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2020.04.13

#106 静岡県 「高校生と共同開発!浜松市・水窪町の伝統の『じゃがいも』が焼酎に?」の巻

あなたは「焼酎」と聞いて、何味の焼酎を思い浮かべますか?

焼酎の原料といえば、芋麦米あたりですかね。僕がよく飲むのは芋焼酎。さつまいもの、ほんのり甘い香りが好きなのです。さて芋は芋でも、「じゃがいも焼酎」があることをご存知ですか?「じゃがいも焼酎」が誕生したのは1975年、場所は北海道の清里町。ちなみに、じゃがいもが日本に入ってきたのは江戸時代。オランダ人がインドネシアのジャカルタ、「ジャガトラ港」から長崎へ持ち込んだのが始まりです。「ジャガトラの芋」で「じゃがいも」になったとの、一つの説なのですけどね。じゃがいもの生産量日本一は北海道。第2位はどこだと思います?その長崎なのです!そんな北海道と長崎のほぼ真ん中あたり、静岡県の浜松市天竜区水窪町に昔から栽培されている「水窪(みさくぼ)じゃがた」という「じゃがいも」がありまして、その「水窪じゃがた」を使って焼酎を作ったのだとか。しかもこれが高校生と共同開発したらしいのです。お酒の飲めない高校生と共同開発!?どんなお酒なのか?

 

天竜区観光協会水窪支部事務局の井上康徳さんに、お話を伺います。

 

 

晴の輔 「水窪じゃがた」とはどのような、じゃがいもなのですか?

 

井上「水窪の在来種で、玉子ぐらいの大きさです。」

晴の輔 ちょっと小ぶり。

 

井上「意外と硬くて、普通に『肉じゃが』と『カレー』に入れたりしても煮崩れしないのが特徴です。」

晴の輔 昔から水窪で栽培されているじゃがいも。その「水窪じゃがた」で作った焼酎。名前は何ですか?

 

井上「みさくぼの恵

晴の輔 「水窪めぐみ」という女優さんがいそうですね。(笑) 響きが綺麗な感じです。その「みさくぼの恵」はどのような味がするのでしょう?

 

井上「『じゃがいも』は、『さつまいも』に比べると味が淡白なので、飲んだ時もちょっと控えめな感じですが、口に含んでみると、遠くで『なんとなくじゃがいも』を感じる焼酎です。」

 

晴の輔 控えめで飲みやすい。一番美味しい飲み方は?

 

井上「『ロックがいいよ』という方いらっしゃいますね、私は『お湯割り』ですが美味しいですよ。」

 

 

晴の輔 井上さんかなりお好きな方なのですか?

 

井上「ほとんど毎晩(笑)」

 

晴の輔 「じゃがいも」は焼酎の原料になるのですね。

 

井上「『造り酒屋』さんに『じゃがいもで焼酎を作りたい』と相談したところ『でんぷん質のものは、何でも焼酎になるから大丈夫。』と言われて作ることになりました。

 

晴の輔 一緒に開発したのが高校生。きっかけは?

 

井上「『藤枝北高校・食品サイエンス部』の顧問の先生が、偶然に水窪と昔から縁のある方でした。同部が天然麹菌を偶然採取できて、『お酒とかに使えるよ』との話になり、開発・製造しました。ラベルとかタグなどのデザインを高校生にやってもらっています。」

井上「全くの偶然に採取できたのです。」

 

晴の輔 まさに天然の恵み!その高校生たちは二十歳になって初めて飲める。

 

井上「高校生には申し訳ないと思っています。でも『美味しいよ、悪いな飲めなくて』(笑)」

 

晴の輔 発見してもらって、楽しんでいるのは大人たち(笑)。「水窪じゃがた」を美味しく食べられる料理はありますか?

 

井上「じゃがいもを竹串に差して、味噌を付けて炭火で焼いた『串芋』。味噌田楽みたいな感じですけど」

 

 

晴の輔 想像するだけで、香ばしい香りがしてまいります。

 

井上「それが一番美味しいのでは。」

 

晴の輔 天竜区だと浜松市ですよね、浜松市で「じゃがいも」ってイメージはあまりなかったのですけど、浜松市の「地域遺産」に認定されました。

 

井上「今年認定されました。」

 

晴の輔 おめでとうございます。その勢いで世界遺産狙えるのでは?

 

井上「JAPANブランドということで。頑張りたいと思います。(笑)」

 

 

 

 

 

 

「どっちだ!?晴の輔」

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。

 

「晴の輔さんが、『みさくぼの恵』のおつまみで食べたいのは・・・

『水窪じゃがたの串芋』 それとも 『男爵芋のコロッケ』 どっちだ!?晴の輔」

 

僕の口はね、今もう「味噌だれ」だからね…

 

 

決めました!

 

 

 

つまみで食べたいのは「水窪じゃがたの串芋」

 

 

だけどさあ、焼酎を共同開発したのが高校生でしょ?

 

 

 

 

 

今日は、「高校生と共同開発!浜松市・水窪町の伝統の『じゃがいも』が焼酎に?」というトピックスでお届けしました。高校生が、偶然発見した地元の天然麹菌と、地元で昔から栽培していた伝統のじゃがいもで出来たお酒。まさに地元の恵みですよね。

 

そんな「みさくぼの恵」に

詳しいことは、コチラの水窪観光協会ホームページをご覧ください

 

それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。

 

-WEB版こぼれ話し-

井上 「イベントの時など、じゃがいもの『串芋』を売ることがあります。『NPO法人こいね水窪』が今年で6年目になりますが、7月の第2日曜日に『こいね水窪 じゃがた祭り』というじゃがいもをメインにしたイベントをやります。」

晴の輔 じゃがいものお祭り!どのようなものなのですか?

井上「じゃがいもの展示即売、『水窪じゃがた』を使用した『コロッケ』、串に差して味噌をつけた『串芋』などの販売をいたします。」

晴の輔 「水窪じゃがたのコロッケ」!

井上「旨いのですよ。」

晴の輔 そうでしょうね。「みさくぼの恵」を飲みながらつまみにするなら、「水窪じゃがた」を使った料理は何が一番合います?

井上「コロッケかじりながら『みさくぼの恵』飲んで歩くのはいい…かな。(笑)」

晴の輔 (笑)

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    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。