あなたは、「熊谷」と聞いて、何を思い浮かべますか?
先日、埼玉県熊谷市にある「航空自衛隊」教育の場である「熊谷基地」に、潜入取材してきました。
広かったです。マイクロバスに乗って、案内していただいたのですが、一見、大学のような雰囲気で、庁舎が何棟もありました。
隊員が住む「隊舎」の部屋も見させていただきました。生活感がありながらも、身の回りの物がきちっと整理されている印象です。そして「大きな体育館かな?」と思ったら補給倉庫。何かあった時に、ここから物資が運ばれるのだなと思いました。そして食堂でカレーをいただきました。その日は「鉄腕ミートボールカレー」。強くなりそうなカレーでしょ?美味しかったです。
そんな航空自衛隊は、今、女性が活躍の場を広げているのです。ということで、航空自衛隊第4術科学校・第1教育部・第2課の教官、久保結美さんにお話しを伺いました。
晴の輔 航空自衛隊熊谷基地とは、どういう場所なのですか?
久保「こちらの基地には『航空自衛官』を育てる教育の舞台が非常に多く、新隊員・過程教育と、一般の人が航空自衛官になるための教育の場です。例えば、職種に特化した、部隊で必要な『専門的な知識』や『技能』を教える部隊が非常に多くあります。」
晴の輔 教育の場なのですね。
久保「教育する事を、非常に力を入れている基地となります。」
久保「はい、かなり増えてきていますね。」
晴の輔 女性でも、パイロットを目指す方もいらっしゃる?
久保「はい、2018年に初めて『戦闘機の女性パイロット』になりました。女性があらゆる分野の『航空自衛隊』で活躍できるのは、肌に感じますね。」
晴の輔 そうなのですか!今後も「トムクルーズ」に憧れという女性も!
久保「(笑)そうですね。どんどん増えて、活躍していくものだと思います。」
晴の輔 久保教官は?
久保「私は職種として『地上無線整備員』でして、どちらかというと『花形』から一歩離れた『航空自衛隊の通信インフラ』を支える、非常に重要なことをやっています。」
久保「なかなか『この職種の重要性』が見えてこないのが大きく『機材単体』だけを見ると、それが『どのような任務に影響しているのか』がイメージし辛いので『それは、こんなに重要なのだよ』ということを教えて行きたいと思います。」
晴の輔 それに気付くと、どんどん自信を持っていくのですね。女性が増えているとのことですが「ママ自衛官」は?
久保「たくさんいらっしゃいます。先輩にも後輩にも『お母さん自衛官』がいて活躍しています。私も入隊した時から『育休に入っている女性自衛官の方』がいて、育休が取りやすい職場なのだなと実感しました。『育休取って、すぐに現場復帰して、定年まで勤め上げる』ことが私の目標になっています。」
晴の輔 子供は飛行機のオモチャで遊ばせる。
久保「(笑)そうですね。」
-「ママ自衛官」も当たり前の時代なのですね。通信インフラを支える久保教官に続きましては、熊谷基地で学んでいる女性隊員の方たちお二人にも、お話を伺いました。
山添「山添桃花と申します。出身は沖縄県。19歳です。」
鈴木「鈴木恭です。出身は島根県。年齢は20歳です。」
晴の輔 自衛官になって、どれくらいになるのですか?
山添「昨年3月に入隊したので、一年にもならないぐらいです。1年前までは高校生でした。」
晴の輔 高校卒業してすぐなのですね。職種はどこですか?
山添「『地上無線整備員』です。先ほどインタビューされた久保教官と同じ職種になります。」
晴の輔 憧れている人は?
山添「久保教官です(笑)」
晴の輔 100点!
晴の輔 鈴木さんは?
鈴木「同じ『地上無線整備員』です。」
晴の輔 無線は、目に見えないものです。学んで驚くことは多いですか?
