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2024.05.20

#320「愛媛県八幡浜市にある『黒い商店街』、その謎に迫る!」の巻

あなたの住んでいる町に商店街はありますか?

商店街と言われると、誰しも思い出の店・思い出のある商店街が浮かぶと思います。僕は大学時代に毎日のように通っていた世田谷の「農大通り商店街」。岡山県津山市の「一番街」も思い出です。

まあ「○○銀座」とか「○○センター街」なんて名前が書いてあるこの大きなアーチ形の看板をくぐると、両側にはたくさんのお店がずぅ~と続いている。ちなみに日本一長い商店街は大阪の「天神橋筋商店街」全長 2.6km 、日本一長いアーケード商店街とも言われています。

大阪・天神橋筋商店街~天神橋3丁目商店街

日本で最も古いアーケードの商店街は、大分県別府市の「竹瓦小路アーケード」で大正10年に完成しました。

竹瓦温泉へ続く竹瓦小路(日本最古の木造アーケード)

ただ、令和の時代になった今、シャッター通りになっている商店街は残念ながら結構あるようです。商店街が盛り上がってくれるとね、その地域も元気になりますからなんとか頑張ってほしいです。

今回はそんな「商店街」にまつわる話題!舞台は、愛媛県八幡浜市

八幡浜市(やわたはまし)は、愛媛県の西端にある佐田岬半島の付け根に位置する市。北に伊予灘、西に宇和海を望み、丘陵地が多く、海はリアス式海岸が続き、温暖で風光明媚なところである。古くは九州や関西地方との海上交易が盛んで「伊予の大阪」と謳われ、現在は年間40万人近くが行き来する西日本有数の八幡浜港を抱え、四国の西の玄関口、西四国の交流・交易活動の拠点として発展してきた。wikiより引用

ここに「新町商店街」というアーケード商店街があるのですが、実はこの商店街「黒い商店街」と呼ばれていて、なんでも「ぶらっくりすと」というリストも存在するのだとか。一体どんな商店街なのでしょうか?

新町商店街

八幡浜新町商店街振興組合の理事長 河野竜宏さんにお話しを伺います。

 

晴の輔 「新町商店街」は「黒い商店街」と呼ばれているそうですが、これはどういう事なのでしょうか?

 

河野「今から9年前に八幡浜に待望の温泉が出まして、その温泉が黒い温泉「モール温泉」ということで、それをきっかけに黒い商店街を始めました」

晴の輔 温泉から来ているのですか!全然イメージできませんでした。それでぶらっくりすとなるものがあるそうなのですけど。これはどういうリストなのでしょう?

 

河野「これはですね、この商店街で各お店が一つずつ黒にちなんだ商品を出しまして、それをリストにしたものを『ぶらっくりすと』として発行しているのです」

河野「(笑)腹黒い感じのものではなくて黒い商品が羅列されているリストになります」

 

晴の輔 かなりユニークなものとかあるのですよね?

 

河野「そうですね、例えば八幡浜はお魚の美味しい町でございますので『黒い握り寿司』」。

河野「やはり温泉饅頭が欲しいということで『黒いおまんじゅう』八幡浜の代表的なB級グルメがちゃんぽんですので『黒いちゃんぽん』」。

紺黒まんじゅう

黒ちゃんぽん

晴の輔 黒いちゃんぽん!?それはどこが黒いのですか?

 

河野「スープが黒いのです。他にもいっぱいありまして、例えば郵便ポストが黒いです」

黒い郵便ポスト

晴の輔 郵便局も参加している!

 

河野「郵便局の方にも協力していただきまして黒い郵便ポスト。アイスクリームが黒い、そして神社が黒い。食べ物だけではなくいろんなものを黒くしています」

 

晴の輔 黒い商店街取り組みはいつ頃からスタートしたのですか?

 

河野「温泉が出た翌年なので7年前ですね」

 

晴の輔 今回で何回目でしょう?

 

河野「『ぶらっくりすと』はですね7年前に第1弾を発行いたしまして、非常にご好評いただきましたので調子に乗って第2弾、第3弾、第4弾とどんどん出しました。ただコロナで一時期ちょっとストップしていました。第7弾のブラックリストも作っている最中にコロナが出ましてから、そのままストップをしていたのですが、4月8日に無事第7弾を発行しました」

河野「そうですね。お越しくださる観光客の方などに楽しんでもらっています」

 

晴の輔 発案は河野さんですか?

 

河野「そうですね『事業委員会』という若手スタッフの仲間たちとで考えました」

新町商店街振興組合事業委員会

晴の輔 なるほど!商店街の変化というか手応えは?

 

河野「実は八幡浜の商店街も非常にシャッターが多く土日が暇となり、猫しか歩いてないような状態だったのですけど、この『黒い商店街』は県外の多くの方々にも注目していただいています。また新しい店舗が増えている状況です」

 

晴の輔 店舗が増えるのは一番嬉しいことじゃないですか!

 

河野「そうです。店舗を増やすことは僕らの『悩みの種』でしたので」

河野「ありがとうございます」

 

晴の輔 今後「黒い商店街」はどのような形に?

 

河野「調子こいていますので(笑)これからも、どんどん多くのものをもっともっと黒くしていきたいですね。今回も地元出身のシンガーソングライター井上昌己さんにテーマ曲を作ってもらったり、地元のYouTuberと『黒い商店街YouTubeチャンネル』を作ったりと、いろんな試みがしているのですが、いろんなものを黒くしていってですね、この『いたずら心』というのを楽しんでもらいたいなと思っています」

晴の輔 今日は色々と本当に「明るい黒いお話」をありがとうございました。

 

河野「(笑)ありがとうございます、よろしくお願いいたします」

 

「どっちだ!?晴の輔」

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。

晴の輔さんが、八幡浜の黒い商店街へ行ったら・・・・

・黒い握りを食べたい

それとも

・黒いちゃんぽんを食べたい

どっちだ!?晴の輔

 

お~、黒い握りか?ちゃんぽんか?コーヒーだったらブラックと言いたいのだけど、えーっと…じゃあ、決めました!

 

 

「黒いちゃんぽんを食べたい」

 

 

黒いちゃんぽんを食べてね、その後、黒い商店街の居酒屋で飲みまくります。

今日は「愛媛県八幡浜市にある『黒い商店街』、その謎に迫る!」というトピックスでお届けしました。黒い商店街は9年前に出た黒い温泉がきっかけだったのですね。黒いまんじゅう、黒い握り。食べ物だけかと思ったら黒いポストに黒い神社まで!もう街が黒で楽しんでいますよ。行ってみたい!

そんな「黒い商店街 こと 新町商店街」に

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

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    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。