週刊なるほど!ニッポン

  • TOP
  • ブログ一覧
  • #181「ありそうでなかったヒット商品!静岡県浜松市の老舗ソース...
2021.09.20

#181「ありそうでなかったヒット商品!静岡県浜松市の老舗ソースメーカーが発売した『ソース味付けうずらたまご』に迫る!」

あなたは、「ソースと相性のいい食べ物」と聞いて、何を思い浮かべますか?

どのご家庭にも必ず置いてある「ソース」。「ソース」と言われてパッとイメージするのは、おそらく色が限りなく黒に近い茶色の、ウスターソースか中濃ソースではないでしょうか。ハンバーグや揚げ物、お好み焼きなどに相性が良くてね、なかでもカレーとの相性が抜群です。「隠し味」に、ちょろっと垂らすとコクが出ます。地域によっては、カレーのルーに直接ソースをかけて食べる人います。僕の友達にもいました。ソースと言っても「トマトソース」や「ホワイトソース」「タルタルソース」に「デミグラスソース」。様々なソースがあるのに日本人はまず「ウスターソース」「中濃ソース」を思い浮かべるのはなぜか?一般社団法人日本ソース工業会ホームページによると、明治頃からの日本での洋食普及と、ソースの国産化努力。これが「ソースといえばウスターソース」という認識が広がったのではないかとのことです。今回はそんなソースにまつわる話題。静岡県浜松市にある老舗のソースメーカー「鳥居食品」と、同じく県内にある国産うずらにこだわる「カネセイ食品」が一緒になって「ソース味付けうずらたまご」を開発。これが今ヒットしているのですって!今までありそうでなかった「ソース味のうずらのたまご」気になりますよ。

この商品を販売している「鳥居食品株式会社」の代表、鳥居大資さんにお話し伺います。

 

晴の輔 ヒット商品の「ソース味付けうずらたまご」具体的にどのようなものでしょうか?

鳥居「国産のうずらの卵を茹で、私どものトリイソースで煮込んだ『ソース味のうずらの煮卵』になります。」

 

晴の輔 名前通りですね。分かりやすいです。食べられた方の反響は?

 

鳥居「最初は物珍しさなのですが、食べてみたら『普通に美味しい』と言ってくださっています。」

 

晴の輔 なるほど!こだわりのポイントは?

 

鳥居「あまり『ソースソース』したくないので、出汁をしっかり効かせることで『出汁感』を大切にしました。」

 

晴の輔 単にソースに漬けているだけではないのですね。

 

鳥居「出汁を効かせたソースにして、卵の味付けをしました。」

鳥居「そうですね、そこがポイントですね。

 

晴の輔 もちろん使われているソースは「トリイソース」!

鳥居「はい、木桶で熟成したウスターソースを使っています。よく味噌とか醤油で使われているのですが、ソースも木桶でまろやかな味となります。」

晴の輔 木桶!ウスターソース蔵のようです。うずらの玉子とウスターソースの相性はどうですか?

 

鳥居「ソースといいますと一般的には粉もの料理が多いです。お好み焼きや焼きそばにも卵が付くと美味しくなるように、玉子とソースの相性の良さは鉄板ですね。」

 

晴の輔 鳥居食品株式会社のお名前は、鳥に、居酒屋の居で「鳥居」です。

鳥居「(笑)言われてみたらそうですね。自分の名前がそうでした。」

 

晴の輔 この商品を作るきっかけは何ですか?

 

鳥居「ソースを調味料としてだけではなく、もっと多くの料理に使いたいと思っておりました。『作り置きレシピ』で醤油味の煮卵があったので、それを『ソース味』にしようという流れで、うすらの玉子にたどり着きました。」

ですから今までなかったのが不思議です。

 

鳥居「言われてみればそうだなという感じなのです。」

 

晴の輔 完成するまでどれくらいの時間がかかりました?

鳥居「半年ぐらいかかりました。」

 

晴の輔 あらゆる試行錯誤をされたのでしょうか。

 

鳥居「お酒のつまみに合わせようとすると、濃い味がよくて、お子さんのおやつとして考えると薄い味がいい。どういう人に向けての味にするか?味のバランス、出汁感とソースのどちらの方をより出すのか?というせめぎ合いもあり結構キャッチボールを繰り返しました。」

 

晴の輔 つまみと、お弁当箱に入っている場合とでは味の狙いが違います。完全に生まれるまでには相当時間かかったってことですね。

 

鳥居「(笑)そうですね。」

 

 

 

 

「どっちだ!?晴の輔」。

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。

 

「晴の輔さんが、今食べたいのは・・・

『ソース味付けうずらたまご』

それとも

『トリイソースで作った焼きそば』 どっちだ!?晴の輔」

 

いやあ~僕は焼きそばが大好物だからね。だったら「ソース味付けうずらたまご」入りの焼きそばを食べさせてよ。これはね…じゃあ…

 

決めました!

 

 

 

『…と言いながら、まだ迷っています』

 

迷う!どっちも食べたい!どっちも!トリイソースは木の桶で熟成させているのでしょ?

 

 

今日は「ありそうでなかったヒット商品!静岡県浜松市の老舗ソースメーカーが発売した『ソース味付けうずらたまご』に迫る!」というトピックスでお届けしました。失礼ながら、うずらのたまごをソースに漬け込んで、寝かせれば出来上がるようなイメージをしていたのですが、とんでもないですね。ソースと出汁の微妙なバランスにこだわり抜いて完成させた商品でしたよ、食べてみたい!

そんな「ソース味付けうずらたまご」に

それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。

 

 

-WEB版こぼれ話し1-

晴の輔 鳥居さんが思う「ソースの美味しさの秘密」とは?

鳥居「酸味が重要だと思います。揚げ物にソースとはよくあるパターンですが、ソースの酸味が、揚げ物の脂っこさをやわらげてさっぱりさせ、料理の味にメリハリをつけてくれます。」

晴の輔 ソースをかけるとコクが出るイメージがありました。

鳥居「次は香辛料のスパイス感だと思います。玉子だけでなく、野菜やお肉やお魚の、わずかな『えぐみ』『少し嫌な雑味』をソースに入っているスパイスがマスキングします。」

 

-WEB版こぼれ話し2-

晴の輔 僕は「目玉焼き」にはウスターソースをかけます。

鳥居「嬉しいですね。世の中の10%ぐらいしかいないのです。ソースをかける方は。」

晴の輔 それに驚きです。醤油派、ウスターソース派、塩コショウ派とある中で、半分ぐらいはいると思っていました。

鳥居「そうなのです。世の中は醤油派が圧倒的に多いのです。」

晴の輔 鳥居さんは?

鳥居「ウスターソースです。全く違和感なかったのですけど、世の中は違いました。」

最新番組ブログ
    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。