あなたがこの時季、楽しみにしている事はありますか?

12月に入るとクリスマスのイルミネーションで街が色づきますよね~。僕がイルミネーションでパッと思い浮かべるのは、東京・表参道のイルミネーション。今からもう30年前くらい初めて見た時はあまりのきれいさに感動しました。

そんなイルミネーションにも起源がありまして。諸説あるのですが、一般的に伝えられているのは16世紀、宗教改革で知られるドイツのマルティン・ルターが最初とされているそうです。なんでも、森の中で煌めく星を見て感動したルターさんは、木の枝に多くのロウソクを飾ることでその景色を再現しようとしたのです。電球のイルミネーションを最初にやったのは、発明王と呼ばれたトーマス・アルバ・エジソン。エジソンは、自分の研究所の周りに白熱電球で飾り付けをしたそうです。これが世界初の電球でのイルミネーションとされています。今回はそんな「イルミネーション」にまつわる話題!舞台は、長野県佐久市。

佐久市(さくし)は、長野県東信地方、群馬県との県境に位置する市。
佐久市中心部は佐久盆地に位置しており、標高は700m程度となっている。また、市東部の佐久高原は妙義荒船佐久高原国定公園に指定されている。wikiより引用
「樫山工業」という会社が、毎年この時期に「樫山イルミネーション」と題したイルミネーションを手掛けていて、それが地元の冬の風物詩になっているのだそうです。一体、どんなイルミネーションなのでしょうか?
「樫山工業 株式会社」の総務部、齊藤和生さんにお話しを伺います。

樫山工業 本社工場
晴の輔 地元の冬の風物詩にもなっている「樫山イルミネーション」とは、どんなイルミネーションなのでしょうか?

齊藤「今年のテーマは『不思議の国のアリス』です。現実の森と不思議の国の森を表現した大きな背景イルミネーションの前で、主人公のアリスや時計を持ったウサギなどのキャラクターが駆け回る内容となっています。これらのキャラクターは社内で従業員が制作しており、イルミネーションで光ります」
晴の輔 イルミネーションの規模ってどれくらいなのですか
齊藤「交差点近くに大きな背景イルミネーションがありまして、この背景イルミネーションは幅が約13m、高さが約8mとなっています」

晴の輔 結構な高さですね。
齊藤「上に登って下を見たことがあるのですが、高いですね」

齊藤「そうですね。国道沿いには200mに渡って、高さ6mのツリーが規則正しく並びます。電球の数で言うと約25万球の規模です」
晴の輔 大規模なイルミネーションです!何時頃からやられているのですか?
齊藤「敷地内でイルミネーションを始めたのは2005年からです。今回のイルミネーションでちょうど20回目になります」

齊藤「いえ、弊社は『ドライ真空ポンプ』を開発・製造・販売している会社です」

樫山工業のドライ真空ポンプ

晴の輔 真空ポンプ!それはどのようなものに使う機械なのでしょう?
齊藤「半導体を製造する上で欠かせない、真空空間を作り出すための機械です」


晴の輔 なるほど!その真空ポンプを作られている会社が、どうしてイルミネーションをやっているのでしょう?何かきっかけがあったのですか?
齊藤「きっかけは今から25年ほど前、現在の会長である樫山宏が九州のホテルを訪れたときのことです。そのホテルの前庭で見たイルミネーションの美しさに感銘を受け、弊社の関連施設のスキー場でイルミネーションを始めたのがきっかけです。とても好評で、弊社の敷地内でもイルミネーションを始めることにしました。これが2005年のことです。多くの方に観ていただくために、電柱を撤去することもしております」
晴の輔 ええっ!イルミネーションのために市と協力して電柱を無くして、よりきれいに見えるようにした!地元の冬の風物詩になっているのですね。

齊藤「そうですね」

齊藤「観に来てくださる皆さんの期待が大きな理由ですね。入場無料なので来場者数は分からないのですけど最近ではSNSの反応が私たちの励みでして、一つの地域貢献だと思っております」
晴の輔 齊藤さん自身もイルミネーションにどっぷり?

齊藤「業務で関わるっていうこともあるのですけれども、技術やノウハウを極めてまいりたいと思います」

齊藤「その通りですね」
晴の輔 地元の人たちが喜んでくださっているのは、やっていて楽しいでしょうね!
【どっちだ!?晴の輔】
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。
晴の輔さんが、樫山イルミネーションで見たいのは・・・
・この時期だからクリスマスのサンタクロース・イルミネーションが見たい
それとも
・佐久市出身で漫画原作者・武論尊さんにちなんで「北斗の拳」のイルミネーションが見たい
どっちだ!?晴の輔
北斗の拳か、サンタクロースか?イルミネーションでしょ?えーと、ライト、ネオン……うーん、決めました!
「北斗の拳でなく、サンタクロースでもなく、日本昔ばなしのイルミネーションが見たい!」
選ばなくてすいません。あの日本昔ばなしを子どもたちに伝えたいです。

今日は「長野県佐久市の冬の風物詩!樫山イルミネーションに迫る!」というトピックスでお届けしました。LEDやライトを製造している会社かと思ったら違いましたね。半導体に関する「ドライ真空ポンプ」を作っている会社だったのです。そんな会社がイルミネーションを始めて今年で20回目。20回も続けているのは、地元を始めとした観に来た方々が喜んでくれるからなのでしょうね。期間は来年の3月末まで!
そんな「樫山イルミネーション」に

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

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