鈴木「多いですね。最初『地上無線整備員』とは何をするの?という感じだったのですけど、勉強して『こんなにも大事な職種なの!』と驚きました。」
晴の輔 質問なのですけど「体力的に自信がある」人が入隊するのかなと思ってしまいます。
鈴木「大丈夫です。春に一人『先輩自衛官』が班長として付いてくださるのですけど、その班長が『手取り足取り優しく対応』してくださいました。最初の頃『腕立て伏せ』が0回の人もいました。」
晴の輔 0回ですか!
鈴木「『1回もできない』人たちも、たくさんいましたが、教育隊が終わる3ヶ月後には、20回できるようになりました。」
晴の輔 山添さんは、自衛官になって「初めの訓練」はどうでした?
山添「大変なことばかりでした。」
晴の輔 どのように乗り越えたのですか?
山添「所属した『班の同期』と、みんなで励まし合いながら頑張りました。」
晴の輔 仲間の力が大きかった。「普段の楽しみ」は?
鈴木「コロナ禍で全く外出もできないので『ご飯』だけが楽しみですね(笑)。」
晴の輔 一番好きなメニューは何ですか?
鈴木「航空自衛隊名物『空揚げ』です。」
晴の輔 ひょっとして「から揚げ」の「から」の字が「空」と書いてある「空揚げ」ですか?
鈴木「(笑)そうです。」
晴の輔 将来はどのような自衛官になりたいですか?
鈴木「久保教官のような『優しくて頼れる、強い自衛官』になりたいです。
晴の輔 今回のインタビューで「久保教官の教え」がどれだけ浸透しているかというのが一番分かりましたね。「空揚げの味」のように染み渡っていますね。
鈴木・山添「(笑)」
「どっちだ!?晴の輔」。
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。
「晴の輔さんが、熊谷基地に体験入隊をしたら・・・
『自分を信じて乗り越える』
それとも
『仲間と助け合って乗り越える』 どっちだ!?晴の輔」
訓練をどう乗り越えるか?コレは…
決めました!
「仲間と助け合って乗り越える」
同じ釜の飯を食うじゃないけど「仲間に憧れます」。熊谷って日本一暑い街でしょう?
今日は「航空自衛隊熊谷基地に潜入!航空自衛隊員の教育の場で見た、女性自衛官の素顔とは!?」というトピックスでお届けしました。インタビューしてみると、そこはやはり年頃の女性ですよ。でもね、その「可愛らしい笑顔」の奥に「志の強さ」を感じました。
そんな「航空自衛隊の女性自衛官」に
それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。
2024.04.22
#316「愛知県一宮市発祥の幻のスイーツ『ファンシー』が復活する??」の巻
あなたは「ファンシー」という洋菓子、聞いたことがありますか? ケーキの定番と言えば「ショートケーキ」ですかね?スポンジ生地に生クリームとイチゴが乗ったケーキ。これは...
2024.04.15
#315「岐阜県恵那市内の道の駅で新発売のオリジナルパフェがヘルシーと話題に!その秘密に迫る!」の巻
あなたが今食べたいスイーツは何ですか? 食後のデザートって最高ですよね!僕は甘党なので、食事をした後に必ず甘いものは食べます。今ハマっているのは有名なファミリーレス...
2024.04.08
#314「秋田県能代市が実施している健康づくりは普段誰もが利用するあの場所から??」の巻
あなたは、日頃から健康を意識していますか? 年に一度の健康診断、あなたはちゃんと受けていますか?僕は会社勤めではないので、住んでいる自治体から年に一度送られてくる「...
2024.04.04
#313「一日も早い生活再建に向けて!『JA共済』が取り組む能登半島地震における活動を知る」の巻
あなたは『JA共済』が、自然災害の時にどんな取組をしているか…ご存知ですか? 今年の元日に発生した能登半島地震。改めて被災者の皆様にお見舞い申し上げます。あれからお...
2024.03.25
#312「長野県松本市にある老舗の花火会社が、初の花火イベントを企画!そこに込められた想いとは?」の巻
あなたは、印象に残っている花火大会・花火イベントはありますか? 花火はその昔、秋の季語とされていたそうです。というのも江戸時代は、お盆の送り火や秋祭りの奉納として打...