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2019.12.30

#91 静岡県 「静岡市 ホテイの『やきとり缶詰』あのお馴染みの味は宇宙レベルだった?」の巻

あなたは「ホテイ」と聞いて何を思い浮かべますか?

「ホテイ」と聞いて思い浮かべるのは、僕はBOØWYファンですから「布袋寅泰」さんかな。8月にライブに行ったのですが12月は行けなかった…

「ほてい」つながりで、勝手に親近感を抱いているのが、ホテイの「やきとり缶詰」!

静岡市清水区に本社がある「株式会社ホテイフーズコーポレーション」の看板商品ですよ!あの缶に描かれた昭和を感じるイラストが有名ですよね。1970年に発売された「やきとり缶詰」は、累計販売数、何と! 9億缶に達するそうです。きっと、お酒のお供、ご飯のおかずでお世話になっている方も多いと思います。

そんな「やきとり缶詰」が、先日、宇宙航空研究開発機構・JAXA宇宙日本食」の認証を正式に取得したのです!つまり、「やきとり缶詰」が「日本の食卓」から「宇宙」へ!!果たして、どんな試行錯誤の末、宇宙用に改良がされたのか?

 

株式会社ホテイフーズコーポレーション 商品企画課の水野拓真さんにお話しを伺います。

 

晴の輔 ホテイの「やきとり缶詰」はずっと変わらないですよね。

 

水野「おかげさまで半世紀を迎えます。国産鶏肉を使って炭火焼というコンセプトは発売から変わらないですし、おなじみのキャラクターを使ったデザインも基本的には変わっておりません。」

 

晴の輔 宇宙に旅立つとか。

 

水野「今回『やきとり缶詰』が宇宙食になるということで、JAXAが認証する『宇宙日本食』という規格があるのですけど、そこで認証を取ることが出来ました。」

 

晴の輔 認証されたのは何味なのでしょう?

 

水野「味の点では紆余曲折ありまして、メインの『たれ味』はすんなりと決まったのですが、二つ目をどうするか?宇宙では味覚が鈍感になるらしく刺激的な味が好まれるということで、JAXAの方にいろいろと食べていただいた結果『柚子こしょう味』が選ばれました。」

でも認められるまでにかなり色々あったのでは。細かく改良したりとか。

 

水野「申請から認証まで2年7ヶ月かかっています。でも改良とか新しく開発とかはしていないのです。」

 

晴の輔 スーパーで売っているものを、そのまま出したのですか?

 

水野「売っているものはデザインがされていますけど、宇宙に飛び出すのは白い無地のもので、中身とか容器は全く一緒です。」

晴の輔 時間はどうしてかかったのでしょう。

 

水野「試験があり、求められる条件は、まず一年半の保存期間なのです。ですからどのメーカーも絶対に最低でも一年半はかかります。その他にも膨大な量の書類審査、凄い高いレベルの衛生管理基準もあります。JAXAの方たちがうちの工場に立ち入り検査も行うので、その準備も大変でした。工場の者たちも『こんなに厳しい検査は初めてだ』と言っておりました。」

水野「言い換えるとそういうことになります。」

 

晴の輔 缶に何かロゴが入ったりするのですか?

 

水野「『宇宙日本食』という赤いロゴマークが付いたものを、2020年1月頃から店頭販売、期間限定で発売する予定です。」

晴の輔 それ絶対に欲しいです。自分たちの商品が宇宙に行くのを想像すると、社員の方たちは嬉しいでしょうね。

 

水野「ロマンがあります。『やきとり缶詰』というと我々『おじさん世代』がビールのおつまみに、といったイメージがあります。でも子どもたちが宇宙飛行士と同じものを食べられる!と憧れの目で見てもらいたいです。凄く嬉しいなあと思います。」

 

晴の輔 同じものを食べているんだ!と子どもたちの夢もふくらみます。宇宙飛行士の方にどのような気持ちで食べてもらいたいですか。

 

水野「やはり地上にいる時と同じ気分を味わってもらいたいです。半年間ぐらいの長期滞在に持っていくとのことです。食事はストレス解消の一つになるらしいので、『やきとり缶詰』食べながら地上を思い出していただけたら嬉しいです。」

 

晴の輔 地球を思い出してほしい。

 

水野「地球を、そして日本を思い出してほしいです。」

 

 

 

 

「どっちだ!?晴の輔」

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。

「晴の輔さんが、今欲しいモノは?・・・

『ホテイのやきとり缶詰』 それとも 『布袋のライヴチケット』 どっちだ!?晴の輔」

 

んふふっふふっ、ライブチケット…。宇宙日本食のロゴ入りは期間限定でしょ?欲しいよ!

 

 

決めました!

