめにしています。チョコレートもカカオ豆から作れるところがポイントです。」

晴の輔 オカリナは中が空洞だから音が出るイメージなのですけど、チョコレートを入れても音が鳴るのですか?

 

半谷「チョコレートを入れる量によって音の出方が変わるので、1g単位で調整して音が鳴るように設計しています」

晴の輔 お菓子作りと楽器作りの両方!

半谷「そうなのです」

半谷「初めて見た方は『本物の楽器みたい』と驚いてくださいますね」

 

晴の輔 それは一番の誉め言葉です。そもそもオカリナモナカを作るきっかけは何だったんですか?

 

半谷「食べられるお菓子の楽器を作りたいと考えていたヤマハさんから春華堂に声をかけていただき、共同開発が始まりました」

 

晴の輔 なるほど!

 

半谷「浜松といえば『ものづくりのまち』ですけど、その『静岡・浜松のものづくり』の技術を活かして音楽に触れる機会を作り出すことと、音楽やお菓子作りの美味しさを同時に楽しんでいただきたいという想いで、オカリナモナカを作りました」

晴の輔 浜松はものづくりのイメージです。新幹線の駅にもピアノがありますし、静岡県全体で見るとお菓子からプラモデルまでいろんなものを作っています。そんな中で食べられる楽器を開発するのは大きなチャレンジだったと思います。

 

半谷「そうですね。音が鳴ることはもちろん、お菓子として美味しいこと、ワークショップの中で、お子様でも作れるようにすることまで考えて、何度も試行錯誤を重ねました」

半谷「そうなのです」

 

晴の輔 実現するまで時間はかかりましたか?

半谷「2015年8月にスタートしまして、10年ほどかけて完成させました」

半谷「はい(笑)」

晴の輔 世界初の食べられる楽器「オカリモナカ」を通じて、どんなことを発信していきたいですか?

 

半谷「楽器を吹く楽しさ、美味しいお菓子をつくる体験、そして食育につながる『作る楽しさ』です。子どもから大人まで笑顔になれる体験を広げていきたいです。」

 

【どっちだ!?晴の輔】

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。

晴の輔さんが、ワークショップに参加してオカリナモナカを作ったら・・・

・かえるの歌を吹いてから美味しく食べる。

それとも

・チューリップを吹いてから美味しく食べる。

どっちだ!?晴の輔

 

あーン、チューリップなら簡単に拭けそうだけど、オカリナのモナカだからね…モナカで…あ、決めました!

 

「すいません、まだどっちにするか迷っています」

 

今日は「世界初!静岡県浜松市に食べられる楽器が誕生!」というトピックスでお届けしました。食べられる楽器はオカリナのモナカでしたね。チョコレートを流し込む量によって音が変わってくる、これは完全に楽器作りですよ。そして美味しく食べられる。面白いですね、楽器メーカーのヤマハさんとお菓子メーカーの春華堂さんのチャレンジに大拍手です!ワークショップに参加したい!

そんな「食べられる楽器 オカリナモナカ」に

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

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    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。