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2022.03.14

#206 「海上自衛隊・横須賀基地で、護衛艦「やまぎり」に潜入!日本の海を守る自衛官の素顔とは?

あなたは「自衛官」と聞いて、どんなイメージを持っていますか?

海に囲まれている日本列島。

その海を守ってくれている海上自衛隊の横須賀基地に先日、潜入取材してきました!

横須賀を母港としている護衛艦「やまぎり」の中を、なんと見学させてもらえたのです。船の全長130m、全体がグレーに塗装されていて圧倒的な重厚感。

隊員たちはその船の中で仕事をこなし、生活もするわけです。船内を歩くと、あらゆる事態に備えた装備品が壁にかけられていてその先に生活空間がありましてね、寝室、お風呂、厨房に食堂、全てがコンパクトに納まっているのです。

緊張とリラックスがうまく詰まっている護衛艦「やまぎり」。そんな「やまぎり」の艦長、山内由香子1等海佐にお話しを伺うことができました。

山内由香子1等海佐

晴の輔 「やまぎり」の任務、役割は?

 

山内「本艦は護衛艦でして、海から日本を守るのが役割になります。」

 

晴の輔 海上で生活されているのですよね。

 

山内「出港しますと24時間、200名の隊員と衣食住を共にします。電波も遠くに行くと入りにくくなるので生活面での不便を感じることもあります。」

 

晴の輔 若い隊員は生まれた時から「ネット」「スマホ」がある環境で育っています。教育・指導法も変化していますか?

 

山内「やはり昔は『皆一緒に同じところで教育』していたと思うのですが、現在は『多様性』が重要視されているので、一人一人の特性に合った、より丁寧な教育が求められています。」

 

晴の輔 多様性!「ネットがないと寂しい!」ということも?

 

山内「はい、もちろんそのような声も多いです。自衛隊もWi-Fiの環境を整備しています。一方、ゲーム機の持ち込みも可能ですので『eスポーツ大会』を開催することもあります。」

 

晴の輔 ゲームがあることで、よりコミュニケーションが取りやすくなる。海に出て戻ってきたら「ゲームの腕前が上がっている!」なんてこともあるかもしれません。

 

山内「(笑)」

 

晴の輔 興味がある方へのメッセージをいただけますか?

 

山内「陸上にいると経験できないようなことを体験できますし、船の中で和気あいあいと過ごす瞬間もありますので、そうした『非日常』を体験してみたい方は是非希望していただければと思います。」

キリっとされた山内艦長から「eスポーツ」のお話しが出てくるとは!仕事をきちっとこなすためには、そんな時間も大切なのですね。次に1月から「やまぎり」に配属され幹部として初の仕事に当たる小林那帆3等海尉にもお話しを伺いました。

小林那帆3等海尉

晴の輔 小林さん、お若いですけど幹部という立場になられて、若い隊員が入られてその方々とのコミュニケーション、接し方で気を付けていることあります?

 

小林「若い隊員にとっては私が『一番若い幹部』『一番身近な存在』なのですね。ですから『上司と部下』という関係よりは『同じ世代の仲間』の意識を持ってもらえるように、常々心がけています。」

 

晴の輔 どんな話しをするのですか?

 

小林「最近のドラマですとかアニメだとか、YouTubeで流行っている動画などの話しをします。何か困ったことがあれば相談してもらえるように気を配っています。」

 

晴の輔 日頃のプライベートを含めたコミュニケーションを取ることが重要。業務についても相談しやすくなります。

 

小林「はい、そう考えております。」

 

新幹部の小林さん。「若い隊員が相談しやすい存在になる」という心掛け。頼れる姉さんでした。

最後に、入隊1年目の自衛官、エンジン部分、ガスタービン担当の相原椿さん、レーダーを見る仕事をしている浮塚愛美さんにもお話しを伺いました。

 

晴の輔 相原さんは海の上での生活、お仕事はいかがですか?

相原椿さん

相原「一度出港してしまうと、あまり外に出る機会がないのですが、機械室にこもりっきりで仕事をしていると『船の役に立てているな』と思い、そこにやりがいを感じています。」

 

晴の輔 いいですね。「やりがい」を見つけられたのですね。様々な仕事がある中で浮塚さんは何故、海上自衛隊を選ばれたのですか?

浮塚愛美さん

浮塚「高校生の時に学校に『広報官』の方がいらして仕事内容のお話しをされました。私は自衛隊とは『皆が戦っているイメージ』でした。しかし職種は色々あります。私は運動をやってこなかったのですが『運動が苦手でもできるよ』とアドバイスをいただきやってみようと思いました。運動は『マジに嫌い』だったんです。ホントに嫌いで。」

 

晴の輔 伝わってきます。(笑)

 

浮塚「(笑)でも今は高校生の時よりメッチャ好きになりました。」

 

晴の輔 短期間でかなり成長されました。

 

君塚「しました(笑)。」

 

晴の輔 相原さんは訓練を仲間と一緒に乗り越えられたのですか?

 

相原「そうですね。仲間と協力したから自分も一緒に頑張ろう!と乗り越えられたのだと思います。」

 

晴の輔 その仲間とはどんな話しをされるのでしょう。

 

相原「世代が違ったりもするので、様々な年代の方の『自分の知らないお話し』が聞けて楽しいですね。」

 

晴の輔 自衛官は同級生が一緒に入るものではないですからね。

 

相原「はい。」

 

晴の輔 浮塚さんは?

 

浮塚「プライベートな『恋バナ』とか…」

 

晴の輔 どんな?

 

浮塚「(笑)」

 

晴の輔 休日の過ごし方は?

 

浮塚「最近『ひとりご飯』にはまっています。」

 

晴の輔 それは料理も自分でされる?

 

浮塚「家で料理していますね。」

 

晴の輔 海上自衛隊は元々持っていたイメージと違いますか?

 

浮塚「全然違いますね。」

 

ガスタービン担当で、すでにやりがいを感じている相原さん!そして、運動がマジ嫌いだった浮塚さん!「高校生の時よりもメッチャ運動が好きになりました!」ってね。なんか嬉しそうでした。お二人とも、これから経験を重ねて、ますます成長すると思います。「やまぎり」の皆さん、ありがとうございました!

 

 

今日は「海上自衛隊・横須賀基地で、護衛艦「やまぎり」に潜入!日本の海を守る自衛官の素顔とは?」というトピックスでお届けしました。重要な役割を背負っている海上自衛隊ですが、素顔の部分を覗くと「ドラマや流行っている動画の話し」や「恋バナ」…「海上護衛艦やまぎり」が時には「eスポーツ」の会場になっている!!

そんな「護衛艦やまぎりの皆さん」に

それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。

 

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      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。