 

 

 

ホテイのやきとり缶詰

 

 

缶詰のやきとりを食べて、宇宙に思いを馳せる!というかこの間の布袋寅泰の渋谷ライブチケット取れなかった…!!あ、

とりにく。

 

 

 

 

 

今日は、「静岡市 ホテイの『やきとり缶詰』あのお馴染みの味は宇宙レベルだった?」というトピックスでお届けしました。JAXAも認めた「やきとり缶詰」!宇宙で食べれば地球を思い出し、地球で食べれば宇宙を感じる!実はホテイフーズさんからプレゼントをいただきました!ありがとうございます。

「宇宙日本食」のロゴ入り「やきとり缶詰」、「たれ味」と「柚子こしょう味」をセットで5名様にプレゼント

ご希望の方は、是非ご応募ください。番組の感想などもお書きくださると嬉しいな。番組メールアドレス hare@1242.com までお願いします。

※締め切りは1月10日(金)まで

※当選者の発表は商品の発送をもってかえさせていただきます。

 

それでは皆さん、よいお年を!立川晴の輔でした。

 

-WEB版こぼれ話し1-

晴の輔 宇宙に持って行ったら「こうなっちゃいけない」とかの審査はあるのですか?

水野「宇宙ならではの特別の検査があり条件として、『宇宙空間で飛び散らない』。タレがある程度粘り気がないとダメなのです。これは市販品のそのままのクオリティでクリアできました。その他にはロケットで飛び立つときにものすごい圧力がかかりので『耐圧検査』、温度変化の激しい宇宙空間で耐えられるか、マイナス50℃からプラス50℃までの『耐寒、耐熱検査』などです。これも問題なくクリアできました。」

晴の輔 宇宙用に容器を開発したのかなと思いました。

水野「缶詰という食品自体が向いていたのでしょうね。」

晴の輔 宇宙に向いていることを、今まで気が付かなかった。

水野「自分たちの商品が宇宙に行くなんて発想がありませんでした。」

 

-WEB版こぼれ話し2-

晴の輔 やきとり缶詰の絵は、はっきりと思い浮かびます。やきとりおじさん。

水野「メインキャラクターのやきとり屋の店主は『ヤキヤキ親父』と名前がついています。

晴の輔 初めて知りました!「ヤキヤキ親父」!

水野「公式HPでキャラクターの紹介をしています。是非ご覧になってみてください。実はキャラクターの悩みもありまして、もう50年も前の作品ですので、描いてくれた作者の方も既におらず、新しい味はどんどん増やせるのに、絵のバリエーションを増やせないのが悩みの種です。」

晴の輔 僕がホテイさんの「やきとり缶詰」を初めて食べたのは、

水野「ありがとうございます。子ども時代に『お父さんがつまみ』としていたのを食べた、という方が結構いらっしゃいます。」

晴の輔 大人になったら、あれを食べられるのだ!というイメージでしたね。

水野「お父さんが食べていると、大人の食べ物として憧れを持ったりします。」

晴の輔 それが宇宙の食べ物になって、憧れの幅も広がりました。

水野「宇宙飛行士の方が、地上と連絡を取り合う企画があります。その時に『やきとり缶詰』食べていただけると凄く嬉しいなと夢を見ております。」

晴の輔 後ろの壁に「やきとり缶詰」があるのが、チラッとでも映るといいですね。

水野「実は宇宙空間では無重力なので、棚に物を置いていたりとかはしないそうです。今回の『やきとり缶詰』にはマジックテープ状のものが付けてあります。宇宙船には受け側のものが壁に取り付けられていて、食品に限らず、物には全てマジックテープ状のものがあり、壁に付けているようです。」

晴の輔 「やきとり缶詰」も壁にペタペタと取り付けられている?

水野「宇宙空間で飛んでいかないように、マジックテープでくっ付けておくのがルールとのことです。」

晴の輔 この先、宇宙旅行も一般的にいつかはなります。あの方が宇宙に行く前に、大量に買ったりするのでは?(笑)

水野「(笑)そうだと嬉しいです。」

晴の輔 僕はBOØWYファンでギタリストの布袋さん大好きなのですけど、布袋さんとホテイフーズさんのコラボはないのですか?

水野「こちらとしてはやりたいのですが、先立つものがかかりそうな気がするので…なかなか難しいかなと…」

水野「ええ存じ上げています。」

晴の輔 あの柄の「やきとり缶詰」を食べたいなあと思っております。

水野「すごくいいアイディアですよね。(笑)」

晴の輔 「GUITARHYTHM」(ギタリズム)というアルバムを出されているのですけど、「YAKITORHYTHM」(ヤキトリズム)という商品名でいかがでしょう?(笑)

水野 それ、やれたら最高ですね!(笑)

 

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    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
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      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。