週刊なるほど!ニッポン

  • TOP
  • ブログ一覧
  • #442「会社やお店など、経営者の悩みを一緒に考えてくれる『商工...
2026.09.21

#442「会社やお店など、経営者の悩みを一緒に考えてくれる『商工会』の日常に迫る!」

あなたの町の「商工会」を訪ねたこと、ありますか?

 

「週刊 なるほど!ニッポン」は、毎週、全国の各地域の話題を取り上げてお届けしていますが、そんな地域で頑張っている会社やお店を、さまざまな角度から支援しているのが、あなたの町にある"商工会"です。

 

「会社やお店の経営者さんって、どんな悩みを抱えているの?」

「そもそも商工会って、どんな支援をしてくれるの?」

なんてことを知りたい方、多いと思います!

 

そこで今回は

「実際にありそうな経営のお悩み」を通じて"商工会のお仕事"をご紹介いたします。

 

私、立川晴の輔が、とある地域の洋菓子店の"店主"になって、悩みを打ち明けます。

その相談のお相手は、兵庫県芦屋市商工会で、経営指導員としてご活躍の國竹風音さんです。

國竹さん仕事中    【提供:全国商工会連合会】

國竹 はい。兵庫県芦屋市商工会 経営指導員の國竹です。よろしくお願いいたします。

晴の輔 では早速、こちらの「経営のお悩み」から!

 

 

■第一話「オーブンが壊れそうです!」

晴の輔「 國竹さん、もうダメかもしれません」

 

國竹「どうされましたか?」

 

晴の輔 「実は、ケーキが売れすぎて…オーブンが壊れそうなんです」

 

國竹「良い悩みですね」

 

晴の輔「でも、新しいオーブンが250万円で、それを買ったらお店のお金がなくなります。それを考えていると、夜も眠れません」

 

國竹「それ、商工会案件です!ではまず、資金繰りを確認しましょう。設備を入れた後も返済できるかどうか、一緒に確認してみましょう」

 

晴の輔「そんなところから相談できるんですか?」

 

國竹「もちろんです。融資は借りることが目的ではなく、安心して経営することが目的ですから」

 

晴の輔「なるほど」

 

國竹「計算できました。設備投資をした後も、借入金の返済資金の捻出は可能のようです。商工会の推薦による『マル経融資制度』もご検討いただけますよ」

 

晴の輔「融資?でも、担保とか保証人とか…」

 

國竹「大丈夫です。『マル経』でしたら不要なんです」

晴の輔 ちょっと待ってください。まだ相談を開始してから数分です。オーブンが壊れそうって話から、もう資金繰りの話になるのですか?

 

國竹 はい、設備投資って金額が大きいので、融資の話とセットになるのです。経営では融資そのものより、その後のお金のやりくりのほうが重要になってくるんです。なので、場合によっては資金繰りのシミュレーションも一緒にすることがあります。最近では、人手不足に対応するための支援制度もたくさんあるので、今後、設備投資の相談が増えていくのではないかなと思います。

 

晴の輔 融資相談って、融資してくれるところを紹介してくれるだけだと思っていました。

 

國竹 そういう方も多いかと思います。私の想いとしては、過去に資金繰り表を一緒に確認したときに、思いがけない計上漏れを発見したことがあるんですよ。そういうふうに、日々お仕事で忙しい経営者の方が一人では気づけなかったことを、立ち止まって一緒に整理する。そんなお手伝いができればいいなと思っています。

 

晴の輔 共同経営者みたいですね。もう一つ悩みがありまして。

 

■第二話「栗ケーキが町内でしか売れない…」

晴の輔「新しいオーブンも入れて、人気の栗ケーキもできました。でも、この町の人しか買ってくれないのです」

 

國竹「美味しいケーキなのに、町内でしか売れない悩み。それ、商工会案件です!商品ではなく、売る場所と見せ方の問題かもしれません」

 

晴の輔「売る場所と見せ方?」

 

國竹「ネット販売、商談会、あとは物産展とか、届ける方法はたくさんあると思います。商工会でいろいろとご紹介もできますよ。あとは、商品名も『栗ケーキ』というより、『里山和栗のほどけるモンブラン』に変えてみたりとか、パッケージも検討の余地がありそうですね。ただ、その前に一番気になるのがホームページです」

 

晴の輔「ホームページ?ありますよ、ちゃんと」

 

國竹「いつ作りました?」

 

晴の輔「いつだったかな…うちの子が小学生の頃だったと…」

 

國竹「今はおいくつでしょうか?」

 

晴の輔「大学生です」

 

國竹「結構経っていますね。今、売りの『栗ケーキ』も掲載されていないですね。リニューアルしたほうがいいと思います」

 

晴の輔「でも、ホームページってプロに頼むと結構高いでしょ?」

 

國竹「それも商工会案件です!補助金が活用できるかもしれません。ただ、大事なのは補助金をもらうことではないです。ホームページを活用して、商品・サービスを誰に届けたいのか。計画書を通じて、それを明確にすることが一番大切です」

 

晴の輔「計画書…書類作成、作文が苦手なんですよ」

 

國竹「大丈夫です。晴の輔さんの想いを言葉にするお手伝いをする。それが私たちの商工会の仕事です。一緒に考えていきましょう」

 

晴の輔「なるほど!栗ケーキを町内会から全国に出すメッセージですね」

 

國竹「はい、まずはホームページを平成から令和にしましょう!」

 

晴の輔 ここまでケーキ屋の店主としてやり取りして思うのですけど、商工会ってお金の相談だけじゃないのですね。

國竹 そうなのです。その他の販路開拓の支援としては、私はデリバリーサービスを活用したことがあります。事業者さんの今置かれている状況を丁寧にお伺いして、本当の問題を一緒に整理してまいります。これならできそう!と深く納得していただけるよう対話を大切にしています。

事業者さんへの支援風景  【提供:全国商工会連合会】

事業者さんへの支援風景 【提供:全国商工会連合会】

晴の輔 対話をしながら伴走支援をしてもらっている感覚です。

國竹 そうですね。常に寄り添って、話せる、頼れる商工会でありたいと思います。例えば、普段の何気ないご家族の話から、後継ぎのご相談に発展したりとかもします。小規模事業者の皆さんにとって、経営とは人生そのものですので、事業だけではなく、人生に寄り添った支援を今後もしていきたいと思っています。

芦屋市商工会の職員の皆様(國竹さん「令和7年度経営支援事例発表 兵庫県大会」最優秀賞受賞時)  【提供:全国商工会連合会】

芦屋市商工会のロゴ 【提供:全国商工会連合会】

 

晴の輔 一緒に悩みを考えてもらえるのは嬉しいです。國竹指導員、今日はどうもありがとうございました。

 

國竹 ありがとうございました。

今日は「会社やお店など、経営者の悩みを一緒に考えてくれる『商工会』の日常に迫る!」というトピックスでお届けしました。私が洋菓子店の店主になりきって、國竹指導員に悩みを相談してみました。今、心が少し軽くなっています。やっぱり相談するって大事ですね。

経営者の皆さん、どんな小さな悩みでも、お近くの商工会へ。

そんな「商工会案件」に、なるほどーん!

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

最新番組ブログ
    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。